Quantum Observation Lab通信vol.20『物理法則と共に生きる』
Quantum(量子)Observation(観測)Lab(研究所)量子という目に見えない世界を観測により具現化する研究所として、発信していこうと思います。
略するとQOLとなり「Quality of LIFF(生命の質)」にも繋がります。
今回は、「物理法則と共に生きる」です。
前回の記事では、宇宙はエネルギーそのものではなく、「エネルギーの差」によって動いていることを書きました。
高い場所の水は流れる。
温度差があると熱は移動する。
電位差があると電気が流れる。
宇宙は、差によって流れを生み出しています。
では、その法則を知れば人生は変わるのでしょうか。
最近考えているのは、「知ること」と「使いこなすこと」は全く別だということです。
例えばサーフィン。
波がどのように発生するか。
海底地形がどのように影響するか。
波長や周期はどうなっているか。
本を読めば知識として理解できます。
しかし、その知識だけで波には乗れません。
実際に海へ入り、身体で波を感じ、何度も転び、タイミングを掴み、身体が覚えていく。
そこで初めて波に乗れるようになります。
つまり、法則を知ることと、法則を使いこなすことは違うのです。
これは物理学でも同じです。
重力の法則を知っていても、空を飛べるわけではありません。
しかし飛行機は飛びます。なぜでしょうか。
飛行機は重力に逆らっているのではありません。重力も、空気の流れも、揚力も、全て利用しています。
法則に勝っているのではなく、法則と協働しているのです。
私はここに、人生の大きなヒントがあるように感じています。
私たちはつい、人生を力で動かそうとします。
頑張る。耐える。押し切る。
もちろん必要な場面もあります。
しかし自然界を見ていると、本当に大きなものは、法則を利用しています。鳥は空気力学を知りません。しかし飛びます。
魚は流体力学を知りません。しかし泳ぎます。
細胞は生物学を知りません。しかし生命活動を行っています。
つまり、自然界は理解によって動いているのではなく、実装によって動いているのです。
ここで、以前から書いてきた「観測」というテーマに戻ってきます。
法則を使いこなす人は、まず観測しています。
流れを観測する。
空間を観測する。
人を観測する。
タイミングを観測する。
サーファーも、まず波を観ています。波に逆らっているのではありません。波が来るタイミングを待っています。
そして波が来た瞬間に乗ります。
人生も同じかもしれません。
チャンスを無理に作るのではなく、流れを観測する。
人を変えようとするのではなく、相互作用が起きる場を作る。
無理やり進めるのではなく、流れに乗る。
それは怠けることではありません。
むしろ、法則を理解した上で、最も効率よく力を使うことです。
最近感じているのは、人生とは法則との戦いではなく、法則との共同作業なのではないかということです。
宇宙には物理法則があります。
生命には生命の法則があります。
人間関係にも流れがあります。
それらを無視して進もうとすると、大きな力が必要になります。
しかし法則を観測し、理解し、実装できるようになると、同じエネルギーでも進める距離が大きく変わります。
知っているだけでは、波には乗れません。
しかし波の性質を理解し、身体で実装できるようになると、波は進むための力になります。
人生もまた、同じなのかもしれません。
今までのテーマのバックナンバー
vol.1『観測する自己を上げること』
vol.2『見ている先の情報が入ってくる』
vol.3『空間を意識する』
vol.4『結果に反応しない』
vol.5『無思考の潜在意識がもたらす影響』
vol.6『仕方ないからの脱却』
vol.7『振り返り、カタチにする』
vol.8『アフォーダンスと観測』
vol.9『情報の地と図を動かす』
vol.10『流れは行き先を知っている』
vol.11『地下の見えない世界が地上の見える世界を守っている』
vol.12『今までの延長線上にない”これから” 』
vol.13『 回転と光の照射』
vol.14『エネルギーの流れを見ようとする』
vol.15『強みを抽出する』
vol.16『偶察力』
vol.17『”ない”に潜むチャンス』
vol.18『エネルギーとは何か?』
vol.19『エネルギーの差が流れを生み出す』
