【温泉ツーリング備忘録#20】万座温泉 万座プリンスホテル
2025(令和)年8月17日(日)~18日(月)訪問(2回目)
今回は、2025年夏のお泊り温泉ツーリングの回顧録・第3弾(全5編)をお届けします。
※ここに記載されている料金や時間、名称等はすべて訪問日時点のものです。
第1~2弾の記事はこちら
【温泉ツーリング備忘録#18】おかや温泉 美肌の湯 ロマネット
【温泉ツーリング備忘録#19】万座温泉 万座高原ホテル(百泉の湯)
さて、前回は『万座プリンスホテル』と同系列の『万座高原ホテル』の『百泉の湯』を堪能しました。
続いてはいよいよ今回の旅のメインであるプリンスホテルの露天風呂に入ってきたいと思います。
レポート
万座プリンスホテルには、以下のお風呂があります。
こまくさの湯:一部混浴の露天風呂
ななかまどの湯:男女別の内風呂
しゃくなげの湯:女性専用の屋根付き露天風呂
水晶の湯・白滝の湯:貸切風呂
女性専用『しゃくなげの湯』は独立した場所にありますが、『こまくさの湯』と『ななかまどの湯』は以下のような位置関係でつながっています。(わかりにくくてすみません)
『ななかまどの湯(女湯)』
↓↑
『こまくさの湯』女性用露天風呂(熱湯/ぬる湯)
↓↑
====仕切り壁====
↓↑
『こまくさの湯』混浴露天風呂
↓↑
『こまくさの湯』男性用露天風呂(熱湯/ぬる湯)
↓↑
『ななかまどの湯(男湯)』
つまり、女性は一番上の『ななかまどの湯(女湯)』から露天の混浴浴槽まで、男性は一番下の『ななかまどの湯(男湯)』から露天の混浴浴槽まで行くことができます。
ただし、露天風呂に入る際は、混浴の浴槽に入らない場合でも専用バスタオルか湯あみ着を着用する必要があります。内風呂だけの利用ならこれらは必要ありません。
専用バスタオルは宿泊者は客室のものを持参します。湯あみ着は売店で販売されています。
⚠️女性用露天風呂は仕切り壁で目隠しされており、混浴露天風呂や男性用露天風呂からは見えませんので、女性用露天風呂だけに入る女性はタオルor湯あみ着不要かもしれません(未確認)。
まずは内風呂『ななかまどの湯』から。
脱衣所にいるうちから相変わらず強烈な硫黄臭が漂っています。「ガスの滞留を防ぐため、窓は常に開けています」といった趣旨の注意書きが貼られています。
内風呂は、窓際に浴槽が一つ。お湯は青みがかった白濁湯で、温度はやや熱めです。窓からは階下に広がる混浴露天風呂と男性用の露天風呂が一望できますが、夕食の時間帯だったせいか人影はまばらでした。
次に露天風呂へ向かいます。
すでに19時を過ぎていたせいか、辺りはすっかり暗くなり、山の稜線だけが黒いシルエットで浮かび上がっています。
景色は見えませんが、風にそよぐ草木の音と秋の虫の声以外、何も聞こえない空間で20℃を下回る涼風に吹かれながらぬる湯に浸かっていると、時間を忘れそうになります。
ただ、景観を遮る壁が全くないので「もし暗闇からクマが出てきたら…」と若干心配にはなりましたが…。
そうこうしていると、食事タイムが終わったのか徐々に人が増えてきました。
混浴露天浴槽のへりに並んで腰かけておしゃべりしている夫婦らしき人や、男女4人くらいで一緒にお湯に浸かる家族連れがいたり、中には単独で混浴に突撃していく男衆もいました。
もちろん同行者のいない自分は混浴浴槽へ行くことはしなかったのですが、だんだん騒がしくなってきたため、男性用露天2つを30分くらい堪能して上がりました。

翌朝、5時半過ぎに目が覚めた私は、朝風呂に入りに再度『こまくさの湯』へ行きました。
この日は朝から快晴。脱衣所の窓から外を眺めると、昨夜は見えなかった広大な緑の景色が広がっていました(露天エリアは撮影禁止のため、写真は脱衣所の窓越しに撮影したものです)。

お客は自分一人だけ。貸切状態です。
昨夜は見えなかった広大な緑の景色を堪能しながら、青白色のぬる湯(男性浴槽)に浸かっていると、女性用露天風呂の方から、バスタオルを巻いた女性が一人、混浴露天風呂の方に入ってくるのが横目に見えました。
「連れの人と待ち合わせかな?」などと想像しつつ、あまりジロジロ見るのもどうかと思い目の前の景色に目を戻していましたが、その後もそれらしき男性がくる様子がいっこうにありません。
すると、見た感じ40歳前後のその女性が湯から上がり、浴槽のへりに腰かけて涼みだしました。
ふと視線がそちらに向いてしまったのですが、身長も高めでスタイルもよく、ショートカットの襟足から覗く首筋のラインが艶やかで、早朝の朝日に照らされた神々しさと相まって、一瞬ドキッとしてしまいました。
しかし、あまりの光景に、かえって「見てはいけないものを見てしまった」という気まずさを覚え、意識的に視線を遠くの山々へと戻しました。
そのうち、その女性も混浴露天風呂から出て行かれたのですが、連れの人が部屋でまだ寝てる中、早朝の開放感を求めて一人で混浴露天風呂に来たのか、それとも自分と同じ一人旅だったのか…。
静かな早朝の露天風呂に2人だけ、というシチュエーションにちょっとドキドキしてしまいました。
お風呂を出たあと、朝食ブッフェをいただいて、次なる目的地へと出発しました。



評価
評価:★★★★★★★★★☆(9/10)
標高1,800mの「天空の温泉」は、まさに素晴らしいの一言。
(温度調節のための)加水のみのかけ流しですが、お湯のポテンシャルは非常に高く、文句のつけようがありません。
ただ、一つ残念だったのは一部の客層のマナーです。
酒が入って気が大きくなっているのか、指定の厚手バスタオルではなくフェイスタオルよりも小さめの薄手の温泉タオルで(適切に隠せていない状態で)混浴エリアで騒いだり、混浴露天よりも奥の女性用露天の方へ入っていく素振りをしてウケを取っている複数の男性客がいました。
こうした振る舞いは、他の利用者(特に女性客)が不快に感じたり、露天の利用を避ける原因にもなりかねず、せっかくの混浴露天風呂が台無しになってしまいます。
すばらしいお湯と露天風呂があるホテルですので、スタッフの巡回を増やすなどして、誰もが安心して楽しめる環境が維持されることを願います。
※あくまで個人の感想です。
余談
私が宿泊した万座プリンスホテルの客室にはクーラーが設置されていませんでしたが、代わりに扇風機と冷風扇が1台ずつ用意されていました。
「暑いときは冷風扇を使用し、ダクトを網戸に向けて排熱を屋外に出してください」という説明書きが添えられています。
標高1,800mの高原ということもあり、建設当時は窓を開ければ十分に涼を取れる前提だったのでしょう。
しかし、近年の温暖化の影響か、真夏は冷房なしで過ごすのが難しくなってきているようです。
これもまた、時代の変化を感じさせる旅の記憶となりました。

