見出し画像

大阪市立美術館からの住吉大社

大阪・関西万博開催中の今年(2025年)、京都・大阪・奈良の博物館・美術館で日本美術の粋を集めた展覧会が開催されました。

3つの博物館・美術館全てに足を運ぶのはさすがに難しいと思い、そのうち大阪市立美術館の日本国宝展に出かけてきました。

国宝展を見た後は特に予定もなかったのですが、国宝つながりということで久しぶりに住吉大社を訪れました。2025年6月

■このnoteを書いている人:sho@かまふち管理人
全国通訳案内士 日本の歴史・文化・自然・世界遺産、国宝、(続)100名城、写真、自転車、日本酒などに興味があります。鎌倉で外国人向け観光ボランティアガイドもやっています。
※プロフィールは下記リンク先を参照してください。


■大阪市立美術館国宝展

大阪市立博物館正面

新大阪で新幹線を降り、電車を乗り継ぎ新今宮駅で下車しました。目指すは大阪市立美術館。

大阪には生涯数えるほどしか来たことがなく、スマートホンのアプリを頼りに新世界を歩き、天王寺動物園横を通って大阪市立美術館に到着しました。

美術館入り口には当日券購入の列ができていました。私も事前に入場券を購入していなかったため、この列に並びました。

大阪市立博物館 待ち時間30分の表示

待ち時間はおよそ30分です。入場券を事前に購入済みの場合は並ばずに入れたので、待っている間にスマホで券を買おうかとも思いましたが、特に急ぐわけでもないのでのんびりと順番を待つことにしました。

やがて入り口に到達し入場券を購入して会場に入りました。

全体的な印象としては、我が国国宝の有名どころの一部を紹介するもので、深く掘り下げたテーマ性は感じられませんでした。

こうした展覧会ではいつものことなのですが、今回も既に見たことのあるものは無理に一列目から見ることはせず、二列目を歩き一列目の人たちの隙間から作品を見ながら会場内を順番に進みました。

そして、この日の目玉は奈良唐招提寺の鑑真像ではなかったかと思います。

私がこの像を見たのは3回目です。1回目は唐招提寺の改修工事中に鑑真像が「出開帳」を行った際、静岡県立博物館で見ました。

2回目は、毎年6月上旬、鑑真の命日に合せて唐招提寺で公開されたのを見てきました。

この日の鑑真像は、唐招提寺で見るのとは違い、ガラス越しとはいえ前からも後ろからも鑑賞することができるうえ、衣服などの細かいところもよく見えるのが大変よかったと思います。

仏像やこうした彫像は、博物館等で見る場合は美術品や文化財として、寺院等で見る場合は信仰の対象として見るものではないかと思っています。

とはいえ、博物館等で見る場合は、普段見られない後姿や、細部まで間近で見られるので、それはそれで大変よいものと思います。

大阪市立博物館から見る通天閣

ひととおり鑑賞を終えて美術館の外に出ると、正面に通天閣が見えていたので、ここで写真を撮りました。

この日に初めて見た国宝は以下のとおりです。

  • 喪乱帖(王義之)(宮内庁)

  • 黒韋威胴丸(厳島神社)

