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60代のリアル|第2幕、第2話:【真夜中の大パニック】予告したのに準備ゼロ!?冷や汗まみれの第1話舞台裏


「7月18日から、現在進行形の第2幕が始まります。」
以前の投稿でそう高らかに予告しておきながら……まずはみなさんに、最初にお詫びをさせてください。

実は、何も準備ができていませんでした。本当にすみません!

気づけばタイムリミットが目前に迫っており、焦り倒した結果、前日(7月17日)の投稿はAdobe Stockの作品紹介という、非常に短い記事になってしまいました。

「えっ、このタイミングでなぜ作品紹介?」
と不思議に思われた方も多かったのではないでしょうか?

裏側では、私が完全に冷や汗をかきながら、Geminiさんと夜遅くまで格闘していました。

今回は、そんなドタバタに満ちた「第1話」の舞台裏を、少しだけ告白させてください。





◆ 第1章:正解の多さに迷子になった「文章構成」


大慌てでAIを「壁打ち相手」に迎え、第2幕の第1話(総集編)を練り始めたものの、いざキーボードに手を置くとピタッと手が止まってしまいました。

「今回は、どういう構成で書くべきなんだろう?」

これまでは連載だったので、当たり前のように「前回までのあらすじ」を入れてリズムを作っていました。

けれど、今回は全80話を一本に凝縮する大きな総集編です。読者を飽きさせずに一気に読ませるための正解が分かりません。

焦って文章の書き方を調べてみると、
ビジネスシーンで推奨される「PREP法」
エッセイの定番である「起承転結」
さらには読みやすい文章の黄金比と言われる「7章3節」など、
ネットの海にはたくさんの“正解”が溢れていました。

どれも一理あるように思えてしまい、調べれば調べるほど、自分が書きたいはずの言葉が迷子になっていくのです。

型に当てはめようとするたびに、あの激動の日の張り詰めた空気感が、どこか綺麗に丸められていくような違和感がありました。

何度も書いては消し、気づけば夜は更けていくばかり。

結局、最後はテクニックの教科書をすべて閉じ、私の「気持ち」を最優先にして書き上げることにしました。

だからこそ、どの文章法則にも当てはまらない、泥臭い形になったかもしれません。

でも、型を破ったからこそ、あの時の切迫した母娘の体温をそのまま文章に乗せることができたと思っています。

※PREP(プレップ)法とは
結論(Point)
理由(Reason)
具体例(Example)
結論(Point)
の頭文字をとった文章構成の型のことです。

最初に要点を伝え、最後に再び結論で締めるため、ビジネスシーンなどで「説得力があり、短時間で要点が伝わる読みやすい文章」を書くための代表的なテクニックとして使われています。



◆ 第2章:さくらんぼから雨の時計へ「サムネイルの試行錯誤」


迷ったのは文章だけではありません。記事の顔となり、読者の指を止めるための「サムネイル(画像)」選びにも、激しい試行錯誤がありました。

最初は、母との愛おしい思い出の象徴である「さくらんぼ」の画像を作ってみたのです。

手のひらに載った瑞々しく真っ赤なさくらんぼ。それは「3つ食べたい!」とはにかんだ母の笑顔が浮かぶような、完璧な1枚でした。

しかし、じっと見つめているうちに違和感が込み上げてきました。

「待てよ、これだと季節が進んだときにタイムラインで浮いてしまう。何より、この明るさでは『おうちに帰りたい……けれどもう二度と帰れない』という、第2幕全体に流れる残酷なまでの切なさが伝わらない」と、泣く泣くボツにしたのです。


さくらんぼのイラスト


手に持つさくらんぼ

※サムネではボツにしましたが、挿し絵として第1話で使用しました。



次に試したのは、セピア調の「クラシカルな時計」の画像でした。

時間の経過や重厚感は表現できたものの、今度はどこか綺麗にまとまりすぎていて、自分が求めている「崖っぷちの緊張感」には届かない気がしてなりませんでした。


クラシカルな時計


クラシカルな置時計



もっと今、この瞬間に直面しているハラハラするようなドキュメンタリー感がほしい。そうして夜遅く、何度もGeminiさんと粘ってようやく辿り着いたのが、あの「激しい雨に打たれる窓辺と、冷徹にタイムリミットを刻む時計」の1枚でした。

この画像が出現した瞬間、大雨に襲われながら仕事と介護の狭間で擦り切れていたあの日の記憶が、鮮烈によみがえるのを感じたのです。


外は雨、タイムリミットを知らせるかのようなクラシカルな置時計



◆ 第3章:気持ち優先で仕上がった「第2幕の幕開け」


文章の型に捉われず、サムネイルもギリギリまで妥協しなかった結果、どの教科書にも載っていない、けれど私の「リアルな熱量」だけは目一杯詰まった第1話を送り出すことができました。

予定通りに投稿できた裏には、そんな冷や汗もののバタバタ劇と、AIを巻き込んだ真夜中の作戦会議があったのです。

でも、この泥臭い試行錯誤こそが、ここから始まる「現在進行形の第2幕」の本当の姿なのだと思います。

介護も仕事も、いつだってマニュアル通りにはいきません。

正解のない暗闇の中で、その都度、自分の気持ちを羅針盤にして決断していくしかないのです。

だからこそ、この第2話も、テクニックではなく私のありのままの言葉で閉じたいと思います。



🌿次回予告

こうして無事に(?)産声を上げた第2幕。

次回(第3話)は、一歩時計の針を止めて、母があれほどまでに
「おうちに帰りたい」と願ったのはなぜなのか?

――長年寄り添ってきた娘としての「考察」……という名の、私の勝手な妄想(!)を、温かくお届けしたいと思います。


▼ 第3話はこちらです。



▼ 第2幕の最初から読みたい方はこちらからどうぞ


▼ 第1幕から読みたい方はこちらからどうぞ


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