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資産形成で私がやらないと決めていること

こんにちは、そのはです。

前回の記事では、資産形成は「何をやるか」よりも「どの順番で整えるか」が大事だと書きました。

稼ぐ。
貯める。
守る。
増やす。

この4つを同時に最大化しようとすると、資産形成は一気に難しくなります。

だからこそ、今の自分がどこで詰まっているのかを見て、順番に整えていくことが大事です。


ただ、順番を決めるうえでもう一つ大事なことがあります。

それは、やることを増やしすぎないことです。

資産形成では、つい「次に何をやるか」を考えたくなります。

NISAを始める。
副業をする。
固定費を下げる。
家計簿をつける。
投資先を選ぶ。
防衛資金を作る。

もちろん、どれも大事な要素です。
ただ、やることを増やしすぎると、毎月の判断が増えます。

判断が増えると、迷う場面も増えます。
迷う場面が増えると、続けるためのエネルギーも必要になります。


資産形成は、短距離走ではありません。
長く続けるものです。

だから私は、「何をやるか」と同じくらい、「何をやらないか」を決めることが大事だと思っています。


この記事では、私が資産形成でやらないと決めていることを整理します。

特別な裏技ではありません。

むしろ、判断を減らして、長く続けるためのルールに近いです。



相場を見て積立額を変えない

まず、私は相場を見て毎月の積立額を変えないようにしています。

  • 相場が上がっているから、今月は多めに入れる。

  • 下がっていて怖いから、今月は少なめにする。

  • 暴落しそうだから、一度止める。

こういう判断は、分かりやすく見えて、かなり難しいです。


なぜなら、相場を見て判断するということは、毎月の入金額を感情に近いところで決めることになるからです。

上がっているときは強気になります。
下がっているときは不安になります。
ニュースが悪いと、投資を止めたくなります。


でも、資産形成で大事なのは、毎月その判断を当てに行くことではありません。

むしろ、判断しなくても続く形にしておくことです。


私の場合、積立額は相場ではなく、生活や収支の変化で見直すものだと考えています。

収入が増えた。
固定費が下がった。
家族構成が変わった。
大きな支出予定ができた。

こういう変化があれば見直します。
逆に、相場が上がった下がっただけでは、基本的に触りません。


資産形成は、相場に合わせて毎月うまく動くゲームではなく、長く市場に居続けるゲームだと思っています。

だからこそ、積立額はなるべく固定し、判断回数を減らします。

防衛資金を決めたあと、いくらから投資に回すかについては、こちらでも整理しています。



防衛資金が曖昧なまま、投資額を増やさない

投資額を増やしたくなるタイミングはあります。

  • SNSで資産形成の発信を見る。

  • NISAの満額投資の話を見る。

  • 周りが投資を始めている。

  • 相場が好調で、もっと入れた方がよさそうに見える。

そういうとき、つい投資額を増やしたくなります。

ただ、私は防衛資金が曖昧なまま投資額を増やすのは避けた方がいいと思っています。


投資は、長期で持つ前提だからこそ意味があります。

しかし、現金が薄い状態で投資額だけ増やすと、想定外の出費が来たときに崩れやすくなります。

  • 急な家電の故障。

  • 引っ越し。

  • 体調不良。

  • 収入減。

  • 家族の事情。

こうした出来事が起きたとき、防衛資金がないと、投資資産を売る選択肢が出てきます。

本来は長期で置いておきたかったお金を、必要に迫られて売ることになります。

これはかなりもったいないです。


もちろん、防衛資金が完璧に整うまで一切投資をしてはいけない、という話ではありません。

月数千円でも投資を始めて、値動きに慣れることには意味があります。

ただ、投資額を大きくしていく前に、守るラインは決めておいた方がいいです。


不安をゼロにする必要はありません。(というか、できません。)

