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Kの向くままにおススメ映画『ヒトラー 〜最期の12日間〜』短文紹介

【SSとSNSには要注意な映画】

第二次世界大戦終結間近、ドイツ首相官邸の地下要塞へ身を潜めていたヒトラー以下ナチス首脳陣。ヒトラーの個人秘書であるユンゲの目線で降伏までの12日間を描く。内部目線というのが他のナチス作品と一線を画す理由。錚々たる人物が出てくるようですが、歴史に疎いKには勿体ない内容(登場人物で知っているのはヒトラー、ヒムラー、ゲッベルスくらいでした)。
 
映画なので全てがお話の通りと思ってはいませんけど、非常に衝撃的。何千万人の戦死者を出し、おびただしい数の大虐殺を行った指導者が自殺、、、その結末に誰が納得できるのか。しかし、戦時中の人間の心理という意味では納得を強いられました(強い圧力を感じました)。皆狂っていた、というか人の心を狂わせるのが戦争、、いや、狂っているから戦争が起こるのか?
本作のエピローグでユンゲ(本人)がそんな事を語っていました。

ユンゲ 「終戦後のニュルンベルク裁判でホロコーストを知りました。若かった、知らなかったというのは言い訳にならない。世界をしっかりと見ていれば気付けたかもしれない」

本当に?気付けた?もし気付いても当時の状況を考えると何も行動できないよ。歴史は振り返れば何とでも言えるけど、その時は誰も正解なんて判らない。勝者が正義だからね、戦争って。

ゲッベルス :「犬死に?同情しないね。彼らが選んだ運命だ。我々は国民に強制していない。彼らが我々に委ねたのだ。自業自得さ。」

ヒトラーに限らず、他の絶対的指導者とされる人物も多数の熱狂的妄信者、今で言う所の「フォロワー」がいなければその立ち位置はなかったのではないでしょうか。SNSでも政治でも、何かを選択する場合は少し考えるべきかもしれません。多くの人がフォローしているから凄いとか安心とかいう基準では、知らないうちに何かに加担する事になるのです。そんな事を考えさせられる良作でした。


《Kの関連note》


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