FX自動売買を「投資」ではなく「副収入」として扱う理由
こんにちは、そのはです。
最近は、20代向けの資産形成記事や、NISA・防衛資金・副収入の扱いについて書いてきました。
今回は少しニッチな話をします。
FX自動売買(いわゆるEA)についてです。
私はnoteで、毎月EAの運用実績も報告しています。
直近では、2026年4月のEA実績として、約100万円の元本に対して+27.1万円の利益となりました。
数字だけ見ると、かなりインパクトがあります。
ただ、だからといって私はEAを「資産形成の本体」とは考えていません。
むしろ、私の中ではEAは「投資」ではなく「副収入」に近い位置づけです。
もう少し正確に言うと、インデックス投資の入金力を上げるための、稼ぐ力の一部として見ています。
この記事では、なぜ私がFX自動売買を「投資」ではなく「副収入」として扱っているのかを整理します。
EAを「増やす力」として見ると危うい
一般的には、FX自動売買は「投資」として見られることもあると思います。
お金を入れる→自動で売買される→利益が出る。
だから投資である。
こんな見方ですね。
資産形成全体の中でどう扱うかを考えると、私は少し違う見方をしています。
EAを「増やす力」として見ると、どうしても複利で大きく増やしたくなります。
利益が出たら、そのまま証拠金を増やす。
証拠金が増えたら、ロットを上げる。
ロットを上げたら、さらに利益が増える。
うまくいっている間は、とても魅力的に見えます。
ただ、その分だけリスクも大きくなります。
EAは為替相場に依存します。
どれだけ過去の成績が良く見えても、苦手な相場はあります。
想定外の動きが来れば、大きく損失を出すこともあります。
実際、私も過去に大きな損失(約400万円)を経験しています。
だからこそ、EAを資産形成の本体にするのは危ういとはっきり分かっています。
資産形成の本体は、長期で積み立てるインデックス投資。
EAは、その入金力を補うための副収入。
このくらいの距離感で見た方が、自分には合っています。
私の資産形成の本体は、NISA・インデックス投資
私の資産形成の中心は、NISAを使ったインデックス投資です。
長期で積み立てる。
相場で毎月の積立額を変えない。
生活や収支の変化に応じて、入金額を見直す。
この王道中の王道が、資産形成の本体です。
現在の新NISAでは、積立投資枠だけでも年間120万円あります。
月にすると10万円です。
これを継続して埋めていくには、それなりの入金力が必要です。
本業収入だけで無理なく月10万円を積み立てられる人もいると思います。
が、誰にとっても簡単な金額ではありません。
だから私は、資産形成では「何に投資するか」だけでなく、「毎月いくら入れられるか」がかなり大事だと考えています。
そして、その入金力を上げる手段の一つとして、EAを見ています。
EAで資産形成を完結させたいわけではありません。
EAの利益で生活水準を上げたいわけでもありません。
あくまで、インデックス投資を続けるための入金力を補う。
これが、私の中でのEAの位置づけです。
EAは「入金力を補う装置」として見る
EAを副収入として見ると、扱い方が変わります。
まず、利益を生活水準アップに使いにくくなります。
EAで利益が出たから、毎月の外食を増やす。
家賃を上げる。
固定費を増やす。
贅沢の基準を上げる。
こういう使い方をすると、EAの利益が生活に組み込まれてしまいます。
これが少し怖いところです。
EAは、毎月必ず安定して利益が出るものではありません。
勝つ月もあれば、負ける月もあります。
大きく崩れる可能性もあります。
その収入を生活の前提にしてしまうと、EAが破綻したときに家計も崩れます。
だから私は、EAの利益を生活費の一部として考えないようにしています。
本業収入で生活を回す。
毎月の投資額も、生活や収支に合わせて固定する。
EAの利益は、その上に乗るプラスアルファとして扱う。
この見方にしておくと、EAに対する期待値も少し落ち着きます。
だから私はEAで複利を狙いすぎない
複利は、資産形成ではとても強い考え方です。
長期のインデックス投資では、利益を再投資し、時間を味方にすることが大事です。
ただ、EAで同じように複利を狙いすぎるのは、少し危ういと感じています。
EAで証拠金を増やし続けると、取れるポジションも大きくなります。
利益も大きくなりますが、損失も大きくなります。
うまくいっているときほど、もっと証拠金を増やしたくなります。
