DINO-A-LIVEへの提案「『恐竜大夜行』の次は『ヒックとドラゴン』コラボ?」
DINO-A-LIVEのアニマトロニクス「DINOTECHNE」解説
恐竜×百鬼夜行=恐竜大夜行
妖怪や鬼たちが誰もが寝静まった夜中に繰り広げる大行列「百鬼夜行」に着想を得て、国立美術館のユリノキの精が恐竜たちを呼び覚まして大行列をつくって練り歩くという設定の「恐竜大夜行」。ON-ARTの主催するDINO-A-LIVEが誇る恐竜のアニマトロニクスと、ダンサーたちのコラボレーションが楽しめる素晴らしい企画だ。
最初は太鼓と笛の音とともに恐竜の化石たちがユリノキに誘われるように踊り、恐竜たちも現れると原始の雄叫びを未来に向かって咆哮する。そして、最後は百鬼夜行と同じく、夜明けの太陽によってあの世へと帰っていくのだ。東京国立博物館の150年後の国宝にも選ばれたDINO-A-LIVEが、恐竜のアニマトロニクスたちを付喪神と考えたことからはじまったのが『恐竜大夜行』だ。
今年の締めはDINO-A-LIVEの『恐竜大夜行2025』!今年は若い羽毛の生えたティラノサウルスも登場したけど、実写版『ヒックとドラゴン』の影響か、スコミムスがモンスター・ナイトメアっぽくて良かったなぁ......それにしても恐竜と百鬼夜行の組み合わせ、すごいアイデアだよね......#恐竜大夜行2025 pic.twitter.com/Td5p1XEF9s
— 鯨ヶ岬勇士/イサナガミサキユウシ (@Sleeped_Beowulf) December 27, 2025
百鬼夜行......ならぬ恐竜大夜行を観てきた!とんでもない迫力!生で観れて良かった!#恐竜大夜行 pic.twitter.com/U7YRVl6d1k
— 鯨ヶ岬勇士/イサナガミサキユウシ (@Sleeped_Beowulf) September 28, 2024
筆者はDINO-A-LIVEの大ファンで、屋内のもの含め、ON-ARTの様々なイベントに足を運ぶが、「恐竜大夜行」を観たとき、思うことがある。それは海外のマーケターやプロモーターと組み、『ヒックとドラゴン』とコラボレーション企画をすれば、世界のショービジネスで覇権を握ることができるのではないかということだ。
日本では「ヒックとドラゴン」シリーズの知名度はそこまで高くないかもしれない。しかし、世界では大ヒットコンテンツであり、ユニバーサル・北京・リゾートやユニバーサル・エピック・ユニバースでは『Untrainable』という舞台も開催されている。そこで展示されているアニマトロニクスの完成度は高い。しかし、DINO-A-LIVEのアニマトロニクスには、それを凌ぐポテンシャルを秘めていると筆者は考える。
日本のアニマトロニクスで世界を超えろ!
海外で恐竜のアニマトロニクスを使ったショーと言えば、Creature Technologyの『ウォーキングwithダイナソー』が有名だ。事実、ON-ARTの創業者であり、2003年から恐竜のアニマトロニクスの開発構想をはじめていた金丸賀也氏は開発途中に『ウォーキングwithダイナソー』を知って、一度は心が折れかけたと語っている。
『ウォーキングwithダイナソー』のCreature Technologyは「ヒックとドラゴン」シリーズのショーもいくつか手掛けており、オーストラリアから北米で巡業した『How To Train Your Dragon : Live Spectacular』や、前述の『Untrainable』のドラゴンを制作している。それらのクオリティは高いが、大きな弱点があり、それこそ金丸賀也氏が見出した勝機であり、筆者がDINO-A-LIVEに『ヒックとドラゴン』を手掛けてほしいと思う理由だ。
それは『ウォーキングwithダイナソー』をはじめとするCreature Technologyのアニマトロニクスには支えとなる鉄柱が腹部に突き刺さっており、巨大なロボットを操縦するため、その下に岩を模した自動車部分があり、人が乗って操縦している点だ。また、小型のアニマトロニクスでは、逆関節のような脚の構造を再現するため、スーツアクターの足が露出してしまっている。
DINO-A-LIVEのDINOTECHNEはその問題を解決した。巨大なブラキオサウルスであっても、支えの鉄柱など存在しないし、すべての恐竜でスーツアクターの足が露出することはない。恐竜たちを人間のみで動かすため、骨格をカーボンファイバーなどにするなど徹底した軽量化を図っており、初期の段階でティラノサウルスは50㎏まで重量を抑えることができている。
幼ティラノサウルス、若ティラノサウルス、老ティラノサウルス全頭コンプリート🦖
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ブラキオサウス、ステゴサウルス、パキケファロサウルスにも会えて僥倖🦕#dinosafari pic.twitter.com/qNqTA4Hp1u
また、皮膚などは紙などを使用して軽量化しているが、近くで見てもわからないのも特徴だ。それどころか、恐竜たちを観察しようと近くで見ると、恐竜たちが瞬きしている様子や、その呼吸しているかのような表情の変化に気が付き、観れば見るほどDINO-A-LIVEの世界観に引き込まれてしまう。
DINO-A-LIVEと『ヒックとドラゴン』の相性を解説
ティラノサウルスとデッドリー・デンジャーの相性は良い?
