見出し画像

60代のリアル|第22話:歩き疲れても諦められない──入院中の母が安全に食事できるように、何軒回っても見つからないシリコン素材のスプーンやフォーク

4月25日(土)10:30

印刷しておいた地図のおかげで、 最初の目的地・無印良品には迷わず着くことができました。

キッチン用品の売り場へ向かうと、 箸やスプーンが並んでいましたが、 どれも固い素材のものばかりで、 “柔らかいスプーン”はなかなか見つかりません。

菜箸の近くに、黒くて大きな調理用スプーン── お玉のような形のものがありました。 「これは違う…」 母がこれで食事をする姿はどうしても想像できません。

棚をもう少し見ていると、 黒いスプーン(少し長めの形状)が目に入りました。 完全に理想とは違うけれど、 今のところこれが一番近い気がして、購入することにしました。

レジで「シリコン素材のフォークはありますか」と聞くと、 店員さんが調べてくれましたが、 取り扱いはないとのこと。 少しがっかりしました。

購入したシリコンスプーンはこちらです。↓

https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4550584890864



次はロフトへ向かいました。 「ロフトって、こっちだったかな…」

スマホの地図では“到着しました”と表示されているのに、 そこはデパートの別の売り場。 フロアガイドを見て、 ロフトは違う階に入っていることが分かりました。

エレベーターで上がり、 キッチン用品のフロアへ。

しかし、ここでもシリコン素材のスプーンは見つからず、 店員さんに聞くと、 お弁当箱や鍋敷きのコーナーへ案内されました。 一緒に探してくださったのですが、 やはりありません。 菜箸はあったけれど、フォークはなし。



次は赤ちゃん本舗。 離乳食コーナーに行くと、 シリコン素材のスプーンがすぐに見つかりました。 けれど、どれも赤ちゃん用でとても小さく、 大人が使うには向いていません。

ここまでで、かなり歩き疲れていました。
「どこかで座りたい…」 でも、探さなくては。



最後に、デパートの生活雑貨・キッチン用品売り場へ。

ここでは、 箸と一体化したシリコン素材のスプーンとフォークを見つけました。 見本を手に取ってみると、 持ち手が長く、扱いづらい。

母は手が小さく、 箸もスプーンも“下の方”を持つので、 この形ではきっと使いにくい。 そう思い、購入を断念しました。

それでも、今日買えたスプーンだけでも母の元へ持っていこうと思い、 面会時間までまだ少しあったので、 昼食をとってから病院へ向かいました。

つづく


第23回はこちらです。↓


最初から読みたい方はこちらからどうぞ


いいなと思ったら応援しよう!