■道頓堀・難波方面に移動

旧黒田藩蔵屋敷長屋門

美術館を出て途中で昼食を摂り住吉大社方面に向かうために、とりあえず天王寺駅を目指すことにしました。

美術館に向かって右手にある旧黒田藩蔵屋敷長屋門を出ると、目の前に「OSAKA」のモニュメントと芝生の広場が広がっています。

OSAKA のモニュメント

この広場は「てんしば」といい、市民の憩いの場となっているようで、大勢の家族連れなどが思い思いに楽しい時間を過ごし、大変な賑わいを見せていました。

あべのハルカス

向こうに見える大きなビルはあべのハルカスです。間もなく天王寺駅に到着しました。

天王寺駅からJR線に乗りJR難波駅で下車し、道頓堀方面を目指して歩きます。

■道頓堀・難波散策

道頓堀 たこ焼きくくるの装飾

大阪に来て特に目的がないとなれば、先ほど立ち寄った新世界や道頓堀を歩くことになるのが必定です。

新大阪駅に到着したときにエキナカで食べたたこ焼き「くくる」も、道頓堀まで来ると店の装飾がご覧の「大阪仕様」です。

ラーメン金龍の装飾

くくるの近くにあるラーメン金龍の龍の装飾も負けてはいません。

グリコサイン

世界的に有名なグリコサイン前の橋の上は、記念写真を撮影する国内外からの観光客でごった返していました。

私は看板の正面に回って撮影しましたが、やはり斜めから撮影した方が絵になるような気がします。

■はり重本店でランチ

はり重グリルのランチ

昼食は「はり重道頓堀本店」で食べることにしました。すき焼き・しゃぶしゃぶで有名な老舗レストランですが、日本料理の店舗ではなく、「はり重グリル」にお邪魔して「ランチA」を注文しました

はり重グリルのランチ

■住吉大社散策

住吉大社の象徴 反橋(太鼓橋)

お腹もいっぱいになったところで住吉大社に移動します。

住吉大社入り口

難波駅から南海線に乗り住吉大社駅で下車し、少し歩くと目の前に住吉大社の入り口があります。

住吉大社 入り口
住吉大社 反橋(太鼓橋)
外国人観光客も反橋(太鼓橋)を渡ります。

阪堺電車の線路を渡り鳥居をくぐると住吉大社の象徴ともいえる大きな反橋(太鼓橋)があります

外国から来た観光客は、反橋(太鼓橋)をどんな思いで渡るのか興味がありますね。

住吉大社 石造の鳥居

反橋(太鼓橋)を渡りきると階段があり、階段上の石造の鳥居をくぐると境内に入ります。

■国宝に指定されている4棟の本殿

ここ住吉大社は全国の住吉大社の総本山。我が国を代表する神社のひとつであり、航海の守護神としても有名です。

また、山口県下関市の住吉神社、福岡県福岡市の住吉神社とともに、「日本三大住吉」のひとつとしても知られています。

■下関市と福岡市の住吉神社については下記リンクを参照してください。

第三本宮 拝殿

鳥居をくぐり境内に入ると正面の第三宮の拝殿が目に入ります。この拝殿は重要文化財であり国宝の建物は拝殿の裏側にある建物になります。

第二本宮 拝殿と本殿
第二本宮のウサギたち

第二本宮拝殿の横には可愛いウサギのぬいぐるみが並べられています。

第二本宮本殿

第一本宮 拝殿

第三宮、第二宮の社殿を見ながら進んで行くと、第一本宮の拝殿に突き当たります。この拝殿は他の3つの拝殿に比べるとひと際大きな建物となっています。

第一本宮 本殿

第一本宮拝殿の横から本殿を覗き込みます。柵があるためこれ以上先に進むことはできません。

第四本宮 拝殿
第四本宮 ウサギと張り子の犬

第一本宮から第四本宮に戻ります。こちらにはウサギのぬいぐるみと張り子の犬が飾られていました。

第四本宮 拝殿と本殿

住吉大社の本殿は「住吉造」と呼ばれ、日本最古の神社建築様式のひとつであり、四本宮の本殿全てが国宝に指定されています(造営は江戸時代)。

■下の2枚の写真はどの本宮を撮影したものか判別がつかなくなってしまいましたが、せっかく撮影したので掲載しておきます。

本宮本殿(国宝)
本宮本殿(国宝)

■最後に

住吉大社入り口

未見の国宝2件を見るために日帰りで出かけた大阪の旅、厳島神社の黒韋威胴丸は、警備や施設の都合上厳島神社では見ることができず、貴重な機会となりました。

難波や道頓堀の散策と昼食、久しぶりに訪れた住吉大社など、日帰りとはいえ充実したものとなりました。

「住吉鳥居前」から天王寺駅まで、阪堺電車に乗って帰ったのも、路面電車好きの私には貴重なものでした。

■SNSアカウント
■ウェブサイト「かまふち」
https://www.shonan-kamafuchi.com/
■「X」(ツイッター)
https://twitter.com/sho_kamafuchi/
■インスタグラム
https://www.instagram.com/sho_kamafuchi/
■ユーチューブ
https://youtube.com/@sho-wi6qt?si=pB8SNdhGf7A1wv46

いいなと思ったら応援しよう!

sho@かまふち 管理人|国宝・城・世界遺産・日本酒… ありがとうございます!ホッピーを買おうと思います。