なぜ、筆者は『ヒックとドラゴン』とDINO-A-LIVEがコラボした方が良いと考えるのかというと、そもそも『ヒックとドラゴン』に登場するドラゴンは恐竜をモデルにしているものがいるからだ。実写版『ヒックとドラゴン』のアニメーションスーパーバイザーであるFreamstoreのケイン・ガルシアはデッドリー・デンジャーのデザインにティラノサウルスの要素を取り込んでいることをインタビューで語っている。
DINO-A-LIVEにとって、ティラノサウルスは主役とも言える恐竜だ。複数の個体が制作されており、顔に傷のある成熟したティラノサウルス、年を取りはじめた壮年のティラノサウルス、そして死にゆく老年のティラノサウルスが存在している。そして、近年の学説を取り入れた羽毛の生えた若いティラノサウルスも新たに制作された。
特に『ア・ダイナソーオデッセイ2025』では若いティラノサウルスからはじまり、ティラノサウルスが年齢を重ね、最後は死に、体は朽ちて肋骨が露出し、群れの仲間の抵抗虚しくスカベンジャーに食べられるまでを描いている。子どもが多く参加するイベントで九相図のようにショッキングな光景を、自然の中のリアルとして隠さないところにDINO-A-LIVEのアーティストとしての矜持を感じた。
このようにDINO-A-LIVEのティラノサウルスの完成度は非常に高い。骨格や筋肉まで考え抜かれたティラノサウルスのDINOTECHNEは、デッドリー・デンジャーの骨格や筋肉へ転用できるのではないだろうか。デッドリー・デンジャーはアスティの相棒にもなるドラゴンだ。そのドラゴンをDINO-A-LIVEなら忠実に現実世界に産み落とすことができるかもしれない。
スコミムスそっくり!モンスター・ナイトメア
DINO-A-LIVEには数多くの肉食の獣脚類の恐竜たちが登場する。それらの恐竜たちの中でも筆者が注目したのが、スピノサウルス科に属する肉食恐竜のスコミムスだ。ティラノサウルス並みかそれ以上の体躯を誇り、赤い体色のスコミムスは、DINO-A-LIVEの花形恐竜の一頭だと言える。
スコミムスは「ワニもどき」という意味の名前で、顔はクロコダイルに似て細長く、スピノサウルスほどではないものの帆のような神経棘を持つ恐竜だ。食性は魚を食べていたとされ、『ア・ダイナソーオデッセイ2025』では龍踊りの要領で表現されたチョウザメを追って捕食する様子が描かれた。他にも『ア・ダイナソーオデッセイ2025』では恐竜の骨も龍踊りのように演出している。
なお、『ア・ダイナソーオデッセイ2025』は台詞やナレーションを使わず、ダンスと恐竜たちだけで時代の移り変わりを表現する前衛的なイベントである。ここでもDINO-A-LIVEが恐竜たちに抱いている可能性とアーティストとしての矜持を感じることができる。
クロコダイルのような顔、赤い体色……既に察しの良い方なら理解したかもしれないが、スコミムスは実写版『ヒックとドラゴン』のモンスター・ナイトメアに非常によく似ているのだ。実写版『ヒックとドラゴン』のモンスター・ナイトメアはクロコダイルなどのワニといった爬虫類をモデルにしたため、似ているのは当然とも言える。しかし、「ヒックとドラゴン」シリーズのドラゴンたちの食性が魚が中心という設定とスコミムスは合致しているのだ。
ドラゴンの中でも最強とされ、最強のバイキングのみ戦える花形ドラゴンのモンスター・ナイトメア。再現が難しいと思われた王道のドラゴン像をしたモンスター・ナイトメアもDINO-A-LIVEならば、忠実に再現して、現実へとドラゴンを産み落とすことができる可能性をスコミムスが証明しているのだ。
ケイン・ガルシアは実写版『ヒックとドラゴン』のモンスター・ナイトメアをデザインする際、クロコダイルを参考にしたと語っている。さらには背中のヒレなどは水棲生物のカサゴをモデルにするなど、奇跡的にも小型の陸上生物や魚類を捕食していたスコミムスとの相性がいい。ティラノサウルスに続き、ドラゴンと相性の良い恐竜のDINOTECHNEをDINO-A-LIVEはつくっていたのだ。
また、モンスター・ナイトメアはデッドリー・デンジャーと同じく前脚が翼となっているが、二足歩行ではなく、その翼を用いて四足歩行で歩く。DINO-A-LIVEは『DINO SAFARI 2023』で前脚が翼となっており、四足歩行である翼竜ゲオステルンベルギアを登場させている。そのため、スコミムスのデザインとゲオステルンベルギアの翼を用いた四足歩行を組み合わせてモンススター・ナイトメアを生み出せる可能性があるのだ。
