【移住を迷っているあなたへ】後悔しないための判断軸の立て方|4年間暮らした私から伝えたいこと
今日は2026年現在、カナダ移住を目指すべきかどうかの判断軸について、私の考えをつづっていきたいと思います。
2022年1月に永住権を目指して家族とともにカナダに移住した私が、4年間で体験したことをもとに失敗や後悔も含めてお伝えします。
移住を考え始めたけれど、何を軸に判断したらいいのか分からない。
前向きな情報だけでなく、現実も知りたい。
そんな方に、特に読んでいただけたらうれしいです。
2026年、カナダ移住を目指すべきか。
2026年、カナダ移住を目指すべきか。
正直なところ、どっちとも言えない…。というところです。
(えっがっかり…??)
個人的には、渡航をごり押ししてくる人も、絶対来ない方がいいという人も、どちらも無責任だな…と思います。
なので、ここでがっかりした人にはごめんなさい。
でも、頻繁に変わるカナダ政府の方針転換、ご自身それぞれの状況のことを考えるとどんなプロでも断言できない範疇の事だと思っています。
状況だけを見れば、2026年現在のカナダはビザをつなぐのも、永住権を狙うのも、一般的に言えば難しい状況です。
そんななかで、私がお伝えしたいのはノウハウではありません。
なんせ、私自身まだ永住権を取れていませんから。
今日は移住すべきかどうかの答えではなく、判断軸の提案をしていきたいと思います。
私がどういう気持ちで日々に意味を見い出し、将来の不安と戦っているかを踏まえて、4年間カナダに住んでみて感じた反省や後悔、そして得られたものを踏まえて今の考えをまとめました。
我が家の現状 ― 永住権が遠いという現実
まずは我が家の現実から。
我が家は現在、頑張ってはいるけど永住権が取れない、という位置にいます。
ポイント的にすごく低いわけではないけど、もっと高いポイントの人がわんさかと永住権獲得を待っている、という状況です。
我が家の永住権のポイントに関わる要素はこちら↓
メイン申請者である夫
△45歳
〇カナダで就労3年
△英語中級の下くらいのスコア
〇四大卒
〇カナダの指定する専門職
〇日本での専門職職歴8年
年齢は不利ですが、それでも職歴が強いので、まるでダメなわけではないのです。それでもいまいち先が見えない。
永住権がとれずに滞在権をつないでいく現状は、それはそれは苦しいです。
見る人から見れば、「もう諦めて帰ればいいんじゃない?」と思われることでしょう。
でもまあ、もともと「日本に住んでればいいんじゃない?」と思われながら移住を決めてきたんですけども。
あとは、もっと早く動けたのではないかと振り返ることが多いです。
我が家は打つ手が一歩遅くて機を逃した、みたいな経緯が結構多いです。
具体的に言うと州の移動と、学生ビザを取ろうと思った時期です。
将来設計がはっきりしないまま、生活だけは現実として進んでいく。
その感覚はなかなか独特ですし、不安で夜中に目が覚めて眠れないなんてこともよくあります。
じゃあ、私は後悔しているのか
では、私は後悔しているのか。
カナダに来たことそのものに対しては、後悔はありません。
人種も出身国もさまざまなこの国で出会った人たち。
人と人は違っても想いは共有できると知ったこと。
分かり合えない瞬間があっても、それを人種や出身地のせいにしない視点を持てたこと。
自然とはこんなに美しいのかと気付いたこと。
また、それが日常にあることの贅沢。
子どもが当たり前のように友だちと英語を話して笑いあっている光景。
それらは確実に私を育ててくれたし、「ああ、こんな瞬間を知れたのなら、私の人生は幸せだと言えるよね。」と思える時間が、何度もありました。
ただ。
ただ、移住の道筋の作り方については後悔があります。
もっと複数の移民コンサルタントに相談すべきでしたし、もっと永住権の制度を自分で調べるべきでした。
「なんとかなるだろう」という楽観が過ぎたことを深く反省しています。
移住そのものではなく、戦略の甘さに対する後悔です。
