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相手の機嫌を先回りして考えてしまう

人と話したあと、
「さっきの言い方、大丈夫だったかな」
と、急に気になってしまうことがあります。

相手はいつも通り帰っていったはずなのに、
家に着いてから会話を思い返してしまう。

返事が少し短かったこと。

いつもより表情が硬く見えたこと。

少し間が空いたこと。

そんな小さなことが気になって、
「もしかして、何か気を悪くさせたかな」
と考え始めてしまいます。

もちろん、本当にそうだったかはわかりません。

でも、頭の中では何度も同じ場面が繰り返されて、
気づけば心だけが少し疲れてしまうことがあります。

そんな日が、ぼくにもあります。



相手の気持ちを考えられることは、やさしさでもある

相手の表情や声の調子に気づける人は、
きっと周りをよく見ている人です。

困っている人がいれば声をかけられる。

誰かが少し元気がなさそうなら、
「何かあったのかな」と思える。

そんなふうに、人の気持ちを想像できることは、
決して悪いことではありません。

むしろ、やさしさの一つなのだと思います。

だから、
相手のことを考えてしまう自分を責めなくてもいい。

その気持ちは、
誰かを大切にしたいという思いから生まれていることが多いのです。


考え続けるほど、心は少し疲れてしまう

ただ、そのやさしさが少しだけ行き過ぎると、
相手の気持ちを考える時間よりも、

「自分が悪かったのではないか」
と考える時間のほうが長くなってしまいます。

「あの一言はいらなかったかな。」

「もっと違う言い方があったかな。」

「返信が遅いのは、ぼくのせいかな。」

本当はもう終わった会話なのに、
自分の心の中だけでは終わっていない

それが続くと、
人と過ごすこと自体が少しずつ疲れるものになってしまいます


相手の機嫌には、自分とは関係のない理由もある

ぼくは以前、
相手の表情が少し曇るだけで、
全部自分のせいだと思っていました。

でも、少しずつ気づいたことがあります。

人はそれぞれ、
その日その日の出来事を抱えて
います。

仕事で疲れていたのかもしれない。

寝不足だったのかもしれない。
別のことで悩んでいたのかもしれない。

その理由は、
ぼくには見えないことがほとんどです。

だから、本当の理由がわからないまま、
「きっと自分のせいだ」と決めつけなくてもいい。

そう思える日が少しずつ増えると、
心は前より軽くなりました。


自分にも、少しだけやさしく

 相手を思いやることは、
とても素敵なことです。

でも、
相手にはやさしくできるのに、
自分にはいつも厳しい。

そんな人も少なくありません。

もし今日も、
誰かの機嫌を気にして疲れてしまったなら、
「今日も相手を大切にしようとしていたんだな」
と、自分にも声をかけてあげてください

全部を自分で抱え込まなくても、
人とのつながりはきっと続いていきます


あと回しにしていたのは、自分の心

ぼくは今でも、
相手の機嫌が気になってしまう日があります。

でも最近は、
「本当にそうだったのかな」
と、一度立ち止まって考えるようになりました。

わからないことを、
全部自分のせいにしない


それだけでも、
心は少し静かになります。

相手を思いやる気持ちと同じくらい、
自分の心も大切にできたら。


でも、それは思っているより難しい日もあります。

気づけば今日も、
ぼくは大丈夫。
そんな言葉を、自分に言い聞かせていることがあるからです。



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