【📡レンジャー通信🫡】#ディノサファリ
— 【公式】DINO SAFARI 2026 (@dinosafari2019) April 27, 2023
4/28(金)は2回公演の
キャストMCは
10:00~ #高山猛久
16:00〜 #高山猛久
です🦖🦕@take_takayama
ゲオステルンベルギアも登場しますよ~☺️
チケットはこちらから🙋https://t.co/sOjj23fdh0#恐竜 #GW #GWイベント pic.twitter.com/sfs8IK4wWt
トリケラトプスたち四足歩行恐竜の可能性
DINO-A-LIVEの花形恐竜は獣脚類だけではない。トリケラトプス親子の角竜類、ステゴサウルス親子の剣竜類、アンキロサウルスの曲竜類など四足歩行の草食恐竜たちも登場する。特にトリケラトプスやステゴサウルスなどの大型の恐竜は、子どもを守るためティラノサウルスたち肉食恐竜と戦うなどアクションも見せてくれる。
このような四足歩行の恐竜たちはグロンクルのようなドラゴンのアニマトロニクスも産み落とすことができる可能性を意味している。特にアンキロサウルスのようなごつごつとした体表はグロンクルにぴったりだと言える。特にグロンクルは赤ん坊も登場するドラゴンだ。DINO-A-LIVEではトリケラトプスの子どもとステゴサウルスの子どもも登場しているため、その点も再現できるだろう。
また、DINOTECHNEのステゴサウルスは糞をすることがあり、ショーの中ではステゴサウルスの糞を急いで研究員が回収して、研究資料とする一幕がある。グロンクルは『How To Train Your Dragon : Live Spectacular』でおならをする演出があったので、このようなちょっとした下ネタのようなジョーもありだ。
しかし、DINO-A-LIVEは知的好奇心を刺激して子どもたちの学習意欲を高めることが目的であるため、ステゴサウルスが糞をすることは単なるお笑いでは終わらない。そこで生物学における糞の持つ意味と重要性の解説が入るのが特徴だ。ドラゴンの生態をグロンクルの糞から解説するパートがあったとしたら、ファン垂涎の展開だろう。
また、DINO-A-LIVEのDINOTECHNEで最大の体躯を誇る竜脚類のブラキオサウルスを見たとき、筆者は驚きのあまり言葉を失った。デッドリー・デンジャーとティラノサウルス、モンスター・ナイトメアとスコミムス、ゲオステルンベルギアの登場......そしてブラキオサウルスといった大型の四足歩行の恐竜によって実写版『ヒックとドラゴン』に登場するドラゴンをDINO-A-LIVE、いやON-ARTなら完璧にアニマトロニクスで再現できるということを証明してくれているのだ。
DINO-A-LIVEならば「ヒックとドラゴン」シリーズの多種多様のドラゴンたちを再現することが可能なのだ。また、チョウザメや骨の龍踊りで用いた方法を用いれば、アニマトロニクスにすることが難しいテリブル・テラーも再現可能かもしれない。書けば書くほど、DINO-A-LIVEと実写版『ヒックとドラゴン』のコラボレーション企画の無限の可能性を感じさせてくれる。
ダンサーたちの好演で広がる世界
『How To Train Your Dragon Live Spectacular』では背景にバーク島の風景を投影し、それにより広大な島の風景を再現した。これは『Untrainable』でも行われた演出だ。DINO-A-LIVEでも背景に映像を投影して、舞台をより広く見せる演出を行なっている。これを活かせばセットを多く用意しなくてもバーク島を再現できる。
他にもCreature Technologyの『How To Train Your Dragon Live Spectacular』では、灯籠のように輝くバイキング船の模型を龍踊りの要領で動かすことでバイキングたちが海を渡る様子を描いてみせた。これはスコミムスとチョウザメ、骨たちの舞、太陽の舞と共通している。つまり、バイキングたちの動きの演出についてもDINO-A-LIVEは似た演出をしているのだ。
他にも恐竜が誕生した時代に、花という概念が生まれたことや、恐竜が食べる草木もDINO-A-LIVEではダンサーたちが踊りで再現した。このダンサーと恐竜の共演は、実写版『ヒックとドラゴン』ショーを開催した場合、ドラゴンとバイキングの関係性を描くのにことができる可能性を示唆している。
『ヒックとドラゴン』コラボで海外展開するメリットは?