もっとロットを上げたくなります。
もっと効率よく増やしたくなります。
でも、その状態で苦手な相場に入ると、ダメージも大きくなり、
いわゆる「コツコツドカン」で破綻します。
私の中では、複利を効かせる場所はインデックス投資側です。
EA側では、証拠金を一定の範囲に抑え、利益を定期的に切り離す方が合っています。
EAで増やし続けるのではなく、EAで得た利益を資産形成の本体へ移す。
この整理が、自分の中ではしっくりきています。
大きい証拠金を置きたくない理由
EAで複利を狙いすぎない理由は、相場リスクだけではありません。
もう一つ、海外FX口座を使っていることも大きいです。
私は海外FX口座を利用していますが、
正直に言うと、100%信用しているわけではありません。
もちろん、利用する以上は自分なりに確認はします。
ただ、それでも凍結や出金トラブルのようなリスクを完全にゼロとは考えていません。
だから、大きすぎる証拠金を置きっぱなしにしたくありません。
また、私が利用している海外FX口座には、証拠金が大きくなると最大レバレッジが下がる仕様があります。
つまり、証拠金を大きくしすぎると、資金効率が落ちる場合があります。
これらを踏まえ、私はEAに大きすぎる証拠金を任せるより、証拠金を一定範囲に抑えて運用する方が合理的だと考えています。
EAは、資産の大部分を預ける場所ではありません。
あくまで、入金力を補うために一定範囲で使うものです。
もちろん、EAは誰にでも勧められるものではない
ここまで、EAが入金力のブーストとして効くこと、そしてその運用方針を書いてきました。
人によっては、かなり良さそうに見えるかもしれません。
ただ、私はEAを誰にでも勧められるものだとは思っていません。
まず、検証が必要です。
なんとなく良さそうだから動かす、というのはかなり危ないです。
バックテストやフォワード実績を見る。
ドローダウンを見る。
どんな相場で弱いのかを把握する。
運用期間やロジックの安定性を見る。
こうした確認が必要です。
自分で検証できない場合でもmyfxbookなどの第三者レポートを見ることはできますが、
やはり自分の環境と感覚で実際に確認するに越したことはありません。
また、勝っている人の真似をすればいいわけでもありません。
その人と自分では、資金量も違います。
リスク許容度も違います。
生活への影響も違います。
破綻したときのダメージも違います。
なので、EAを使うにしても、前提条件の整理と再現性の確認は欠かせません。
私ならこう考える
ここまでのまとめです。
まず私自身は、EAを資産形成の主役にはしません。
資産形成の本体は、あくまでNISA・インデックス投資です。
EAは、その入金力を補うための副収入として扱います。
そのため、証拠金は一定の範囲に抑えます。
利益が出たら、生活水準を上げるのではなく、資産形成側に回すことを意識します。
相場が危ないと感じるときは、無理に動かし続けません。
なお、具体的な資金管理や出金ルール(私がどういう前提で証拠金を置き、どのように利益を回収し、破綻リスクを織り込んで運用しているか)については、別の記事にまとめています。
興味がある方はこちらをご覧ください。
ここで伝えたいのは、
EAは「増やす力」として盲目的に複利を狙うものではなく、資産形成の中で役割を決めて使うもの
ということです。
まとめ
私は、FX自動売買を「投資」ではなく「副収入」として扱っています。
理由は、EAを資産形成の本体にすると危ういからです。
複利で増やそうとすると、リスクも大きくなる
苦手な相場では大きく崩れる可能性がある
海外FX口座を使う以上、口座リスクもゼロではない
証拠金が大きくなると、資金効率が下がる
だから私は、EAに大きすぎる証拠金を置き続けるより、一定範囲で運用する方が合っていると考えています。
資産形成の本体は、NISA・インデックス投資。
EAは、その入金力を補うための副収入。
この整理をしておくと、EAに期待しすぎず、でも選択肢として活かしやすくなります。
EAは誰にでも勧められるものではありませんが、
検証・資金管理・リスク管理を前提にすれば、資産形成の中で役割を持たせることはできると思っています。
大事なのは、EAで人生を変えようとしないこと。
EAを資産形成の主役にしないこと。
そして、得られた利益を生活水準アップではなく、将来の入金力に変えていくことです。
私はこのくらいの距離感で、FX自動売買と付き合っています。
参考になりましたら幸いです。
それでは。
