湯河原温泉2025.1 ②湯河原観光(町立湯河原美術館・源泉 上野屋)
の続き
初めて来た湯河原。せっかくなので観光していこう。調べてみると町立湯河原美術館というのがあるらしい。安井曾太郎さんとか所蔵しているとか。そんな大規模なものではなかろうが行ってみるか。
外に出る。やっぱり東京より少し暖かいんだね。春の朝の雰囲気。今年は河津桜どうしようかな。
桜といえば角館もそろそろまた行きたい🌸
ホテルから美術館まで歩いては行けない距離。バスでも行けるようだったけれど、ここを通る便は11時半以降からになるみたい。なのでもうタクシーにした。運転手さんが途中でメーター止めて3000円きっちりにしてくれた。ありがたいこっちゃだが思ったより掛かった…。ま、これも地元貢献だ。
町立湯河原美術館

通ってきた道にあったのは箱根よりもまた年季のありそうな温泉街。道中は桜が随分植わってる感じ。春はまた良さそう🌸
梅林もあるのね。






京都にもあったな。


さて入館。

平松礼二館 企画展「かざりの文化ー日本画の装飾美を探るー」
絵の展示は平松礼二特集だけかな。残念ながら今日は安井曾太郎さんはないみたい。そして撮影は禁止。
平松礼二さん。申し訳ないけどあんまり印象ないわ。文藝春秋誌の表紙をご担当されていたとか。
モネの影響を受けモネの絵に伝統的な日本画の「かざり」の共通性を見つけた。その特集企画。
今上野でやってる「モネ展」が大盛況なのもそういった理由なのかな。個人的にはそんなに日本人好みの絵かなと思っているのだけどみなさん日本の心への共感を見つけている?
《ジヴェルニー モネの池にて》2015年
題名を見る前にひと目で「あ、モネのマネだ」とわかる作品。ジヴェルニーに実際行って啓示を受けた作品なのかな(プロ・アマ問わずジヴェルニー詣でする日本人多いみたいね)。オマージュ的なものだろうけど、日本画テイストも入れこんでる。
ポツンポツンと睡蓮の株が点在するまではいいが、池の向こう側まで奥行きを持たせているのはモネがあまりやってない構図じゃないか。小鳥飛ばしたりもしないだろう(適当な覚えで書いてるので信じないでください)。
睡蓮とかは写実的でなく童話の挿絵っぽい素朴な感じ。背景の金箔がお空の色に当たるのだろうが、主張が強すぎてそれが水面に映るのもちと違和感。
平松さんがジヴェルニーの睡蓮を描いた作品は他にも少なからずあるみたい。でもこの絵はググってもどうしても出てこない。あまり世間にでてないレア物かも。
撮影禁止だし絵葉書もなかったのでせめてネットの紹介リンクでも付けようかと思ったのに。仕方ない、また私の拙い文章描写で紹介を試みる。
縦長図、両脇緑(左は柳の木)、睡蓮の群生島(なんていうんだ?)が9つくらい池に浮いてる。池の向こう岸(?)はこんもりした小山かと思ったら林だな。その上に丸いおひさま(これも日本ならではかな)。林のもとに小さなお花畑がかろうじて見える奥行きのある構図。林の影は池に映る。池に映る影と睡蓮以外が金箔。
これでわかるかな。あ、そうだ!これもAIくんに生成してもらおう。このプロンプトでイメージ通りにできるだろうか?
自分の文章描写能力をAI生成画像で確認してみる