これから考える人はぜひとも、同じことにならないようにしてくださいね。
今悩んでいる人は、何を基準に判断するべきか
違う視点を持つコンサルタントの話を聞く
では、今迷っている人は何を基準に判断すればいいのか。
まず現実的な話をするなら、移民コンサルタントの話は複数聞くことを強くおすすめします。
一人の意見で決めないこと、可能なら違う視点を持つコンサルタントの話を聞くことが大事です。
だってひとりひとり得意分野が違うし、極論言っちゃうと、悪意がある人だっています。
制度は複雑でしかも流動的ですから、楽観だけは判断を誤ります。
目標を達成できなくても納得できる落としどころを設定できるか
次は精神的なお話。
当初の目標が達成できなければ失敗なのか。
それとも、その過程で得た経験も含めて成功なのか。
移住において、ひとそれぞれ目標が違います。
永住権の獲得、海外で就労してみたい、海外で子どもを教育したい、海外で学歴を積みたい、など。
ところが、制度は突然変わることもあるし、渡航をしたのに何らかの理由で達成できないということは往々にしてあります。
一方で、目標とは別に日常ベースの体験、
「海外で数年家族で暮らす経験をする」
「自分の視野を広げる」
「子どもに違う環境を見せる」
そういったことも収穫の一つとして捉え、移住にあたって手放したものと釣り合うと考えられるなら、そこには後悔のない移住が成り立つのだと思います。
例えば我が家の場合ですが、もともとは永住を目的に渡航しましたが、今は永住権獲得だけを目標にていません。
私は今この切り替えができていますが、理想を言えば最初からそのマインドで来ればよかったなと思っています。
永住権獲得が唯一のゴールのままだと、その過程の苦しかったことはただの苦しみになり、よかったことにも目を向けられなくなる可能性があります。
私は今、日々の生活や学習の過程を大切に思っているため、仮に永住権獲得が叶わなくて日本本帰国になったとしても、前向きに切り替えられると思っています。
当初の目標が達成できなければ失敗なのか。
それとも、その過程で得た経験も含めて成功なのか。
その答えは、人によって違うはずです。
そして、目標が達成できなければ意味がない、と思うのであれば、一度落ち着いて見直してみてもよいかもしれません。
回り道を糧と思えるか
私たちは今もチャンスが来たときにつかめるように英語を学び、フランス語を学び、制度を追い、仕事を続けています。
英語はともかく、フランス語は永住権が取れなかったときに役立てる機会がとても少ないと思っています。
それでも学習している過程に意味がある、もしくは可能性は低くても何か役に立つかもしれない、という心持ちで取り組んでいます。
終わりに ― 未来は読めない、それでも
数年後、渡航希望先の移民政策がどうなっているかは誰にも分かりません。
また、ご自身の状況もどう変わっているか分かりません。
だから私は「来るべきだ」とも「やめたほうがいい」とも言えません。
正直どっちにも責任が取れないのです。
仮に人に止められて渡航をしなかったとして、その先「やめたこと」を後悔しないとは言えないのです。
例えばカナダについて言えば、コロナ流行時に「今は渡航や永住権を狙うのはやめた方がいい」と言われて渡航しなかったけど、その時突然カナダ政府が大量の永住権を発行したために、永住権獲得を逃して後悔した人がいたという話を聞いたことがあります。
いきなり何が起こるか分からないのです。
極論、渡航先で何があるか分からない以上、目標が達成できなくて帰ってきたとしても、自分で納得できるのかが全てな気がします。
目標は何なのか
過程も楽しめるのか
手放したものと天秤にかけて納得できるのか
目標が叶わなかったときの落としどころを設定できるのか
を丁寧に自分に問いかけてもらいたいと思います。
そのうえで、当初の目的を達成できたら、本当に言うことないくらい嬉しいですね。
ところで、なんでカナダに来たの?👇
渡航直後めちゃくちゃ大変だった話👇(こんなの誰にも体験してほしくない)
そんな私でも持っている夢👇
