1兆円企業を作った人に聞く次にくる事業アイディア——アメリカ・ベイエリア訪問2日目
2日目は時差ボケで全く寝れずに、深夜2時に起きてしまいました。6時半頃までnoteを書いたり作業をしていました。
朝食をホテルで取って、朝一のアポまで向かいます。
初日の話はこちら↓。
人人網の元COO:James
近くのカフェで中国版Facebookこと人人網(レンレンワン)を作っていたJamesに会いました。CEOとはスタンフォード大学の同窓で、COOやCFOという立場で、20年以上人人網で様々な事業に携わってきました。
失敗から学んだ教訓
一番の失敗は、Facebookのマーク・ザッカーバーグにFacebookの10%の株式で、人人網を買収したいというオファーを断ってしまったことだそうです。
(人人網のCEOのように)頭がいい人ほど、自分が正しいと思ってこういうミスをするんだよ、と言っていました。人人網はFacebookからのオファーを断り、ソフトバンクの孫さんから投資を受けたそうです。
一時時価総額が1兆円も超えましたが、中国の競争環境は非常に激しく、コピーサービスが乱立して一位の座を維持し続けるのが大変だったと振り返っていました。
結局、事業の多角化をする必要があり、投資会社としての側面が強くなりました。最近、人人網のSNSサービスはついに閉鎖となってしまいました。
Fortinetでの経験
Jamesと話をしていると非常に強く感じるのですが、彼は非常に先見性に富んでいて、逆張りをしまくっている方です。
人人網の前には、10人程度の小さいサイバーセキュリティのスタートアップにジョインして、プロダクトマネージャー兼セールスをしていたそうです。インターネットが伸びるのが目に見えており、サイバーセキュリティがネックになるのが自明だったからです。
その会社がなんとFortinetと呼ばれる10兆円企業です。
今では社員数が1万人を超え、世界で3番目に大きいサイバーセキュリティの会社です。
余談ですが、ここのストックオプションを早々に売ってしまったことも反省していました。
彼は最近、人人網を抜けて、自分で新しいスタートアップのインキュベーションをしたり、投資したりしています。
今のAIプロダクトの行く先についての深い議論
今回は、今のAIプロダクトの行く先について深ぼった話をしました。
LLMのモデルそのものの進化が止まってきた
最近は推論モデルが主流となっていますが、その背景としては、LLMモデル自体の頭打ちがあります。学習に使うデータに限界があり、以前のGPT3からGPT4のような大きなジャンプができなくなりました。
したがって、他の手法で性能向上を試みており、それが推論(一度で回答を生成せずに、内部で何度かLLMを使うことで、思考過程をシミュレートする)なわけです。
コーディングタスクはLLMと相性が良いので、コーディング周りに関するプロダクトが多く生まれ、プロダクトの進化速度もえげつないです。
最初はCopilotのようにコード補完がメインでしたが、WindsurfやCursorのようなコーディングエージェントがここ半年で一気に成長しました。さらに直近だと、Devin、OpenAIのCodex、GoogleのJules、AnthropicのClaude Code Action、CursorのBackground Agentと、バックグラウンドでコーディングエージェントを動かせるようになりました。
たしかに、質はかなり上がってきて、段々とプロダクト間の差が詰まってきています。
とは言え、これも近いうちに頭打ちが来るので、コーディングエージェントの次はどうなるのか、という話をしました。
そんな常に時代の先取りをしてきたJamesが、今注目しているのは次の3つのソフトウェア領域です。
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