だいぶ違うけどまあまあいい線いってるww。太陽はもっと上にあるべき。そして金箔の違和感が表現できてないのが特に惜しい。
しかしこれいいかも。今後撮影禁止作品の説明はこのスタイルとるかな。でも人間は描いてくれないから肖像画はダメか。
ってか、そもそもひとの顔を文章で描写するのって超ムズいわ。でも警察の出す「犯人の似顔絵」って目撃者と話をして描くって聞いたことあるな。
もちろん言葉で描写するのでなく、「輪郭はこんな感じ? 目つきはこんな感じ?」とかいくつか例を示しながら近付けていくのだろう。こういう手順ならAIでも出来そうだ。ってか、昔からあるモンタージュと同じか。
では抽象画はどうなるんだろう? ◯と△と□がこの位置で並んで…? モンドリアンだったら、座標軸と色の指定で行けそうじゃん笑
「B2からD10まではDIC45でベタ塗り、E11からI12まではDIC53で、縁取りは黒…」(DIC番号は適当ですよ)
絵を見て、感じたことをそのまま書くのもよいのだが、「それってあなたの感想ですよね」なのだ。もちろんそれはそれでもよい。でもまずは先入観を捨ててその画面上になにがあるのか、を客観的に把握しよう。
それを言語化して、妥当な描写つまりヌケモレやバイアスがないかをAIが判断、いやAIに意思はないから、AIがその指示を受けて出してきたものをあなたが見て自分の妥当性を評価する。
それはつまりなにも知らない他人に自分のイメージが伝えられているか?を知ることだ。
こうした考えはこの本に大きく負っている
『観察力を磨く 名画読解』(エイミー E ハーマン)
知覚の技法は、観察(Assess)、分析(Analyze)、伝達(Articulate)、応用(Adapt)の〝四つのA〟を核としている。
私が求めているのはアート作品を見てどんな気持ちになったかではない。何を見たかだ。
こうした考え方にちょっと抵抗のある人もいるかも知れない。でも、あの巨匠が描いたもの、ピカソの作品だから、ゴッホの作品だから、オークションで数十億円の値段が付いた作品だからきっと素晴らしいものに違いない…。これは思考停止だ。
この本は美術書というか美ジネス書なので、思い込みを捨てて観察眼を養うのは日常生活でとても役に立つという主張をしている。観察眼を磨いて損することはひとつもない。洞察力が上がりなんにしろ最適解を見つけやすくなるだろう。
気持ちが大事なんだ! 損得じゃねーんだよ? それもわかるけどさ。SNSで公開するとしたら、他の人と自分の感動を共有したいではないか。それが「伝達(Articulate)」だ。伝わらなければなにもならない。となると「伝達」という訳語はやや弱いかも。Articulateは「雄弁にはっきり語る」みたいな意味で、右から左ではないのだ。そこに個性が出る。この後の「応用(Adapt)」はそれぞれスキにしたらよい。
さあ客観的に絵を捉えるぞ!
《印象・湯河原梅林図》2018年
でっけえ屏風絵。湯河原の梅林ってこんなに壮観なの? ライトアップもあるのかな。これは行くしかないな。
(なんてひどい感想…)
それにしてもあんな膨大な数の細かい花とか延々描き続けるのはもうすごい執念。コピペしたら?とか言ったらぶっ飛ばされそう。
平松礼二 公開アトリエ
ここは撮影可能。



再現でなくて「公開アトリエ」ってことはここで(模擬的に?)作業されることもあるのかな?
美術館内のおみやげショップ
絵はがきやらアクセサリーやらある中に、焼き物が。湯河原焼なんてあったの? それが特徴かわからないけど軽くて薄いね。いっこ欲しいけどどれにしようか。湯飲み大・小と注ぎ口付きのカップ(とでもいうのかな)の中から

家で容量を測ってみたら150ccだった。コーヒーカップや湯飲みって、150cc、200cc、300ccとかにほとんどなってるんだよね。ちゃんと測って作ってんのかな。

ままねの湯
さて、美術館の後、せっかくだから近くによい温泉あるかなと昨夜ググっておいた。
ままねの湯というところがすぐ見つかった。興味惹かれたが、かなりマニアックなお風呂みたいでシロートが参入するにはやや勇気が要りそう(温泉入る玄人がいるのかよ?)。お風呂はあまり広くないみたいだし(男湯女湯もあるのかね?←さすがにあるみたい)。
このブログ(Googleマップにリンクされてる)によるとどうにも敷居が高そうだ。
こちらは中の写真も多く載ってます
追加リンク: ううっ、チェック漏れ。我が師匠湯美さまもとっくにレポートされてました!
さて入り口まで来た♨️

