業界別・深掘り⑤:『カンタンに儲かる』は、全部ワナ。—『金融業界(投資・副業)』の闇と、未読同意させられる大切なお金
皆さん、こんにちは。Social Pentagon マーケ部(仮)です 👋
私たちは、社会に潜む見過ごされがちな課題を「ビジネスの力」で解決しようと取り組んでいる、ソーシャルビジネスのスタートアップです 🚀
さて、今回の『業界別・深掘り』シリーズは、皆さんの「財産」に関わる、最も危険な金融業界のお話です。
…と聞くと、皆さんは銀行の窓口や、保険の外交員といった、伝統的な金融機関の話を想像されるかもしれません。しかし、今回は、それらのお堅い金融機関のお話ではありません。
私たちが警鐘を鳴らしたいのは、今、皆さんのスマホ(SNSやアプリ)に、直接忍び寄る『カンタンに儲かる!』というデジタル金融のワナについて、です。
これらは、正規の金融機関のフリをしていることもあれば、無登録の業者や、中には詐欺集団が仕掛けていることもあり、WEB上では非常に見分けがつきにくくなっています。 新NISAの開始などで投資への心理的なハードルが下がった今、その関心の高まりに悪意ある者たちが便乗している、というのが実態なのです 🔍
事実、国民生活センターには、「SNSで著名人(を名乗る人物)に勧められて投資したが、出金できなくなった…」「簡単な副業(FXツール)のはずが後で高額請求された…」といった『SNS型投資・副業』の相談が、2024年度以降、異常なペースで急増しており、社会問題化しています。被害額が数百万円にのぼるケースも、決して珍しくありません 🔍
名言の引用:リスクと無知
世界的な投資家である、ウォーレン・バフェット氏は、こんな言葉を残しています。
「リスクとは、自分が何をやっているか分からない時に起こるものだ」
まさに、SNSで勧められるがまま、「自分が今、何に同意しているか分からない(=未読同意)」まま、大切なお金を出してしまうこと。 それは「投資」ですらなく、単なるギャンブル…いいえ、ルールの分からないギャンブルに参加させられているだけなのです。そう考えると怖くないですか?これこそが、最大のリスクなのですね 🤔
【課題1:手軽さという最強のダークパターン】
「知識ゼロでもOK!」 「スマホで1タップするだけ!」 「AIがあなたに代わって自動で売買します!」
こうしたカンタン投資アプリや副業サイトの、耳障りの良いキャッチコピー。私たちは、これ自体が、リスクを意図的に隠蔽し、消費者の「楽して儲けたい」、「でも、損したくない」という脆弱性につけ込む、最強のダークパターンであると考えています。
前回の不動産であれば、どれだけIT化(IT重説)が進んでも、高額な契約ですから、私たちは(嫌でも)身構えますよね?しかし、スマホアプリはどうでしょう。ゲームアプリをダウンロードするのと同じような手軽さで、私たちは投資の世界に足を踏み入れてしまいます。
その手軽さが、私たちの身構えるという、最も重要な防衛本能を麻痺させ、 「まあ、よく分からないけど、AIがやってくれるならいいか」 と、本来なら絶対に読まなければならないリスク説明書や利用規約を、思考停止のまま未読同意させてしまうのです。
カンタンさを入り口に、私たちを不利な契約へと、気づかれないように誘導する。これが、デジタル金融のワナの、第一の恐ろしさです。
【課題2:究極の情報の非対称性と未読同意】
不動産業界における情報の非対称性は、プロ vs 素人でした。 しかし、金融(特に暗号資産やFX、海外業者)の世界は、それがさらに、さらに深刻です。なぜなら、扱っている商品そのものが、私たち素人には理解不能なほど複雑だからです。
(例:暗号資産(仮想通貨)の取引所) 私たちが、手軽に口座開設のボタンを押すとき。そこには、法律で定められた、膨大な量の利用規約や取引リスク説明書が、PDFファイルなどで添付されています。皆さんは、これをちゃんと読みましたか?
そこには、こんな恐ろしいリスクが、専門用語でびっしりと書かれているわけです。
「レバレッジ取引のリスク」 →(※つまり、「あなたの預けたお金の何倍もの取引ができる反面、失敗すれば、預けた以上のお金(=借金)を失う可能性があります」ということ)
「ハッキングによる資産喪失の可能性」 →(※つまり、「もし私たちがハッキングされて、あなたの資産が盗まれても、私たちは補償しないかもしれません」ということ)
「システム障害時の免責事項」 →(※つまり、「『今すぐ売りたい!』という大暴落の瞬間に、私たちのシステムが止まっても、文句は言えませんよ」ということ)
「出金ルールの変更可能性」 →(※つまり、「今はすぐ出金できても、明日は『会社の都合で』出金できなくなるかもしれません」ということ)
…これら全てに、私たちは「(読んでないけど)分かりました」と「未読同意」をしているのです。
(例:SNS型投資詐欺) さらに悪質なのが、SNSの広告やDM(ダイレクトメッセージ)から、LINEグループなどに誘導されるケースです。 そこでは、最初は普通の雑談や、少額の「利益が出た」という報告(もちろん、その多くはサクラです)が飛び交い、集団心理で「自分も乗り遅れたくない」と焦らされます。 そして、「必ず儲かる」と、よく分からない海外のサイト(=当然、契約書も英語か、そもそも存在しない)に入金(=事実上の同意)させられてしまうのです。
不動産契約(賃貸)の未読同意で失うのは敷金(年間1.3万件)や手付金だったかもしれません。しかし、金融契約の未読同意は、あなたの大切なお金を、文字通り一瞬で失うかもしれないリスクに、直接サインしていることなのです。
まとめ:欲に訴えかける契約こそ、誠実に ⚖️
「儲けたい」という人間の根源的な欲求は、自然なものです。しかし、その欲求につけ込むビジネス(金融・投資)だからこそ、そこでの「契約(同意)」プロセスは、何よりも誠実で、透明でなければなりません。
「リスク説明書を読まなかった(未読同意した)消費者が悪い」のでしょうか? 「騙されるほうが悪い」のでしょうか?
私たちは、その自己責任論に、断固として「NO」と言います。 なぜなら、それは情報の非対称性と脆弱性という、社会の格差につけ込んだ、不公正な行為だからです。
企業側(プラットフォーム側)が、その圧倒的な情報の非対称性を自覚し、 テクノロジーや専門家である弁護士の知見(Social Pentagon DIGESTの理念)などを用いてでも、本当に重要なリスクを、消費者が嫌でも目につくように、分かりやすく伝える努力をすること。
誠実な企業と不誠実な企業(あるいは詐欺)を見分ける基準は、そこにあると、私たちは強く信じています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました 🙏
いかがでしたでしょうか。『カンタンに儲かる』という言葉の裏で、皆さんが未読同意させられている『リスク』について、何か新しい気づきがあれば幸いです。
次回は、特に若い世代で問題になっている「あの決済方法」について、一緒に考えていきたいと思います 🤝
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