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【代表インタビュー】「人格」を磨き、次代を創る。売上30億を超えた今、社長がリーダーたちに伝えたかった「苦難の社史」と「共通の哲学」

2026年、私たちはスタンディングポイントは大きな節目を迎えました。第20期の決算を経て、売上30億円突破、従業員数100名超。日本企業のわずか1%と言われる「ミドル(中堅)企業」の仲間入りを果たした今、代表が次世代リーダーたちへ贈ったのは、かつてないほどに熱く、そして重みのあるメッセージでした。

代表が言う「リーダーは人格者であれ」——その言葉の真意を紐解きます。



1. 「1%の企業」としての責任と、10年先の継承

——今回の店長・主任研修は、非常に熱量の高いものになったと伺いました。なぜ今、これほどまでにリーダー育成に力を入れているのでしょうか?

理由は明確です。私たちが「ベンチャー」という甘えを捨て、社会的な責任を負う「ミドル企業」へと脱皮したからです。

日本の360万社の中で、売上30億・従業員100名を超える企業はたった1%程度。利益を出し、納税し、雇用を守る。この「当たり前」を継続することの難しさを、私は身をもって知っています。そして、経営の継承には少なくとも10年はかかります。10年後に今のリーダーたちが経営の柱として立っているために、今、私の持てるすべてを伝え、組織と人に投資する一年にすると決めたのです。

2. プロローグで語られた、知られざる苦しかった過去

——研修の冒頭、社長自らが「手紙」を読み上げられましたね。その理由はなぜですか。

今の安定した姿しか知らないメンバーも増えましたから、あえて「光」ではなく「影」の部分、つまり私たちの「負の歴史」も共有しました。
社史を振り返ることで創業時の想いを思い返し、当たり前に感謝する人間でいたいということを共有したかったからです。

27歳で創業した1期目の赤字。3期目の、まさに「運命の分かれ道」となった資金繰りの危機。店舗の立地条件が悪化し、キャッシュが削られていく恐怖の中で、当時の店長たちが始発から終電まで働き、なんとか銀行からの融資を取り付けたこと……。あの時、もし融資が受けられなければ、今の私たちは存在しません。
そんなブラックな働き方が許されている時代の中でガムシャラに働いてくれた従業員がいたからこそ会社は持ち堪えことができ、そしてそんな時代を経験した従業員がいるからこそ、絶対にそんな体を酷使するような働き方を部下や後輩にはさせない!と働きやすさを重視するホワイトな会社へと変貌を遂げました。

3. 「人格者」とは、学び続ける人のこと

——研修のメインテーマであった「リーダーは人格者でなければならない」という言葉。社長が考える「人格」の定義について詳しく教えてください。

私は、「人格 = 性格 + 哲学」だと定義しています。

性格は生まれ持ったもので、簡単に変えることはできません。しかし、哲学は後天的な学びによって、いくらでも磨き、積み上げることができます。 リーダーに必要なのは、単なるスキルではありません。どんなに能力が高くても、自分勝手な哲学では組織はバラバラになります。だからこそ、私たちは共通の価値観である「バリュー」を哲学として共有し、それを体現する人格者を目指さなければならないのです。

4. バリューに基づいた「主体的なフィードバック」の重要性

——部下育成において、なぜ「バリューに基づいたフィードバック」が大切なのでしょうか。

人は皆、育った環境も性格も異なります。上司と部下でさえ、価値観のズレは必ず生じます。そのズレを埋め、同じビジョンに向かうための「共通言語」がバリューです。

教育において最も効果的なのは「他人からの評価」です。リーダーが自分の主観ではなく、会社のバリューに照らし合わせて「今の行動は素晴らしい」「ここがズレている」と主体的に伝える。このフィードバックの繰り返しが、組織の品質を向上させ、部下の成長曲線を描きます。

部下の人生を預かっているという責任感を持って、逃げずにフィードバックに向き合うこと。それがリーダーの役割です。

5. コンプライアンスは「攻め」のための「守り」

——近年、他業界での不祥事も相次いでいます。研修ではコンプライアンスについての目標設定も行われましたが、印象的だったものはありますか?

「収益責任」「部下育成」と並んで、リーダーの要諦として「コンプライアンス」を徹底しました。特に光っていたのは、現場に即した具体的なアクションプランです。

例えば、吉田主任の「生成AIガイドラインの課内チェック」。新しい技術を積極的に取り入れつつも、リスク管理を自立して行う視点は素晴らしい。 また、河口店長の「出張買取における部下への執拗な問いかけ」も印象的でした。クーリングオフの確認や身分証チェック。あえて細かく質問を投げかけ続けることで、現場の緊張感を維持しようとする。

こうした「小さな綻び」を許さない執念こそが、結果として会社と従業員の未来を守るのです。


結びに:絵に描いた餅で終わらせないために

——最後に、次世代リーダーたちへ期待することを教えてください。

「ドリカム(夢を叶えること)」を、単なる絵に描いた餅にしてはいけません。 個人の夢、家族の幸せ、そしてキャリア。これらを達成するためには、組織が成長し続けなければならない。そして組織の成長は、部下の成長なしにはあり得ません。

今回の研修で伝えた「哲学」を、明日からの現場でどう体現するか。 うまくいかない時こそ、創業の想いに立ち返り、自分の人格を磨き続けてほしい。皆さんが「第6創業期」の主役として、素晴らしい未来を切り拓いてくれることを、私は誰よりも信じています。


編集後記:インタビュアーより

今回のインタビューを通じて、私は「組織の記憶」というものの重みを肌で感じました。

これまでの部課長合宿など、リーダーたちが認識をすり合わせる場はこれまでもありました。しかし、今回の研修が決定的に違ったのは、未来へと目を向けると同時に、目を逸らしたくなるような「過去の痛み」をも共有し、今の足元を再確認した点にあります。

社長が語った「融資がなければ、今の出会いはなかった」という言葉。それは単なる資金調達の話ではなく、幾多の危機を乗り越えてきた「執念」と、今ここに集う仲間たちへの「奇跡」を象徴する言葉でした。その重みを知ったリーダーたちの目には、今という環境への深い感謝と、自分たちが次代を支えるのだという静かな、しかし確かな覚悟が宿っていたように思います。

「今の自分をつくっているのは、過去の自分や環境があるから。未来の自分をつくるには、今の自分を理解していないと前には進めない」

これは個人にも、そして会社という大きな人格にも、等しく言える真理ではないでしょうか。

私たちは、過去の苦難や失敗を「終わったこと」として切り離すのではなく、自分たちを形づくる大切な「哲学」として血肉化しました。共通の痛みを知り、共通の哲学で未来を編む。そのプロセスを経て、スタンディングポイントという組織は、また一段と強固な、揺るぎないマインドの軸を手に入れたのだと確信しています。

「過去に感謝し、今を理解し、未来を創る」

このシンプルで力強い循環が、第6創業期という未知の海を突き進む、私たちの確かな羅針盤になっていく。そんな予感に胸が熱くなるインタビューでした。


年齢・社歴関係なくキャリアを積める会社です
研修の後のほっこり飲み


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