アート集団としてのON-ART
DINO-A-LIVEを開催するON-ARTの創業者である金丸賀也氏は東京藝術大学出身で、技術者であり、アーティスト的な人物だと言える。ON-ARTの社員数は13名と会社は小規模だが、人間ではなく恐竜を主役にしたショーの展開のため、ショーの脚本は自分たちで執筆するというこだわりを見せている。
世界各国でも公演は行なっていて、二足歩行の恐竜は11か国、四足歩行の恐竜は13か国で特許を取得している。世界展開は進めている過程であるDINO-A-LIVEだが、筆者がイベントに足を運んだときの体感として、ON-ARTにはアーティスト集団としての側面が強いように感じられるときがある。
たとえば、前述のナレーションを一切使わずにダンスとDINOTECHNEの演技だけで、恐竜の栄枯衰退を表現した『ア・ダイナソーオデッセイ2025』はかなり前衛的な芸術だった。花という概念が恐竜たちの時代に誕生したことをダンスだけで表現するのは、子どもも多く見にくるパフォーマンスとしてなかなか攻めたものだっただろう。
前述の通り『DINO SAFARI ディノサファリ』というイベントではステゴサウルスが糞をしたとき、生物学的観点で糞から得られる情報が多いことについて研究員が語るシーンもあった。それに反し、最初の『恐竜大夜行』では、このイベントのためにつくられた新しいグッズが手ぬぐいしかないなど、素人目にもうちょっと稼げそう、と思わせられるときが度々あるのも、あくまでもアートな場面を重視した結果なのではないかと思ってしまった。
マーケターとプロモーターをどこまで入れるか
海外でモンスターコンテンツとなっている『ヒックとドラゴン』とコラボし、それによって市場拡大を目指すのは「ヒックとドラゴン」シリーズのファンとしても、DINO-A-LIVEのファンとしても、利益を上げるための手段として良いかもしれない。しかし、そのためにはマーケターやプロモーターを脚本の監修などに入れる必要性が出てくるだろう。
金丸賀也氏は過去のインタビューで、ショーを単なるファンタジーにしたくない、生物としての臨場感がほしいと答えている。もともと、ON-ARTはキノコなどリアルな造形物を博物館に納めていた。恐竜が生物として現実にいる感覚を味わってほしいという思いで借金を抱えながらも、DINOTECHNEを完成させたという。
そのような金丸賀也氏からしたら、完全なファンタジー作品である『ヒックとドラゴン』を制作することに拒否反応を起こすかもしれない。また、初期、外部の脚本家に脚本を依頼した際、恐竜が小道具になってしまい、人間主体のショーになってしまったことを後悔しているとも回答している。このように、ON-ARTは作品に強い思い入れのある会社だ。
だからこそ、素晴らしいショーを何度も上演できたのだと思うが、マーケターやプロモーターを本格的に参加させれば、規模感はもっと大きくなる可能性はある。それは金丸賀也氏が構想している常設のテーマパークへと繋がる可能性も大いにあるのだ。このどこまで商業的な部分を作品に取り入れるかの塩梅が難しいところだ。
『ヒックとドラゴン』は単純なファンタジーではない!
