新しいことを習慣にするのは簡単ではない理由とは?【マインドフルネスを習慣化する生き方7】
マインドフルネス瞑想を習慣化する生き方、始めてみませんか?
前回、「習慣」と「報酬」の関係について述べましたが、
すきま時間にスマホを使ってオンラインゲームやショッピングをしてしまうなど、ついやってしまう習慣を断ち、代わりにこれから述べる「マインドフルネス瞑想」をはじめとして、心身の健康のために良い習慣をとりいれるというのは、一朝一夕で出来るほど簡単なことではないのです。
その理由は、慣れないことを始めることで脳に負荷がかかり、ストレスを感じたり不快感をともなったりするからです。
そして前述しましたが、すぐに成果が出ない、うまくできないことへの苛立ちなど、ドーパミンによる「快感」よりも、脳に負荷がかかる「不快感」や脳ストレスのほうが大きくなれば、途中であきらめてしまう可能性が出てくるのです。
しかしながら「お金」や高級スイーツなど外在的なご褒美の誘惑を断ち切り、これまでにやったことがない運動や瞑想などを始めることで生きることの充実感や満足感を得たい場合、「結果」よりも先に、その過程で生じる「ストレス」や「不快感」とうまく付き合っていかなければならないのです。
すなわち、そのストレスや不快感を嫌なものとして避けずに、受け容れていく必要があるのです。
たとえばこのことに関して、ランニングを習慣にしているという佐々木典士氏は、『ぼくたちは習慣で、できている。』のなかで、自身のランニングの経験について、
息が上がるほどの状態はもちろん苦しいが、こんな風に適切に肉体的なストレスをかけると、運動した後も満足感がしばらく続く。
ただドーパミンを放出できれば快感であるのなら、苦しい思いなどわざわざしなくてもいい。美味しい食べ物を食べるなど他にいくらでも方法はあるからだ。しかし「強烈な満足感」となるとそこに必要なのは、適切な苦しみであり、ストレスなのだ。
と述べています。そして、
習慣を身につけることは、子どもがビールを好きになる過程と同じで、最初はただ苦いだけだ。その苦みを我慢して何度も試していくうちにいつしかいちばんの楽しみになっていたりする。
習慣を身につけることは、意志力を鍛え、誘惑を断てるようになることなどではない。自分が感じられる「報酬」と「罰則」を書き換えるということ。何度も何度も行動することで、実際に自分の脳に変化を起こすということだ。
としています。

すなわち新しいことを習得することは、繰り返し行動することで自分自身(の脳)に変化を起こすことなのですが、そのことは、「いつもの自分」というコンフォートゾーン(変わらないことの居心地の良さ、悪く言えばぬるま湯)から一歩踏み出すことでもあるのです。
そういうわけで新しく始めたことを「習慣」にするのは、いつもの自分を変えるための勇気や意志が必要になるという理由から、それほど簡単ではないと言えるのです。
そして、ここまで「習慣」もしくは「習慣化」とは何かということについて長々と説明してきましたが、その理由は、「マインドフルネス瞑想」を習慣化するためには、「習慣」というものの性質をあらかじめ知っておいていただきたかったからなのです。
……次回へと続きます。
お忙しい中ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます😊
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