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R03【0907建設部門-道路】選択問題Ⅲ『解答論文例』- 技術士第二次試験 -


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🔷R03_III-1|過去問題

 令和2年度の冬は、大雪や短期間の集中的な降雪が発生し、関越自動車道や北陸自動車道において大規模な車両滞留が発生した。このように、ひとたび大規模な車両滞留が発生するとその解消までに長時間を要し、結果として社会経済活動に多大な影響を及ぼすとともに、ドライバーや同乗者の生命が脅かされる事態にもなりうることから、大規模な車両滞留を徹底的に防止することが求められている。
 このような状況を踏まえて、以下の問いに答えよ。
(1)降雪に伴う大規模な車両滞留を徹底的に防止するため、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)すべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。

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🔷R03_III-1|骨子案

1.車両滞留防止の課題
 〇観点1:道路管理体制の強化
  ・除雪体制の実効性と機械配備の最適化
  ・急勾配区間等における除雪作業の迅速化
 〇観点2:交通管理の高度化
  ・降雪状況把握と交通規制の適切な実施
  ・関係機関との連携体制の確立
 〇観点3:情報提供の充実
  ・リアルタイムな道路情報の提供体制
  ・長距離ドライバーへの広域的な情報伝達
2.最重要課題と解決策
 ◎最重要課題
  ・道路管理体制強化による除雪体制の実効性確保
 ▽解決策1:除雪機械の戦略的配備
  ・重点除雪区間への効果的な機械配備
  ・除雪機械管理システムの構築
 ▽解決策2:ICTによる除雪効率化
  ・除雪作業の一元管理体制の確立
  ・AIを活用した自動運転除雪システムの導入
 ▽解決策3:道路構造の雪害対策
  ・降雪に強い道路構造への改良
  ・予防的な除雪・凍結防止対策の実施
3.新たなリスクと対策
 ◇作業員の疲労対策
  ・作業員の適切な労務管理の実施
  ・心身の負担軽減に向けた環境整備
 ◇機械故障への備え
  ・定期点検と予備機の確保体制の構築
  ・24時間対応の修理ネットワークの整備
 ◇地域との連携強化
  ・地域の除雪体制整備と人材育成
  ・地域特性に応じた除雪体制の改善

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🔶R03_III-2|過去問題

 高速道路ネットワークの進展に伴い、社会経済活動における高速道路の役割の重要性は増しており、持続的な経済成長や国際競争力の強化を図るため、高速道路をより効率的、効果的に活用していくことが重要である。しかし、我が国では、限られた財源の中でネットワークを繋げることを第一に高速道路の整備を進めてきた結果、開通延長の約4割が暫定2車線区間となっており、諸外国にも例を見ない状況にある。
 このような状況を踏まえて、以下の問いに答えよ。
(1)暫定2車線について、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。
(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)すべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。

「日本語技術士会」HP

🔶R03_III-2|骨子案

1.暫定2車線の課題
 〇観点1:安全性の観点
  ・対向車線との正面衝突リスク
  ・夜間や悪天候時の危険性増大
 〇観点2:経済性の観点
  ・大型車両混入による速度低下と渋滞
  ・物流効率低下と経済損失
 〇観点3:環境負荷の観点
  ・CO2排出量の増加
  ・燃費効率の悪化
2.最重要課題に対する解決策
 ◎最重要課題:対向車線との衝突リスク
  ・事故発生率が4車線区間の約2倍
  ・生命と財産に直結する重大な課題
 ▽解決策1:中央分離機能の早期確保
  ・ワイヤーロープ式防護柵の採用
  ・低コストでの早期対策実現
 ▽解決策2:線形改良による安全性向上
  ・線形不良箇所の改良
  ・見通し確保と走行安定性の向上
 ▽解決策3:高機能舗装による事故防止
  ・排水性舗装によるスリップ事故防止
  ・凍結抑制舗装の積極活用
3.新たなリスクと対策
 ◇工事渋滞への対応
  ・交通シミュレーションによる影響予測
  ・最適な工事計画の立案
 ◇工期短縮による影響緩和
  ・プレキャスト製品の積極採用
  ・現場作業時間の大幅短縮
 ◇迂回路確保と情報提供
  ・ICT技術を活用した情報提供
  ・交通分散による渋滞緩和
 ◇まとめ
  ・改良工事リスクの低減策
  ・長期的な機能向上への貢献

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