傘がない ②【連載台本・世にもになるまで書いてみた・68作目】
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〇 2軒目のコンビニ・店内
コンビニの入店チャイム音。
男 一目散で傘売り場に目を向ける。
しかしまたも売り切れ。肩を落とす。
だがすぐ横の傘置き場には大量の傘が。
一瞬傘に手を伸ばすも、躊躇したのかそのまま店を後に。
〇 夜の歩道
雨はますます強くなっていく。
主人公 急いでいるのか目的地まで走って向かう。
無言でただひたすら走る。
〇 3軒目のコンビニ
人員不足なのか、このコンビニでは店長自らレジに立っている。
お客も少なく暇そうな様子。思わず大あくび。
コンビニのチャイム音。
店 いらっしゃいま・・・ うおっ!?
レジの前にはずぶ濡れになった男が。
息を切らしながらその場に立ち尽くす。
店 (恐る恐る)ど、どうされました・・・? タバコですか・・・?
男 ・・・・・・・・・さ。
店 はい?
男 ・・・傘。傘はどこだ。
店 え、えっと・・・ そこにありますけど・・・
男 違う! ビニール傘じゃない!! もっと丈夫な傘はないのか!
店 いや・・・ あの・・・ 当店はビニール傘しか置いて・・・
男 ・・・もういい。他をあたる。
店 はぁ・・・。
近くのホームセンターならあるんじゃないですかね・・・?
そこの曲がり角を曲がったらあるんですけど・・・
男 ・・・それって【ホームセンターの店名】か?
店 え? そうですけど・・・
男 !? 何時までやってる!?
店 たしか9時まで・・・
男 9時!?
男 スマホで時刻を確認する。かなりギリギリの時間。
礼も言わずホームセンターへと急ぐ。
店長 呆然と立ち尽くす。
店 な、なんだアイツ・・・
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