でも、「このくらい現金があれば、しばらくは投資を売らずに済む」という最低ラインは必要です。


防衛資金の決め方はこちらで書いています。



副収入を前提に固定費を上げない

副収入が入ると、生活を少し上げたくなります。

  • 少し良い家に住む。

  • サブスクを増やす。

  • 外食を増やす。

  • 毎月の買い物の基準を上げる。

気持ちはよく分かります。
副収入は、自分で作った上振れのように感じやすいです。

だから、「これくらい使ってもいい」と思いやすいお金でもあります。


ただ、私は副収入を前提に固定費を上げるのは避けたいと考えています。

理由は、副収入は本業収入ほど安定しないことが多いからです。

今月は入るかもしれない。
来月も入るかもしれない。
でも、半年後や1年後も同じように入るとは限りません。

それなのに、副収入込みで家賃や車、サブスクなどの固定費を上げてしまうと、副収入が減ったときに一気に苦しくなります。

副収入は、生活の本体に組み込むより、上振れとして扱う方が安定します。


私自身も、副収入が入ったからといって、その分だけ生活水準を上げるような扱いはしていません。

毎月の投資額や、家庭用口座への入金配分など、土台になる部分を先に決めています。

そのうえで、副収入はプラスアルファとして貯蓄される形です。


副収入は、使うためのお金というより、将来の選択肢を増やすお金。

そう考える方が、資産形成には繋がりやすいと思っています。


副収入の扱いについては、こちらでも書きました。



細かすぎる家計管理をしない

家計管理は大事です。

ただ、私は細かすぎる家計管理はしないようにしています。


もちろん、家計簿をきっちりつけることが合っている人もいます。

毎日の支出を記録して、カテゴリ別に分析して、改善していく。

それでうまくいくなら、とても良い方法です。


しかし、私にとっては、細かすぎる管理は続きにくいです。

大事なのは、1円単位で支出を把握することではなく、資産形成が前に進む状態を作ることです。

  • 毎月いくら投資するのか。

  • 生活費はどのくらいか。

  • 防衛資金はいくら必要か。

  • 家庭のお金をどう分担するのか。

このあたりの大きな数字が決まっていれば、細かい支出を完璧に管理しなくても、資産形成は進められます。


逆に、家計簿をつけること自体が目的になると、本末転倒です。

  • 記録はしている。

  • でも、投資額は決まっていない。

  • 防衛資金も決まっていない。

  • 固定費も見直していない。

これだと、管理している感はあっても、資産形成の前進には繋がりにくいです。


資産形成は、細かく把握することより、動く数字を決めることの方が大事です。

私は、毎月の基準値を先に置く方が合っています。

入金、生活、防衛。
この3つの数字があると、細かい判断を減らしやすくなります。

月の3つの基準値については、こちらで整理しています。



いきなり大きく増やそうとしない

資産形成は、早く進めたくなります。

もっと投資額を増やした方がいいのではないか。
副業で大きく稼いだ方がいいのではないか。
リスクを取らないと増えないのではないか。

そう感じることはあります。

気持ちはわかりますが、私はいきなり大きく増やそうとしない方がいいと思っています。


投資も副収入も、最初から大きな成果を狙うと、負荷が上がります。

負荷が上がると、続けるのが難しくなります。

資産形成で大事なのは、短期間で一気に伸ばすことではなく、長く続けることです。


投資であれば、まず月数千円からでもいいです。
少額でも実際に始めることで、値動きに慣れます。
自分が下落時にどう感じるかも分かります。

副収入であれば、最初から大きく稼ごうとしなくていいです。
小さく試して、自分に合うかを見る。
本業や生活を壊さない範囲で続ける。

このくらいの方が、現実的です。


もちろん、最終的には入金力を上げていくことも大事です。

NISAの積立投資枠を埋めるような目標は、分かりやすい基準になります。

現在の新NISAであれば、積立投資枠は月10万円です。

最初からそこに到達できなくても問題ありません。

  1. 月数千円から始める。

  2. 次に1万円。

  3. 余裕が出てきたら数万円。

  4. 生活や収支が整ってきたら、さらに増やす。

この順番で十分です。

最初から大きくやろうとして止まるより、小さく始めて続ける方が強いです。



他人の正解をそのまま真似しない

資産形成では、他人の成功例が気になります。

  • この銘柄を買っている。

  • この副業で稼いでいる。

  • この家計管理をしている。

  • この投資額を入れている。

参考になるものは多いですが、
私は他人の正解をそのまま真似しないようにしています。


理由は、前提が違うからです。

  • 年収。

  • 家族構成。

  • 生活費。

  • 防衛資金。

  • 住宅事情。

  • リスク許容度。

  • 働き方。

  • 年齢。

  • 副収入の有無。

これらが違えば、同じ行動をしても結果は変わります。


例えば、月10万円を投資している人を見て、自分も同じように入れようとする。

でも、その人は家賃が低いかもしれません。
共働きかもしれません。
防衛資金が十分にあるかもしれません。
実家暮らしかもしれません。
副収入が安定しているかもしれません。

表に見えている行動だけを真似しても、再現性は低いです。


EAや副収入についても同じです。

勝っている人がいるからといって、そのまま同じことをすればいいわけではありません。


参考にするなら、自分と条件が近い人を見る。

そのうえで、最後は自分の家計、自分の防衛資金、自分のリスク許容度に合わせる。


資産形成は、他人の正解を当てはめるゲームではありません。

自分の条件に合う形に調整するゲームです。



私ならこう考える

私にとって資産形成は、判断回数を減らすゲームに近いです。

  • 毎月の投資額を決める。

  • 家庭用口座への入金配分を決める。

  • 防衛資金の考え方を決める。

  • 副収入は生活に組み込まず、プラスアルファとして扱う。

こうした土台の部分だけ決めておく。
その代わり、毎回細かく判断しない。

  • 相場を見て積立額を変えない。

  • 副収入が入るたびに使い道を考えない。

  • 他人の投資額を見て焦らない。

  • 家計簿を完璧につけることを目的にしない。

このくらいの距離感が、自分には合っています。


資産形成は、やることを増やせば進むわけではありません。

むしろ、やらないことを決めることで、順番が崩れにくくなります。

  • 増やす前に、貯める。

  • 増やす前に、守る。

  • 副収入が入っても、生活を膨らませすぎない。

  • 相場が動いても、毎月の仕組みを崩さない。

このあたりが決まっていると、かなり楽になる印象です。



まとめ

資産形成では、何をやるかが注目されがちです。

もちろん、やることも大事です。
ただ、それ以上に、何をやらないかを決めることも大事です。

  • 相場を見て積立額を変えない。

  • 防衛資金が曖昧なまま投資額を増やさない。

  • 副収入を前提に固定費を上げない。

  • 細かすぎる家計管理をしない。

  • いきなり大きく増やそうとしない。

  • 他人の正解をそのまま真似しない。

どれも派手な話ではありません。

でも、こうした「やらないこと」が決まっていると、資産形成は続けやすくなります。


資産形成は、気合で続けるものではありません。
続く形を先に作るものです。

やることを増やす前に、やらないことを決める。
それだけでも、迷いはかなり減ります。

一緒に、焦らず資産形成を積み上げていきましょう。

それでは。


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