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60代のリアル|第31話:【実録・病院の期限が迫る】次の施設の「3ヶ月待ち」は事実上の命綱切り。病院の期限に追われ、焦燥のなかに突き落とされる。──医療的ケアという高い壁にどうすればいいのか?


前回までのあらすじ

地元の特養はカテーテルのため受入不可。

さらに地元の区には介護医療院が1件もないという地域格差に直面しながらも、私は諦めずに他区の4つの施設をピックアップし、看護師さんへ提案メールを送りました。

連休最終日の5月6日には、デイサービスへの備品返却やショートステイのキャンセルを済ませ、在宅介護の日常に静かに区切りをつけます。

あとは施設からの朗報を待つばかり──そう信じていた私に、連休が明けた5月8日、さらなる厳しい現実が突きつけられます。

他区の施設から返ってきたのは、どこも「3ヶ月待ち」という非情な回答。母の行き先が見つからない焦りの中、次なる闘いが始まります。



どこも「新規受入はしていない、または3ヶ月待ち」。介護医療院の壁に突き当たり、焦りが募る。

5月8日(金)、退院調整看護師の方からの連絡

連休中にGeminiさんと一緒に必死で調べ上げ、退院調整看護師さんに託した他区の4つの介護医療院。その結果が、看護師さんからのメールで届きました。

「どこか1つくらいは、前向きな返答がもらえるはず」 そんなかすかな希望を抱きながらメールを開いた私を待っていたのは、想像以上に高くて厚い、現実の壁でした。



返ってきた回答は、どこも一様に厳しいものばかり。

「現在は新規の受け入れを停止しています」
「申し訳ありませんが、今はベッドが満床で、早くても3ヶ月待ちになります」

看護師さんが掛け合ってくださったものの、返ってきた回答はどこも一様に厳しいものばかり。

ベッドはどこも満床で、早くても「3ヶ月待ち」という非情な現実でした。病院の一般病棟にいられる期間には限界があるため、数週間で次の場所を決めなければならない状況での「3ヶ月」は、事実上の行き止まりを意味していました。

送った弾がすべて跳ね返されてしまったような強い無力感と、行き場のない焦りが、じわじわと胸を締め付けます。



しかし、看護師さんからのメールはそれだけでは終わりませんでした。

なんと、3ヶ月待ちと言われた施設のうちの1つから、その系列にあたる別の介護医療院を紹介してもらえたというのです。

メールには、「そちらの系列の施設へ、さらに連絡をとってみてもよろしいでしょうか?」という、次のステップへの打診が添えられていました。

目の前の扉が閉じた瞬間に、首の皮一枚で繋がった次への希望。

どこにも繋がらないかもしれないという焦りと、看護師さんの心強いサポートへの感謝が入り混じる中で、私は祈るような思いで次の展開を待つことになります。

つづく


第32回はこちらです。↓


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