💡それ、わざとかも? あなたを不利な選択👆に導く「ダークパターン」の手口 🕵️♂️
皆さん、こんにちは。Social Pentagon マーケ部(仮)です 👋
私たちは、社会に潜む見過ごされがちな課題を「ビジネスの力」で解決しようと取り組んでいる、ソーシャルビジネス・スタートアップです 🚀
さて、皆さんはネット通販などで、こんな経験はありませんか?
「このホテル、今〇〇人が見ています!」 「セール終了まで残り10分!」
そんな表示を見て、焦って「購入ボタン」を押してしまった…。
前回は、利用規約を読まずに同意してしまう「未読同意」や「形骸化した同意」が、いかに私たちの生活に潜む課題か、というお話をしました。
今日は、その「同意」や「選択」の場面で、私たちが気づかないうちに不利な行動を取らされているかもしれない、「ダークパターン」という手口について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います 🔍
名言の引用
アメリカの第16代大統領リンカーンは、こんな言葉を残しています。
「すべての人々を一時的に騙すことはできる。しかし、すべての人々をいつも騙し続けることはできない。」
企業が短期的な利益のために消費者を「騙す」「惑わす」ようなデザインをしても、その信頼はいつか失われてしまう。私たちは、そう考えています 🤔
1. 「ダークパターン」とは?
まず、「ダークパターン」とは何か。 私たちは、これを「皆さんが気づかないうちに、不利な選択をさせようとする“いやがらせ”のようなデザイン」と呼んでいます。
2010年にイギリスの専門家が提唱した概念ですが、要するに、WEBサイトやアプリの運営者が、「利用者の意図に反する行動」をとらせるために、巧みに仕組んだ「デザイン上のトリック」のことですね。
前回お話しした「未読同意」は、いわば「読ませない」状態でした。 今回の「ダークパターン」は、さらに一歩進んで、皆さんの「うっかり」や「面倒くさい」という心理に付け込んで、積極的に「不利なボタンを押させよう」としてくる、より悪質な手口だと言えます。
2. あなたの身近に潜む「ダークパターン」3選
専門的によると「7つの類型」などに分類されるのですが、今回は難しい話は抜きにして、皆さんの身近に潜む「あるある!」という代表的な手口を3つ、ご紹介します。
(手口1)「妨害」タイプ:解約させない! いわゆる「ゴキブリホイホイ型」とも呼ばれる手口です。
現象:
「動画見放題! 1ヶ月無料!」といった「サブスク(毎月払い)」に登録するのは、とても簡単だった。
しかし、いざ「解約」しようとすると、「解約ボタン」がどこにあるか全く分からない。
やっと見つけたと思ったら、何度もパスワード入力を求められたり、「本当にやめるんですか?」という引き止め画面が何ページも続いたりする…。
解説: これは、利用者が解約を「面倒くさい」と感じて諦め、そのまま料金を払い続けてしまうことを狙っています。入るのは簡単、出るのは困難。これは誠実なデザインとは言えませんよね。
(手口2)「こっそり」タイプ:いつの間にかカゴ(カート)にIN これは、お買い物サイト(ECサイト)で非常によく見られます。
現象:
洋服を1着だけカゴに入れてレジに進んだはずが、最後の確認画面を見ると、身に覚えのない「お急ぎ便オプション(有料)」や「3年延長保証サービス」が、いつの間にか追加されている。
「メルマガを購読する」というチェックボックスが、最初からチェック済みになっている。
解説: これは「事前選択」と呼ばれる手法です。利用者が気づかずに(あるいは、チェックを外すのが面倒で)そのまま購入してしまうことを狙っています。意図しない出費をさせたり、不要なメールを送りつけたりするわけですね。
(手口3)「緊急性・社会的証明」タイプ:とにかく焦らせる! 冒頭でご紹介した例が、まさにこれです。
現象:
「在庫残り2点!」(でも翌日見ても2点のまま)
「あと○分でタイムセール終了!」(でもページを更新するとタイマーがリセットされる)
「今5人がこの商品を見ています」(本当に?)
解説: これは、消費者の「損したくない」「乗り遅れたくない」という心理(焦り)を悪用する手口です。私たちに冷静に考える時間を与えず、衝動的に購入させようとします。
3. なぜ企業は「ダークパターン」を使ってしまうのか?
ここで、少しだけWEB業界の「裏話」をしますね。 なぜ、こんな“いやがらせ”のようなデザインが世の中にあふれているのでしょうか。
それは、多くのWEBサイトが「購入率(コンバージョンレート)」や「解約率(チャーンレート)」といった「数字」を厳しく追いかけているからです。
「このボタンの色を変えたら、購入率が0.1%上がった」 「解約ボタンを分かりにくくしたら、解約率が3%下がった」
そうした短期的な数字を追いかけるあまり、つい「消費者を誘導する」デザインを採用してしまう…。残念ながら、そうした企業が存在するのも事実です。
しかし、こうした手口は、法律に違反する可能性も高いのです。 例えば、「解約を不当に妨害する」(手口1)ことや、「意図しない申込みをさせる」(手口2)ことは、私たちの生活を守るための「特定商取引法」や「消費者契約法」といった法律に触れるリスクがあります。
4. まとめ:「だまされない消費者」になるために
こうした「ダークパターン」は、もちろん日本だけの問題ではありません。 世界中で問題視されており、特にヨーロッパ(EU)やアメリカのカリフォルニア州などでは、こうした不誠実なデザインを法的に厳しく規制しようという動きが、非常に活発になっています。
私たちは、短期的な利益のために消費者をだますようなデザインがまかり通る社会は、健全ではないと考えています。
「誠実なデザイン」や「分かりやすい説明」をする企業が、きちんと消費者から選ばれ、信頼される。 そんな「当たり前」の社会を、私たちは「ビジネス」の力で、この日本から作っていきたいのです。
とはいえ、社会が変わるのを待つだけでは、私たちの「うっかり損」は防げません。 大切なのは、まず私たち自身が「知る」こと。
「あれ、この表示、もしかして私を焦らせようとしてる?」 「このチェック、最初から入ってるのおかしいな?」
そう気づくだけで、皆さんの行動はきっと変わります。 それが、不利益な選択から自分自身を守る、一番確実な第一歩だと思います。
次回も、皆さんの身近な「あれ?」を一緒に考えていければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました 🙏
いかがでしたでしょうか。 WEBサイトに潜む「ダークパターン」という“いやがらせ”のようなデザインについて、何か新しい気づきがあれば幸いです。
次回は、なぜ企業がこうした手口を使ってまで『皆さんの情報』を欲しがるのか?その裏側についてお話しします 🤝
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