怖いよ〜、常連さんに怒られたらどうしよう…。入り口でためらっていると四人くらいの団体さんがちょうどやってこられてさらに心をくじかれた♨️😇
お昼にしよか。
定食屋 かとう

道すがら見つけた街の定食屋さん
メニューで目に付いた
「お肉屋さんの手作り惣菜盛り合わせ」
を注文。

豆腐は冷奴だと思ったら温かかった笑
お惣菜は
煮込みハンバーグ
コロッケ
メンチカツ
どれもうまい。家庭の味。お隣に精肉店があってそこから仕入れてるみたい。みそ汁は豚汁。
お隣の席のご夫婦もうまいうまいを連発し、お皿になにひとつ残さず完食されていた。私以外でそんなの初めて見たかも。食事には育ちが出るねえ。
ん?そういえばとんかつより高いキャベツが乗ってるな。大丈夫なんだろかw?
ひとつだけ、川沿いにあるのに川の景色が見えないのは残念だね。京都の川床みたいなのが大昔はあったりしたのかな?


食後のコーヒー飲みたいな。さっきの美術館内のカフェへ。美術館チケットで割引もあるらしいし。ホットコーヒーが100円引きになった。

湯河原の名湯 源泉 上野屋

ままねの湯のお隣りにある創設三百年だとかいう老舗宿。立ち寄り温泉もあるらしい。お隣ってことは普通同じ源泉だよね?よくわかんないけど。こっちの方がまだ入りやすかったので行ってみた。
あいにくタオルの持ち合わせがなかったので宿で購入。旅行前は立ち寄り湯に入るつもりはなかったので持ってこなかった。オンセンニストたるもの常に抜かりなくタオルは携帯すべきだな。まだ甘えている自分を叱咤する(タオル150円だけどさ)。

いいな梅まつり。
老害とロッカー
歳は取りたくないものだ。あらゆるものが衰える。それだけならいいが、時に世間の迷惑にもなるのがやっかいだ。
ここの脱衣所の貴重品入れは暗証番号を自分で設定するダイヤル式。なにも考えずちゃちゃっと番号入れてカギがちゃんと掛かったか確認、ヨシッ!👈️
で、決めた番号で開くかどうか…開かねえ…😇。設定する説明書きをよく読むとどうもひと工程抜かしたかもしれない。あちゃ〜、宿の人に言えば開けてもらえるだろうけど本人確認とか、いっしょにお風呂に入ってる人に「ここの貴重品入れ使われた方はいらっしゃいませんね〜?」とか確認する必要もあるだろう。めんどくせえ…。
今お風呂にいる全員がいなくなってから声を掛けるか。のぼせそう。それでも中になにが入っているか言えとか本人確認しつこく取られるだろう(かつて似たようなことを何度もした経験者が語る)。なんて迷惑なジジイだ…。
仕方がない、とりあえずお風呂入ろう。それほど大きな浴室ではない。たたみ4畳弱かな。たしかにいいお湯と思った。無味無臭。透き通るお湯。カルシウム分(?)が白い金平糖のようにまわりを飾るひょうたん型の湯口より熱い源泉がチョロチョロと。ドバドバ系ではない。
泉質は最初入った瞬間はややトロトロ系かなと思ったが、体を洗った後に再入湯したらこんどはキュキュッとしてきた。なんか不思議。朝入ったあそこの温泉の残りが影響したんだろうか。
で、そろそろいいかなと風呂から上がり、ダメ元でもう一度開けてみようとしたが結果は同じ。でも戯れに番号のひとつをいっこずらしてひねってみると…なんと開いたよ!😭
とするとそもそも最初の入れたつもりの番号が違ってたのかな? はあ、どこまでボケてんだ? まさに老害…。タオルを持ってこなかったバチが温泉の神(だれ?)より下されたようだ。
一件落着して(?)、改めてここのお宿、よさげだな。日曜とか平日ばかりだがおひとりさま利用も可能なようなので今年の梅まつりは別としていつか泊まってみよう。
湯河原よいとこいちどはおいで〜♨️



