Kindle出版シリーズ─【#8】ついにKindle本、販売開始しました
こんにちは、サチです。
Kindle出版シリーズ、第8回です。
前回の【#7】では、Kindle本の公開申請が完了したことを書きました。
そこから少し待って……
ついに、Kindle本が販売開始されました!

でも今日は、「販売開始されました!」という報告だけを書きたいわけではありません。
むしろ今まで、親子留学シリーズやKindle出版シリーズを読んでくださっていた方に向けて、「私は、この本を誰のために書いたのか」を、ちゃんと書いておきたいと思いました。
というのも、この本は、親子留学に興味がある人全員に向けた本、というより、
・親子留学に行ってみたい気持ちはあるけど、なかなか一歩が踏み出せない
・子どものことを考えすぎて、自分は後回し
・母親としてちゃんとしなきゃと思っていて、いつも気持ちに余裕がない
そんな人に向けて書いた本だからです。
子どものことを考えすぎて、苦しくなることがある
子どもに合う環境を見つけたい。
この子らしく育ってほしい。
今より少しでも安心したい。
そう思って、調べて、考えて、迷って、また調べて。
気づけば、頭の中がずっと子どものことでいっぱいになっている。
でもその一方で、自分のことは、どんどん後回しになっていく。
本当は疲れている。
本当は苦しい。
本当は、自分の人生もこのままでいいのかなと思っている。
でも、そこで「私もしんどい」なんて思うのも、なんとなく罪悪感がある。
子どもが大事なのは本当。
でも、自分の人生も大事にしたい。
その両方を思ってしまう自分を、どこかで責めてしまう。
たぶん、そういう人は少なくないと思います。
そして、私自身もそうでした。
親子留学が気になるのは、ただ“教育に良さそう”だからじゃない
親子留学って、気になりますよね。
子どもに海外を見せてみたい。
英語を“勉強”じゃなく“使うもの”として感じてほしい。
日本以外の空気を知ってほしい。
今いる場所だけが全部じゃないと、体で知ってほしい。
でも、親子留学が気になる理由って、たぶんそれだけじゃない。
本当は、
このままで大丈夫なんだろうか。
子どもに合う場所は、今ここだけなんだろうか。
私たちには、もっと違う選び方があるんじゃないか。
子どもの人生を応援しながら、自分の人生も少し動かしたい。
…そういう気持ちも、どこかに混ざっている気がするんです。
私は、息子が不登校の時期に、特にそう思っていました。
親子留学に惹かれるのは、「教育にいいらしいから」だけじゃない。
正解のない子育ての中で、自分たちなりの選び方を見つけたいから。
その気持ちがあるからなんじゃないか、と。
でも、現実に考え始めると、怖くなる
親子留学って、夢として思い描いているうちは、少し楽しいです。
でも、現実として考え始めた瞬間、一気に怖くなる。
本当に行く意味ある?
短期で何か変わる?
小さな子どもを連れて行って大丈夫?
何かあったとき守りきれる?
親の英語力、大したことなくても何とかなる?
不登校傾向の子にも意味はある?
大金をかけるだけの価値、本当にある?
しかも、条件を並べ始めると、
「もっと落ち着いてから」
「もっとお金に余裕ができてから」
「もっと子どもの状態が安定してから」
と、“今じゃない理由”はいくらでも出てきます。
私もそうでした。
行きたい気持ちはある。
でも、不安も大きい。
この一歩で何も変わらなかったら、ショックすぎる。
むしろ、うまくいかなかった時に立ち直れる気がしない。
そう思うと、止まるのが最善なような気がしてくる。。。
この本は、そういう場所にいる人に向けて書きました。
この本は、「うまくいった親子留学の話」だけじゃないです
たぶん、親子留学を考えている人ほど、成功体験を探してしまうと思うんです。
うちもこうなれるかもしれない✨
子どもも変わるかもしれない✨
海外なら、何かが動くかもしれない✨
そう思える話を読みたくなりませんか?
