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🐻‍❄️国語でこんなに笑えるなんて!     狂言「柿山伏」#3

小学校で国語を中心に教えている澄部マチコです。
授業づくりや学級経営の工夫、日々の気づきを綴っています🐻‍❄️🐻🐈‍⬛

6年生と狂言「柿山伏」の学習をしました。
#1 、#2もありますので、よろしければ、こちらからお読みください♪


1 子ども達の反応あれこれ

6年生2クラスの国語授業を担当しています。
「狂言を演じてみるよ!」と伝えたときの2クラスの反応がまるで違っていました。

1組…全体的に「いぇーい」「えー!なんか面白そう」と、好意的な反応が多い。

2組…「え…まじでやるの?」「先生、真似しなくちゃいけないの?」のように、全体的に引いている反応。(NHK for schoolの動画は、ゲラゲラ笑って見ていたのに!)

2組に若干の不安を感じつつ…さまざまなレベルの楽しみ方を示した「楽しみ方4選」を提示(詳しくは#2へ)して、グループ活動に入りました。 

2 グループ活動(前半)

まずは役割分担をしていました。
読みたい•演じたいセリフ、場面をもとに、上手に割り振っている印象でした。特に揉めることもなく、希望が重なったところは「じゃあ、そこは2人で読めばいいんじゃない」などと、うまく調整していました。
役割分担については「どんな形でもOK」と、幅をもたせていたので、そこはよかったかなと思います。

役割分担が終わったところから、読む練習に入っていました。

•全員で、読み方の確認をする
•みんなで、再度動画を見て、狂言師さんの言い方を確認する
•立ち位置や小道具の準備をする
•カラス、サル、トビの演じ方を試してみる

グループによって、さまざまな活動をしていました。

3 グループ活動(半ば)…変化の兆し

1組の方は、最初から最後まで盛り上がり、練習しながらも笑い合い…という感じで進んでいました。

変化が大きかったのは2組です。
最初は淡々と音読をしているグループが多かったんです。あるグループが、椅子を使って山伏を演じ始ました。

8グループもあるので、練習場所は教室だけでなく、多目的スペースもOK。3つのフロアに多目的スペースがあるので、空いているところを見つけて練習してOKでした。

「姿は見えないけど、なんだか楽しそうな声が聞こえるぞ?」
「ちょっと見に行こう」

と、互いの練習風景を見学し合いはじめました。
「なんだよ。見にくるなよ〜」なんてやり取りがありそうでしたが、意外にもそれはなく…。最初に演じはじめたグループは、得意げに「なんか、うち、めっちゃウケるんだけど🤣」と、自分たちの狂言を見せつけていました(笑)。

4 グループ活動(後半)…覚醒

他のグループの見学をした子達の会話

「うちも椅子持ってこようよ」
「トビのところ、みんなでやった方が面白いんじゃない?」
「タブレットの画角、こっちにしない?」(←演じている様子を動画に撮って提出にしていました)
「もっと、声を大きくした方がいいよ」

などなど。
私自身、複数フロアにまたがる練習の様子をぐるぐる回って見ていたのですが、さっきまで一列で並んでいるだけだったグループが、次に見た時には立ち位置を変えていたり、小さな声でこじんまり練習していたグループが、堂々と演じるようになっていたりと、大きな変貌を遂げていました。
あちらこちらから、大きな狂言師の声が聞こえ、笑い声も起こり…後ろ向きな様子から、すっかり覚醒して、狂言を楽しむ姿が見られました。

4 「覚醒」の理由

演じることに後ろ向きだった2組の子たちが、どうして前向きになれたのか。この授業を仕組んだ私のおかげ…と言いたいところですが、私はただ練習の様子を眺めていただけ…残念ながら(?)、覚醒の要因は他にありそうです。

【考えられること】
❶「楽しみ方」は自分(達)に合わせてね、という設定
→自分(達)ができる範囲で楽しめればいいよ、というスタンスだったので、「狂言師みたいな言い方をしなくちゃ」のような、「やらねばならぬ思考」に陥らなかったことがプラスに働いたのかもしれません。

❷思いっきり演じるグループの存在
→「演じること好き」な子で構成されていたグループが運良く存在していました。演じることに後ろ向きなクラスの様子なんて関係なく、自分たちが思いっきり楽しむ姿を自然と見せてくれました。
それに刺激を受けた他のグループの子達が、「自分たちもやってみたい」と、どんどん大胆に演じるようになってきました。

❸グループのみんなに心を開くことができた
→同じメンバーの中で練習するうちに、少しずつ自分の殻を破って、面白い読み方や動きができるようになってきたようでした。「心を開ける関係」の中での活動が、面白さをより味わうための条件かもしれません。

❹活動に没頭できる時間&環境
練習時間はまるまる1時間ありました。発表会をすることも考えたのですが、そうすると練習時間がかなり短くなるため、動画提出としました。トライ&エラーで、何度も演技をよくすることもできたようでした。たっぷりと時間があることで、メンバー内と打ち解け、狂言を楽しむことができたようです。
また、練習場所を選ぶことができたことも大きかったかもしれません。近くに他のグループもいるけれど、ある程度の距離が保たれる。そんな環境だと、グループ内で集中して活動が進むようでした。


【楽しむための条件】
❶「楽しみ方」は自分(達)に合わせてね、という設定
❷思いっきり演じるグループの存在
❸グループのみんなに心を開くこと
❹活動に没頭できる時間&環境

他の活動にも、これらの条件が当てはまるかもしれません。今後も注意深く、子ども達の活動を見ていきたいと思います。

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