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洋書を読む|Managing Transitions - Making the Most of Change (2)

楽しみながら洋書を読んで、英語力をアップしていくシリーズ企画です。

精読シリーズの2冊目は、ビジネス書です。William Bridgesの "Managing Transitions - Making the Most of Change" を取り上げます。人事視点、英語学習者視点で、考察も含めて書いていきたいと思います。

読み進めるごとにアップしていきますので、応援してくださると嬉しいです。

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Chapter 2: A Test Case

📚 ビジネスで役立つ Words & Phrases

ここでは、ビジネス場面で使えそうな表現をピックアップして紹介します。

"Customers were often angry at being passed around, rather than being helped."

「顧客は、助けてもらうのではなく、むしろたらい回しにされることに対して、しばしば怒っていた」

Hachette Book Group, William Bridges, "Managing Transitions - Making the Most of Change"

"being passed around"「たらい回しにされる」という表現を紹介します。

"pass around" は「物や書類を人から人へ回す」「食べ物などを配る」「噂や情報を広める」、「たらい回しにされる」といった意味を持つ句動詞です。目的物が、1か所にとどまらず、次から次へ渡っていくようなコアイメージです。

人が主語のときは「(人)が~を回す」という用法になります。

<例文>
He passed around the snacks to everyone.
「彼はみんなにお菓子を配った。」

今回のように、「たらい回しにされる」というときは受動態で使われるケースが多いです。

同じ章に、"being tossed back and forth, and often dropped" という表現もありました。これも、顧客がたらい回しにされる、と言いたいときの別の表現です。「ボールや荷物などが、複数の人の間で雑に投げ合わされ、そのたびに床に落とされている状態」を表しています。これを使うと、組織内でのたらい回し意見や方針の二転三転を比喩的に表現することもできます。

ビジネスの場面で、日本語でもプロセスの中で担当者の間を行ったり来たりするタスクをボールに例えて、「ボールが落ちている」「ボールは誰のところにあるの?」などど行ったりすると思います。英語でもタスクに対して似たようなイメージを持っているのは面白いですね。


🖋 今すぐ役立つ Key Takeaways

この章は、タイトルに "A Test Case" とあるように、具体的なケーススタディになっています。あるソフトウェアサービス会社のカスタマーサービス部門の組織改編を題材に、そのシチュエーションで「やるべきこと」、「やってはいけない」ことを読者も検討します。

第一章で学んだ「Transitionの3つのフェーズ」理論をベースに、変化に対しての抵抗が起こっている組織にたいしての押しボタンは何か、というのを考えていきます。

筆者から提示されたアクションリストを、「やるべきこと」「やってはいけないこと」に仕訳けしていくワークがあるのですが、その中で筆者が「すぐやるべきこと」に挙げているアクションで、学びになったものがあります。

"Sell" the problem, not solutions.

リーダーは、変化への抵抗を示す現場メンバーに対して「解決策を渡す」のではなく「問題を提示せよ」と言っています。現場が問題認識していないのに、変化ばかりを求められても、納得感薄く、だれも動こうとしません。まずは、何が問題なのかを皆が共有した後、それから解決のための行動が初めて生まれるというアイデアです。「問題はリーダーのものではなく、現場で働く彼らのも」という主張にとても納得させられました。


👀 kuroの視点で考察 My Insights & Thoughts

すでにお伝えしたように、この章はケーススタディ、要は頭の体操です。個人的には、この章はさらっと流し読みで良いと思います。

本全体の構成として、1章でキーとなる理論の提示、2章のケーススタディ、3~5章で変化の各フェーズ(ending → neutral zone → new beginnings)を乗り越えるための具体的な戦術が書かれています。

このケーススタディは、後の章の戦術をよりイメージしやすくし、アクションしやすくするための筆者の仕掛けです。具体的な何かを得るというパートではなく、どのような問題が起こっている現場だと、以降の戦術が応用できるのかイメージするためです。なので、じっくり精読して時間をかけるとしたら、後の戦術と具体アクションを深堀している3~5章をしっかり読んだ帆が身になるでしょう。

本の読み方に関する Insight でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。

これを機に、洋書で英語を学びたいと思っている方、ぜひジョインして一緒に読み進めていきませんか? 仲間募集中です!


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