生物として目の前にいる臨場感を味わってほしい——金丸賀也氏の想いを残したまま、『ヒックとドラゴン』とコラボしてもらうにはどうしたら良いのだろうか。筆者は両方のファンではあるが、自分は完全に部外者であるということも忘れて考えた。そのとき、天啓のようにケイン・ガルシアの動画が投稿された。
「『ヒックとドラゴン』は単純なファンタジーではなく、実在の生物を研究して生み出された幻想生物学に基づく生物なのだ」という答えが導き出された。実写版『ヒックとドラゴン』を生み出すための生物学・解剖学の深い知識、それをらもとに説明すれば、DINO-A-LIVEで『ヒックとドラゴン』に登場するドラゴンのアニマトロニクスを制作してくれるかもしれない。
Framestore's new making-of for the live-action version of How to Train Your Dragon is mainly interview-based, but you get glimpses of the muscle set-up for Toothless
— CG Channel (@theCGchannel) September 9, 2025
Watch the full video on the Framestore YouTube channel: https://t.co/OjXiIC4YbI#VFX #VFXbreakdown @framestore pic.twitter.com/nfjtlgwY3Y
恐竜という生物学的アートショーと合わせて、『ヒックとドラゴン』といったクリーチャーが登場する作品とのコラボにより、DINO-A-LIVEの世界展開は一気に進む可能性があると筆者は考える。というよりも、ここまで長々と語ってきたが、簡単に言えば筆者はDINO-A-LIVEの緻密で繊細、圧倒的なリアリティのあるアニマトロニクスで『ヒックとドラゴン』に登場するドラゴンが見たいのだ。
事実、実写版『ヒックとドラゴン』のVFXとパペットを手がけたFreamstoreは動物の骨格やその中の臓器、筋肉、腱、皮膚の張り方まで計算しているのが特徴だ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の魔法生物たち、特にサイやカバ、マッコウクジラなどが組み合わさったエルンペントはそれが顕著で、DINOTECHNEの設計思想とピッタリである。
新たなるステージへ
『恐竜大夜行2025』を終え、2025年のイベントすべてが終了したON-ARTとDINO-A-LIVE。2026年に、これまでの子どもたちを中心にしたイベントではない18歳以上の大人向けイベント『DINOSAUR RUNWAY』が3月20日(金)~3月22日(日)に開催することを発表している。
DINO-A-LIVE次回公演はこちら
— 【公式】DINO-A-LIVE(ディノアライブ) (@dinoalive) December 28, 2025
2026年3月開催
DINO-A-LIVE初。18歳以上限定の大人向け恐竜ライブ
続報をお待ちください🦖#ディノアライブ #dinoalive #ダイナソーランウェイ pic.twitter.com/0QDA3bjVfI
一公演200人限定という強気な設定と「0m超体験」という売り文句から、『DINOSAUR RUNWAY』はこれまで以上に恐竜たちと接近したイベントになりそうだ。これまでは子どもたちに恐竜と触れ合ってほしいという「楽しみながら学べる」というエディテイメントと「神秘的な自然への感動」というセンス・オブ・ワンダーをテーマにしていたため、大人のファンは仕方がないことだが肩身が狭かった。
しかし、それでもSNSでは推し恐竜を観に行くファンの声は観かけたし、大人だって好奇心を持って楽しみながら学びたい。よく言えば生涯学習という点で、『DINOSAUR RUNWAY』はピッタリではないだろうか。新しい客層の開拓ではなく、潜在的な客層を掘り起こすことになりそうだ。
このままDINO-A-LIVEには、子どもたちに楽しみながら恐竜と触れ合える場を提供しつつ、大人向け路線も一緒に突き進んでほしい。またDINO-A-LIVEと「ヒックとドラゴン」シリーズの両方のファンとして、ON-ARTには他のクリーチャーのアニマトロニクスも制作してほしい。「恐竜大夜行」など恐竜と別ジャンルのコラボレーション企画に夢を見た。
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注意事項
最後の最後に、注意事項について念のため触れておきたい。これはイベントの最初に耳にタコができるほど聞かされることなので、DINO-A-LIVEファンには当たり前のことだが、守っていないファンがいるので念のため、本当に念のため触れておきたい。
イベントの撮影は基本的にOKだが、YouTubeなどの動画投稿サイトへの投稿は公式が認めたメディア以外禁止。SNSに掲載して良い動画は、動画一本につき一分以内。
イベントの撮影は係員の指示を守ること。フラッシュ禁止、撮影禁止のパートなどがあるので、その注意事項を守ること。
イベントでは座席から立ち上がらない。立ち上がって勝手に移動して撮影する、指定席ではないところに座るなどは禁止。
イベントでは恐竜に触らない。あくまでも恐竜たちは神経質な生物であるため、係員の指示を守って、距離を取って触れ合うこと。
この注意事項はイベント開催前に何度も説明されるが、守らないファンが以外と多い。目の前に恐竜が来てテンションが上がってしまうのもわかるが、あくまでも『ジュラシック・パーク』のグラント博士が語っていたように、恐竜たちを刺激しないようにイベントを楽しもう。
