Netflix『モンスター:エド・ゲインの物語』|怪物はどうやって生まれたのか?|AC✖️HSPの私の考察【前章】
やまねです😊
最近、まだ不調が続いており、この後、病院に行く予定です。
今度は膀胱炎。免疫力が下がっているのか、色んな臓器が炎症しております🔥
さて、腹痛を抱えながらも、実は今日、とても楽しみにしていることがありまして…。
それは、Netflixでライアン・マーフィー(Ryan Murphy)&イアン・ブレナン(Ian Brennan)が手がけるアンソロジー形式のドラマシリーズ『Monster』の新作が公開されるんです。
今回が第三弾となるこのシリーズ。
タイトルは、『モンスター:エド・ゲインの物語』。
HSPだけど、ホラー映画やドラマが好きな私にとっては、待望の最新作!
しかし、まだ鑑賞しているわけではないので、考察は後日になりますが、今日は前章として、鑑賞前にこの作品のどこに注目すべきかと言うことについて書いていきたいと思います!
👉HSPなのに、なぜかホラーが好きという性分については、こちらの記事に書いています😁
HSP診断テストを受けてみて、HSPについて改めて考えたこと
AC✖️HSPの私のホラー作品の鑑賞ポイント!
ホラー作品を観るときに必ず注目してしまう2つの要素
これは、この作品に限らずなのですが、私がホラーが好きな理由は、2つの要素にとても惹きつけられるものがあるからではないかと思っています。
怪物はどうやって生まれたのか?
怪物からのサバイバルによって見えてきた「生きる」こととは何か?
この2つの要素がうまく描かれているホラー作品を観ると「いいもの観たな」と言う気落ちになります。
だから、私にとっては、ホラー作品の中の血みどろの描写はあまり重要ではなくて、この2つの要素がいかに掘り下げられているかが大事なんですよね。
その点、本作の制作者であるライアン・マーフィーが手がける別のシリーズ『アメリカン・ホラー・ストーリー』(AHS)も大好きなんです。
AHS、以前はNetflixでも観られたので、非常に楽しみにしていたんですが、今は観られなくなってしまい、非常に残念。ハロウィンの時期に新作が公開されるのを毎年楽しみにしてたんですけどね。
あとは、Netflixだとマイク・フラナガンの手がけるホラーシリーズもこの2つの要素がとてもよく深掘りされているんじゃないかなと思います。
(いつかマイク・フラナガンの「真夜中のミサ」についても書きたいなと思っているところ。キリスト教の話なんだけど、この作品の最後は非常に仏教的だなと思ったもので。)

かなり印象が違うけど、実際の映像もポップな感じがあって、それも魅力。
なぜ、この2つの要素が大事なのか?
この2つの要素に注目することによって見えてくるのは、こういうことかなと思います。
怪物はどうやって生まれたのか?→
「怪物が生まれる背景」=時代・社会・家庭などの“土壌”怪物からのサバイバルによって見えてきた「生きる」こととは何か?→
日常の中で忘却されていた”生きることの本質”
この二つの要素は、一見、異なる主体に関するものに思えますよね。
一つ目の方は怪物にまつわる要素だし、二つ目の方は怪物に襲われる普通の人間にまつわる要素と二分される。
でも、大体、怪物と普通の人間は地続きの関係にあるので、両者は異なるようでいて、繋がっていると言う描かれ方をすることが、ホラー作品の王道だし、ホラー作品の本当に怖い部分だったりします。
怪物を生み出した土壌は、全く別の世界に存在するものではなくて、普通の人が育つ土壌と地続きの関係にあり、土壌が汚染されている濃度の違いこそあれど、普通の人が育った土壌にも共通する要素がたくさんあったりします。
だから、時代、社会、家庭の濁り、一番澱んだ部分から立ち現れた怪物と同じ背景が、怪物に襲われる人間の側にもある。
でも、そういう澱みの中でも失われずに残っていた大切な何かが、怪物からのサバイバルの中から見えてくると言う構造になっていることが多い気がします。
【私のホラー作品の構造の雑なイメージ】
(普通の人)➖(怪物)🟰生きる上で大切な何か
ACやHSPなど生きづらさを抱えた人にとってのホラーの醍醐味
だから、アダルトチルドレンだったり、HSPだったり、その他にも色々な理由で”生きづらさ”を抱える人にとって、ホラー作品はとても学ぶところが多いんじゃないかと思います。
怪物の生い立ちには、時代、社会、家庭の中の澱みが凝集されている。
それは、私たちの生きる土壌とも地続きだったりします。
そして、怪物と対峙してサバイバルする”普通の人達”の物語からは、毒された土壌の中で見失ってしまった「生きることの本質」が見えてくる。
怪物は、不幸にも時代、社会、家庭などの土壌が、最も濁りや澱みが溜まって汚染された場所に生まれ、大切なものを失ってしまった存在です。
一方、私たちは、同じ汚染された土壌にいても、まだ大切なものを見失いそうになっているだけで、完全に失った存在ではないんです。
だから、物語を通して、怪物が失ってしまったものは何か、怪物からのサバイバルによって見出された「生きるのことの本質」、人として生きていくために大切な何かを見つけることができる。
そして、その大切なものが自分の中に眠っていることを感じ、物語を通してそれが呼び覚まされるような体験を得られます。

