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#141 経済大国アメリカの地位は続くのか?

S&P500についての投稿の中で「S&P500は経済大国アメリカの成長の恩恵をモロに受けることができる」というようなことを書いたが、今回の投稿では「経済大国アメリカ」の覇権はこのまま続くのか?について考えてみたので整理する。

アメリカが経済大国と言われる理由

まずはそもそも、アメリカがなぜ経済大国と言われるかについて調べたので整理する。

アメリカは世界最大のGDPを誇る

GDPとは、日本語では「国内総生産」と表現するが、一定期間内(四半期または1年)に国内で新たに生産されたすべての財(モノ)とサービスの付加価値の合計額を指し、国の経済規模や経済成長率を示す最も重要な指標とされている。アメリカは長年にわたり「世界最大の経済規模」を維持しており、製造業・サービス業・ハイテク産業など、多様な分野で莫大な付加価値を生み出し続けている。
ちなみに日本のGDPは世界4位。ドイツに抜かれて世界5位との話もある。
4位や5位というと上位のように感じるが、アメリカと日本のGDPには7倍以上の差が開いている。あっぱれアメリカ!という状況だ。

人口規模が大きい

アメリカは3億人超の人口を持つ世界最大級の「消費大国」とされており、アメリカ国内市場だけで巨大な需要が存在し、企業が成長しやすい環境になっている。また移民の影響もあり、今後の人口推移をみても緩やかに上昇という予測が多く、今後数十年は人口が減らない。
2050年にはアメリカも高齢者の割合が高くなるなどの懸念点はあるが、人口が減り続ける日本とは大違いだろう。人口は経済成長という視点と密に関係しているため、GDPも成長しづづけることができる。

世界の技術革新をリードしている

アメリカには、シリコンバレーを始め、AI、IT、航空宇宙、医薬、バイオなどの先端産業で圧倒的な競争力がある。技術革新力が経済成長の原動力になっていることは間違いない。

・Google、Apple、Microsoft、Amazon など
 世界をリードする企業が集中
・大学や研究機関のレベルが非常に高い

金融・資本主義の中心である

ニューヨークのウォール街は世界の金融の中心となっている。
また、アメリカは金融に関する法制度をしっかりと整えており、投資家の間では「安心して投資できる国」という認識が広まっている。
これにより投資マネーが集まり、経済規模が維持されやすい構造がある。

・ドルは基軸通貨
・世界最大の株式市場(NYSE・NASDAQ)
・グローバル企業の資金調達の場

資源が豊富

石油・天然ガス・農地など自然資源に恵まれており、近年はシェール革命で“エネルギー輸出国”としての地位も高まっている。
この辺りもエネルギーや食品の多くを海外に頼っている日本とは大違い。諸外国に頼らずとも、自分達で生活していく、生きていくための土台がアメリカにはある。

最強の軍事力

核保有国であり世界一の軍事力を持っている。そのため国際政治・経済ルールに強い影響力を持ち、世界経済の中心であり続けることができる。
その最強の軍事力から「アメリカが世界の警察」とも言われていた時期があり、自分達の経済力や覇権を脅かすようなことがあれば、この軍事力を持って諸外国を牽制し、自分達の優位性を保持しつ続けるだろう。

ここまで、アメリカが経済大国である理由について、広く浅く6個の視点について触れてみた。この1つ1つを掘り下げると、また歴史や地政学についての色々な視点が見えてきてとても面白い。
しかし、掘り下げれば掘り下げるほど、アメリカ最強!ということがわかってくるのもまた事実で「やっぱりアメリカ最強だ!」という結論になってしまう人が多いのではないだろうか。

アメリカの経済大国が揺らぐシナリオはあるのか?

次に、アメリカの経済大国が揺らぐ可能性について、考えてみようと思う。

米ドルの信頼が揺らぐ出来事がおきる

ドルは世界の基軸通貨なので、これに傷がつくと世界の資金の流れが変わるだろう。たとえば、現実的に起こりそうなシナリオは以下くらいだろうか?
とはいえ、これらもいきなり来年起きる!などは考えにくい。

・アメリカの国家債務が制御不能になり、
 デフォルト恐怖が起きる
・長期的なインフレが続き、ドルの購買力が
 大きく低下
・財政赤字が爆発的に悪化し、国債の信用が
 弱まる

アメリカ内部が政治的に不安定になる

政治が分断・混乱すると、避難先資産としての魅力が落ちてしまう。
たとえば、以下のようなシナリオだろうか。

・政府機能の停止(シャットダウン)の長期化
・大きな内乱・政治暴動
・司法や制度の信頼が損なわれる

米国債も株式市場も、「安定」への信頼で成り立っているため、政治が不安定になると金融中心地としての魅力が低下してしまう。
2025年11月現在、アメリカの政府機関が一部閉鎖しているが、国際的な安定が揺らぐ規模の政治不安になるとは考えにくい。
その前に、トランプ大統領もその関係者たちも現実的な妥協点を見つけて折り合いをつけるだろう。

他国がアメリカより魅力的な市場をつくる

この可能性があるとすれば、EU、インド、中国くらいだろうか。
しかし、イノベーションの起きやすさ、金融制度の透明性などなど、現段階ではアメリカには匹敵しない。アメリカ市場よりも魅力的になるには、まだ数十年の時間がかかりそうだ。

そのほか、あまり現実的ではないが、以下のようなシナリオもありえるだろうか。

・アメリカが大規模戦争に巻き込まれて負ける
 →最強軍事力なのであり得ない
・テロやサイバー攻撃でアメリカの金融市場が
 ストップする
 →アメリカは世界的にみても最前線の対策を
  しており、いきなり大ダメージを受ける
  ほどの攻撃をくらうとは考えにくい

まとめ

アメリカの経済的優位性について調べてみたが、どんな視点から見ても、やっぱりアメリカは最強では!?という個人的見解にいきついた。
未来は誰にもわからないが、いきなりアメリカの覇権が揺らぐことはなく、
可能性があっても「中国やインドの台頭で数十年〜百年弱くらいのスパンで徐々に影響力が低くなっていくかな・・・・」くらいにしか今の状況では考えられない。
答えは誰にもわからないが、今後も世界経済や最新ニュースをチェックしつつ世界の動向を見ていきながら、株式戦略を考えていければ問題はないのでは!?と思った。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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