子どもとルールとの上手な付き合い方について話したこと|AC✖️HSPの私の子育て
やまねです😊
この間、小学校に入った子どもが「ルールって難しいなぁ」と悩んでいたので、親子で話し合う機会がありました。
そのとき、確かにルールって、実はすごく難しいものだなと改めて実感。
ただ単純に「ルールを守っとけ!」というのであれば簡単なんだけど、それってすごく危険な考え方なんじゃないかなと気がついたんですよね。
なので、色々整理して、ルールとの付き合い方について話し合ってみました。
そして、これって、子どもにとってもそうだし、現代社会を生きる人にとって共通の大事な問題かもしれないと思ったので、ちょっとその話を書いていきたいと思います。
そもそもルールって何だろう🤔
そもそもルールって、何かというと「社会や集団生活における規則・決まりごと・慣習のこと」ですね。
で、そういった規則、決まり、慣習というのは、皆んなが集団で生きていく上で、大切なものを守るために存在します。
例えば、人の命とか健康、財産、安全、公正さ、生活の平穏など、何か皆んなが共通して守るべき価値があると認められるときに、それを守る手段として、共通の約束事を作って、それをルールにしていく。
そうして作られたルールは星の数ほど存在するといっても過言じゃないですよね。
ゲームやスポーツの中のルールもあれば、法律や条例、学校や会社の規則、家庭内の慣習などなど、あらゆるところにルールが設けられています。
現代人である私たちは、実に様々なルールに囲まれて生きています。

(張り紙の日本語がよく見るとなんか変ですね・・・🙇♀️)
とはいえ、ルールは万能ではない🙅
でも、そのルールさえ守っていれば、その価値が守られるかというと、全くそんなことはないわけです。
それはルールを破る人がいるから守られないということだけではなくて、状況によってはそのルールを守っていたとしてもその価値を毀損する場合が大いにあるということ。
ルールの建て付けが悪いときには、むしろそのルール自体がその価値を損なう存在になっているという場合すらあります。
例えばこんな場合
例えば、優先席。
困っている人を助けよう守ろうという趣旨で、優先席では、怪我、妊娠、高齢、小さな子供を連れている人には席を譲るというルールになっていますねよね。
でも、そのルールを守ってさえいれば、困っている人が守られるかというと全然そんなことないわけです。
ここは優先席じゃないから、困っている人がいても席は譲りませんよだとか、困っていそうな人はいるけど優先席に例示されいている困り事に該当しなさそうだからまぁいいかだとか、そういう考えだとかえって助け合いの精神が損なわれ、困っている人は守られない結果になってしまうわけです。

でも、ルールの趣旨から考えれば、どうすべきかは自ずと見えてくるはず!
一つの価値を守るために、別の価値が損なわれることもある
さらに、ルールを守ることで、ルールが守ろうとしている価値とは別の価値が損なわれるということもあります。
例えば、廊下を静かに歩こうというルールがあるとします。
そうすることで、建物内の秩序は守られる一方で、建物内でコミュニケーションする自由はある程度制約を受けてしまいますよね。
秩序も大事ですが、人と人がコミュニケーションを取る自由というのも、非常に大事なものです。
だから、単にルールさえ守っていればいいと考えていると、気がつかないうちに大切なものが失われてしまっていたということもあるわけです。

ルールの弊害:思考停止
たくさんのルールに囲まれて生きていると、そのルールを守るだけでも大変だからか、とりあえずルールさえ守っておけばOKみたいな思考に陥ってしまうこともあり、実はそれがルールの1番の弊害なんじゃないかなと思います。
子どものうちから「ルールを守ろう」とばかり言われていると、いつの間にかルールさえ守っておけばいいという感覚が染み付いてしまって、そのルールが守ろうとしている価値は何か、その価値は本当に守られているのかとか、そのルールを守ることによって他の何が制約されているのかとか、そういうことを考えなくなってしまうんじゃないか。
だから、子育てをする上で、子どもとルールについて話し合う場面では、結構、このことに注意して話をしていくことが大事かなと思っています!

ルールと価値の関係
なので、こんな図を書いて、子どもと話をしてみました。
ちょっとわかりにくいかもしれないですが、ルールと価値の関係を示したものです。

人間の行為(図の黒枠内)があって、その行為には「よいこと」(図の黒枠内の白い部分)から「わるいこと」(図の黒枠内の黒い部分)があり、そしてその中間にどちらともいえないグレーな部分があるとします。
そして、黒枠の中に更に赤い枠があって、その赤枠の範囲に収まっているのが、ルールの範囲内の行為、赤枠の外側はルールの範囲外の行為になります。
で、ここでポイントとなるのは、ルールの範囲内に収まっている行為の中にも、「わるいこと」に当てはまる行為はあるし、ルールの範囲外にある行為だとしても「よいこと」といえるような行為はあるということなんです。
つまり、自分の行為がルールに反しないかどうかと、その行為自体の良し悪しなどの価値の問題は別のものだということです。
だから、自分の行為がどうあるべきかを考えるときには、ルールに反しないかどうかだけではなくて、それとは別にその行為の良し悪しなどの価値を考える必要があるという話をしました。

AIにイラストを作ってもらったんですが、AIには漢字は難しいのかも笑
おわりに
ルールがあったとしても、ルールさえ守っていればいいというわけじゃなくて、結局、自分の頭で何が大切かを考えることが大事なんですよね。
そこを怠けて考えるのをやめてしまうと価値判断のできない中身のない人間になっちゃうんじゃないかと思います。
とはいえ、価値について考えるっていうのは、本当に難しいことだし、ルールに反するかどうか自体も白黒つけられない場合がたくさんあるから、本当に複雑・・・。
だから、ルールとの付き合い方って難しい。でも、そうやって難しいなと頭を悩ませること自体が、実は1番大切なことなのかもしれません。

