三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions(千葉市美術館)
本展

「三沢厚彦 ANIMALS」は最初熊本の現代美術館で偶然見かけて予備知識無しで見てきた。それでもかなり印象に残ってる不思議な動物園。



動物たちの彫像の材質は楠木なんだ。どれも目に共通の特徴があるね。

署名代わりかな。ワニはさすがに違った。縦長。撮影不可だったかな。
動物園来てるようで、たまに動いたらびっくりして面白いのに。触ったり跨がれたりしても楽しそう。撫でられる仏像とかもあるじゃんね。

館内ビデオで作者の三沢さんのインタビューが流れていた。作者は京都出身なんだと知る。そう思ってみるとなるほどちょっと見方が変わってくる。
作品は木の塊から掘り出す? ミケランジェロも石から掘り出すと言ってたな。三沢さんなりのリアル? リアリズムでなくリアリティ? 等身大? 彫刻の「大きさ」ってなにが尺度? 「本物は見ないんで」?
動物を模してる訳でもないのね。となると動物たちは妖怪に近いのかも。そういや仏像だってそんなもんだな。仏様を見たことはないのにリアルな存在として彫っているんだから。
それが高じて最近はキメラみたいな実在しない動物も作ってるのかな。

途中動物とはまったく違う、しかも彫刻でもない作品、インスタレーションと呼んだ方がいいような作品群が現れる。
コロイドトンプ? 最初の出世作らしい。トロンプルイユはだまし絵か。造語なのかな。たまたま作者が目にした流木とかを再現した? 流木は小尾さんも描いてたな。廃墟にもののあわれを感じるようなものかな。

階下に降りたら動物者以外の彫刻作品のコーナー。ちと怖い、舟越圭さんの作品っぽいリアルな人物像やブードゥっぽいトゲトゲの(たぶん)ゾウさんとか。ANIMALSを始める前の作品らしい。
と思ったら、次の部屋に舟越圭さんそのものズバリの作品が一点展示されていた。おなじみの細長いちょっと怖めのおっぱいまるだし女性トルソー。
なんで? 企画した学芸員さんの意図? と思って監視員さんに聞いてみたら「同じ画廊に所属していて歳も同じで親交も深い」。ということで、三沢さんのリクエストで舟越作品も置いてると。ふ〜〜ん。
同じ画廊?ってのもよくわからんが、彫刻家プロダクションとかあんのかな? 歌手とかもあるんだからそうなんだろな。西村画廊がそうみたい。
そのフロアには三沢さんのアトリエ再現コーナー?なるものもあった。削り掛けの木材とか転がっている。木の香りが心地よい。
実は、本人登場!(ここで公開制作してもらう)ってのもあるそうだ。残念ながらこの日はお目にかかれなかった。

一休みして、最後の部屋にまた動物系彫刻。キメラの間。薄暗がりに大小数体のキメラ。ちっちゃいのは狛犬みたい。
彫刻とは別にサイコロの五の目⚄がチカチカするみたいな電飾があり、これも作品か?と監視員さんに聞いたらそうらしい。キメラとセットもの?
夏休みということもあり、お子さん連れてこの不思議な動物園に足を運ぶのもよいと思う。ただかわいらしい見掛けでも、単に童心から制作されたものではないことにも勘付かれるかもしれない。
市民美術講座「三沢厚彦の「多次元」世界へ-ANIMALSからキメラへ」
この後はホキ美術館に行くつもりだったのだけどまた学芸員さんのレクチャーがあるそうなので、かなり迷ったがせっかくなので聴いていくことにする。タダだし。
メモを取りながら聞いていたのに見返してもさっぱり内容がわからんw。なにかの参考になればなりませんかそうですか。
ANIMALSは2000年開始
動物の姿を等身大で彫る
でも実物は見ず、図鑑などを参考に制作
並行してドローイング(絵)も制作
大きな動物は寄木造り(木を組み合わせる)
空間との関係性(お寺の伽藍も意識してるのかな)
着色は油絵の具
《三沢語録》
「機能を追求していくと動物的な形になっていくそれは当然だと思う。生きながらえるために膨大な時間をかけて…」
「リアルではなくリアリティ」
●解説の学芸員さんからトリビア的に教えてもらったこと
①今回会場にある「麒麟」の背中にはライオンが掘られている。無意識に彫っちゃったそうだ。でもそれが後のキメラに繋がっている。
②常設展に三沢作品の「セミ」がいる(本展でもこのセミさんいたんだけど、そっちは撮影不可だったのにここではOKなのが不思議w)。

ちなみに1Fでは表にいるライオンさんの他に三沢さんと舟越桂さん(「ふなこしかつら」さんなのね。「けい」さんだとばっかし思っていたw)の作品が置かれている。無料で見れまんねん。



おみやげで買った海洋堂さんのフィギュア。さすがよく出来てるね。あのこだわりの「目」を再現するのは大変な苦労だったんじゃないかな🐯


おまけ「再びのベッセルイン千葉」
千葉の美術館巡り。遠いのでまた前泊攻撃だった(アーティゾン美術館からの夜討ち朝駆け)。印象が良かったのでGWに続き再びのベッセルイン千葉を利用した。
今回はアップグレードでツインの部屋にしてくれたらしい。ホテルのアップグレードって久しぶりに受けたかも。特になんの特典も使っていない。これも人徳か。



翌朝。とにかくお得な朝食ビュッフェ。7:30くらいに行ったのにやっぱり空いてるね。ビジネスよりも女子やファミリーが目立つ。

左。チキンフリカッセってなんだろ。実質ほぼクリーム煮だったが。

右はドライカレー。トマトの味が強いかな。なんだろこの香辛料。あとから来る。
緑のは鳥取産すいかのミニロールケーキだって🍉

赤いところがスイカクリーム? うん、たしかにすいかww。何も知らなかったらメロンかなとも思うかもだけど。