モンスターとのサバイバルの中で、雑念的な余計なものが削ぎ落とされていって、
人間が生きる上で本当に大切なものが見えてくるのがホラー作品の典型✨
『モンスター:エド・ゲインの物語』を観る上で注目してほしい部分
ホラー作品でも、上記2つの要素のどちらに重点が置かれているかが違っていて、例えばゾンビ系の作品だったら「怪物からのサバイバルによって見えてきた「生きる」こととは何か?」と言う部分の方に重きが置かれていることが多かったりします。
今回の「モンスター」の新作はまだ観ていないですが、このシリーズを通して毎回丁寧に描かれているのは、やはり「モンスター」と言うシリーズ名通り、「怪物はどうやって生まれたのか?」と言う部分。
だから、『モンスター:エド・ゲインの物語』を観る上でも、どうやってエド・ゲインは「エド・ゲイン」 になったのかと言うことに注目してみると作品の重要な部分が伝わってくるんじゃないかと思います。
私は、アダルトチルドレンの背景があるので、いつもシリアルキラーの生い立ちなどの描写をみると「これと比べたら、うちは随分まともな家だったなぁ。」とか謎に比べて、自分のトラウマを否定してしまうんですが…。
そういう家庭の問題が、どういう社会の中で生じたのか、どういう時代背景の元にあったのかなどが丁寧に描かれていくと思うので、そこに注目するとよいんじゃないかなと思います!

「羊たちの沈黙」のレクター博士(右)。
ノーマン・ベイツのモデルはエド・ゲイン。
「羊たちの沈黙」の方は、レクター博士が解決を手伝った事件のモデルがエド・ゲインの事件。
おわりに
まだ作品を観ていない段階から楽しみすぎて、前章としてこの記事を書きました。
怖くて目を背けたくなるような描写の中にこそ、「人間を取り巻く環境の非人間性」や「私たちが生きる上で本当に大切なもの」が潜んでいるのが、ホラー作品の魅力だと思います。
そしてそれは、“怪物”の物語ではなく、私たち自身の生の物語でもあるのだと感じています。
今回の作品からも、きっと大切な何かを学べるはず。
観終わったら、改めて考察記事を書いていきたいと思いますので、よかったら読んでみてください!
……ハマりすぎて、寝不足にならないように気をつけたいと思います💦
✏️追記
2025年10月10日(金)
👉「モンスター:エド・ゲインの物語」は”孤独が狂気を生む”という既成概念をぶち壊す|AC✖️HSPの私の映画考察
ついに、ドラマを全て鑑賞した上で、本編記事を書きました。
ドラマの構造、史実との関係、現代社会とのつながりなど、様々な角度から考察したために、かなりの長文になってしまいました😅
ただ、このドラマのメッセージは、それだけ重厚なものだったと思うので、読んでいただく意味はあるんじゃないかと思います✨
本編は、ブログの記事として公開しています。
後ほど、これに関連したnoteの記事も書くつもりです!
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