でも、私自身の体験は、そんなに分かりやすい“成功談”ではありませんでした。
前回のニュージーランド親子留学では、日本で不登校だった長男が、海外なら通えるんじゃないかと、かなり期待していました。
「日本では学校に通えなかった。でも海外なら笑顔で通えた!」という体験談を事前にたくさん読んでいたからです。
「期待していた」というレベルではなく、「絶対そうなるはず」くらい思い込んでいた。
でも、現実は違いました。
海外でも学校に通えなかった。
通学拒否まで受けた。
あの時は、本当にしんどかったです。
だから今回のフィリピン親子留学も、「行けば全部うまくいく」なんて思っていたわけではありません。
それでも、行ってよかった。
それは、きれいな成功体験だったからじゃなくて、思い通りにならないことも含めて、そこにちゃんと意味があったからです。
この本には、その“きれいじゃないリアル”も入っています。
だから、「スカッとする成功談が読みたい」という人には、もしかしたら向いていないかもしれません。
でも逆に、
成功する保証がないと動けない。
でも、本当は行ってみたい。
失敗したくない。
だけど、このまま何もしないのも嫌。
そんな気持ちを持っている人には、たぶん届くんじゃないかと思っています。
私は短期でも意味はあると思っています
親子留学でよくある問いのひとつが、「短期でも意味あるの?」だと思います。
たしかに、3週間で英語がペラペラになるわけではありません。
人生が分かりやすく激変するとも限りません。
でも私は、短期でも意味はあると思っています。
というか、今回の3週間で感じたのは、
3週間で人生が変わる、というより、
3週間で“方向”が変わることはある
ということでした。
長男は、世界を欲しがるようになりました。
次男は、世界を読もうとし始めました。
そして私は、「子どものため」と思っていたはずの親子留学の中に、自分自身の願いや後悔や、変わりたい気持ちも混ざっていたことに気づきました。
たった3週間。
でも、たった3週間だからこそ持ち帰れたものも、確かにあったと思っています。
もしあなたが今、
「短期で意味がなかったら嫌だな」
「行っても何も変わらなかったら怖いな」
と思っているなら、その気持ちごと読んでほしいです。
この本は、「短期でも行くべき!」と背中を押すためだけの本ではなく、「短期だからこそ、こういう意味があるのかもしれない」と、自分なりに考えられる本になっていると思うからです。
子どものため、と言いながら、本当は自分も変わりたい人へ
今回、本を書いていて、何度も思ったことがあります。
それは、親子留学って、子どものためだけのものではないということです。
もちろん、子どものためです。
それは間違いない。
でも、そこに「本当は私も変わりたい」が混ざっていたって、いいと思っています。
私はそこを、ずっと見ないふりをしていた気がします。
子どもに海外を知ってほしい。
子どもに世界を広げてほしい。
子どもに英語を使う感覚を持ってほしい。
そう言いながら、本当は私自身も、
日本の外の空気を吸いたかったし、
自分の人生をもう一回動かしたかったし、
学生時代に回収できなかった何かを、自分の手で回収したかった。
子どもが大事なのは本当。
でも、自分の人生も大事にしたい。
その気持ちは、わがままじゃない。
私は留学先のフィリピンでnoteの記事を書きながら、そして、Kindleとしてまとめていた時も、何度もそう思いました。
だからこの本は、親子留学の情報を知りたい人のための本であると同時に、母である前に、一人の自分としても、何かを選び直したいと思っている人のための本でもあります。
巻末には、「読んだあとに少し軽くなれるもの」も入れました
今回、最後に「親子留学で見えた10のこと」というまとめを入れています。
子どもについて見えたこと。
母である私について見えたこと。
親子留学そのものについて見えたこと。
それを最後に一覧で置いたのは、読んだあとに、頭の中が少し整理されるようにしたかったからです。
さらに、巻末にはQ&Aもつけました。
親子留学先の選び方。
親の英語力。
治安や食事。
費用。
移動の大変さ。
不登校傾向の子への影響。
子どもの英語は伸びたのか。
そういう、気になるけど本文では拾いきれないことを、最後にまとめています。
そしてあとがきも書き下ろしました。
なので、この本は「親子留学の記録」ではあるけれど、ただ記録を並べただけではなく、最後まで読むことで少し見え方が変わるように作ったつもりです。
留学先のスクールの校長先生にも、本を公開する前に読んでいただいたのですが、「目頭が熱くなりました」と言っていただけました。
現地での私たちを知っている方にそう言ってもらえたことも、この本を出してよかったと思えたことのひとつでした。
もし今、少しでも「行きたい」が残っているなら
親子留学って、勢いだけでは行けないと思います。
子どももいるし、学校もあるし、お金もあるし、生活もある。
だから簡単じゃない。
でも逆に言うと、簡単じゃないからこそ、一歩を踏み出す前に、自分の中で納得したくないですか?
私は、この本が、そのための材料の1つになれたらいいなと思っています。
「親子留学、やっぱり行きたいんだよね」
「でも、やっぱり怖いんだよね」
「それでも、少し動いてみようかな」
そういう、小さな一歩につながる本にしたいと思って書きました。
だからもし今、親子留学が気になっていて、でもまだ踏み出せていないなら。よかったら、この本を読んでみてください。
背中を強く押す本ではないかもしれません。
でも、迷っている自分の気持ちを少し整理して、
「不安がゼロじゃなくても、自分たちなりに選んでいいのかもしれない」
「このままで大丈夫なんだと、少し思ってもいいのかもしれない」
そんなふうに、気持ちが少し軽くなるきっかけにはなるんじゃないかと思っています☺️
こちらから読めます
親子留学が気になっていた方、実際どうだったのか知りたい方、そして、子どものことを考えすぎて、自分の気持ちが少し見えなくなっている方。
気軽に読んでもらえたら嬉しいです。
読んでくださった方がいたら、noteのコメントでも、Amazonレビューでも、感想をいただけたらとても嬉しいです😆
どんなふうに受け取ってもらえたのか、ひとことでも知れたらとても励みになります✨
追記:本を出したあとに起きた、うれしいこと
本を出して嬉しかったことのひとつは、読んだ方の中で、その方自身の記憶や対話がもう一度動き出したことでした。
「なおの縁側」さんが、とても素敵な感想記事を書いてくださったので、よかったら読んでみてください。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
👇 Kindle出版が気になり始めたところから、実際に一冊を形にしていくまでの試行錯誤を記録しています
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