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【2026年実体験】バルセロナ完全ガイド|モデルコース・観光・交通・グルメ・費用まとめ

2026年のゴールデンウィークに、私はスペイン・バルセロナを訪れました。

今回の旅の目的は地中海クルーズへの乗船でしたが、せっかくスペインまで来るならと、乗船前後にバルセロナ観光も楽しむことにしました。

バルセロナは、サグラダ・ファミリアをはじめとするガウディ建築、美味しいスペイン料理、地中海の開放的な雰囲気など、多くの魅力を持つ人気都市です。その一方で、

  • 空港から市内へどう移動するのか

  • 公共交通機関のチケットは何を買えばいいのか

  • スリ対策はどこまで必要なのか

  • 人気観光地はいつ予約すべきなのか

  • 現金はどれくらい必要なのか

など、初めて訪れる人にとっては事前に調べることも少なくありません。

私自身も出発前にかなりの時間をかけて情報収集を行い、実際に現地を歩きながら最新の状況を確認してきました。

この記事では、2026年に実際に訪問した経験をもとに、バルセロナ旅行の計画から観光、交通、治安、グルメ、お土産までを一つの記事にまとめています。

これから初めてバルセロナへ行く方が、ガイドブックを何冊も読み込まなくても旅行の全体像を掴めるように作成しました。

調べたいことは目次から飛べるようになっていますので、ぜひ旅行計画の参考にしてください。


1. バルセロナ旅行の基本情報

バルセロナとは

バルセロナは、スペイン北東部に位置する地中海沿岸の都市です。

人口は約170万人で、首都マドリードに次ぐスペイン第2の都市として知られています。

世界遺産にも登録されているサグラダ・ファミリアを含むガウディ建築群や、美しい地中海の海岸線などを目的に、世界中から多くの観光客が訪れます。

一方で、バルセロナは単なるスペインの大都市ではありません。

この地域は「カタルーニャ」と呼ばれ、独自の歴史・文化・言語を持っています。中世には独自の政治体制や文化圏を形成し、長い歴史の中で独自のアイデンティティを育んできました。

現在の公用語はスペイン語(カスティーリャ語)とカタルーニャ語の2つです。

私自身、旅行前は「スペインだからスペイン語だけだろう」と思っていましたが、実際に街を歩いてみると店のメニューや道路標識、地下鉄の案内などはカタルーニャ語が中心でした。

バルセロナを歩いていると、スペイン愛よりも圧倒的にカタルーニャ愛が強いことも感じました。

観光する上でスペイン語やカタルーニャ語を話せる必要はありませんが、「スペインの中にありながら独自の文化圏を持つ都市」であることを知っておくと、街歩きがより面白くなると思います。

私はカタルーニャ語を話せませんが、もし話せると現地の人は大喜びすると思います。

ベストシーズン

バルセロナ旅行のベストシーズンは、4〜6月と9〜10月です。

この時期は気候が安定しており、街歩きや観光が非常にしやすくなります。特に5月は日照時間も長く、サグラダ・ファミリアやグエル公園などの屋外観光を快適に楽しめます。

私が訪れたのは2026年のゴールデンウィークでしたが、日中は半袖でも過ごせる時間帯がある一方で、朝晩は薄手の上着が欲しいと感じました。

また、日本の夏と比べて湿度が低く、日差しは強いものの木陰に入るとかなり涼しく感じます。むしろ、肌寒いくらいでした。

一方で、7〜8月は観光客が非常に多く、ホテル代や航空券代も高騰します。日中は30℃を超える日も珍しくなく、長時間の観光には体力が必要です。

私が訪れた4月末でも日差しは非常に強く、直射日光を浴び続けると肌が痛いと感じるほどでした。
一方で湿度は低いため、日本の真夏のように汗だくになる感覚はあまりありません。

実際に5月でもサングラスが必須と感じたため、真夏のバルセロナは日本人が想像する以上に日差しが厳しい可能性があります。
気温の数字だけでなく、紫外線対策やこまめな水分補給も意識した方が良いと感じました。

冬でも観光は可能ですが、青空が広がる地中海らしい雰囲気を楽しみたいなら春か秋がおすすめです。

何泊必要か

後半で具体的に観光地を紹介しますが、バルセロナ市街だけの観光であれば3泊4日がベストです。

もし、「黒いマリア像」を見るために聖地モンセラットへ行く場合は、半日以上必要なので、もう1泊必要です。

支払い事情

今回のバルセロナ滞在では、現金を使う場面は一度もありませんでした。

レストラン、カフェ、スーパー、観光施設、公共交通機関など、私が利用したすべての場所でクレジットカード決済が可能でした。

また、今回はカードブランドごとの利用状況も確認していました。

基本的には、海外事務手数料が最も低いJCBブランドを優先し、利用できない場合はAMEX、それも利用できない場合はVISAを使うという方法で決済しています。

その結果、合計20回の決済の内訳は以下の通りでした。

  • JCB:9回

  • AMEX:4回

  • VISA:7回

観光客が利用するような施設や店舗では、JCBが利用できる場面も予想以上に多くありました。また、JCBが利用できる店舗ではAMEXも利用できるケースがほとんどです。

そのため、JCBカードをお持ちの方はメインカードとして持参する価値があると思います。

もちろん、万が一に備えてVISAまたはMastercardを1枚持参しておくことをおすすめしますが、少なくとも私が訪れた範囲では、支払いに困ることは一度もありませんでした。

入国ビザ事情

日本国籍の場合、観光目的でスペインへ入国する際はビザ不要です。

パスポートのみで入国でき、事前に特別な申請や準備は必要ありませんでした。

今回の入国では、EUの新しい出入国管理システムであるEES(Entry/Exit System)が導入されていました。利用者側としては便利な仕組みで、専用端末でパスポートを読み込み、顔認証などを行うことで入国手続きが進みます。

ただし、実際には機械の読み取りエラーが頻発していました。

私自身は問題なく通過できましたが、周囲では何度もやり直しを求められたり、係員を呼んで対応してもらったりしている旅行者を多く見かけました。その影響もあり、入国審査エリア全体の流れはあまりスムーズではありませんでした。

私の場合、バルセロナ・エル・プラット空港で飛行機を降りてから荷物受取エリアへ到着するまで約30分かかりました。

なお、2026年5月時点では日本人がスペインへ観光目的で入国する際にETIAS(欧州渡航情報認証制度)の申請は不要でした。

ただし、2026年第4四半期以降はETIASの導入が予定されており、運用開始後は日本を含むビザ免除国の旅行者も、渡航前にオンラインで事前申請と認証取得が必要になる予定です。
一度認証されると最長3年間有効となりますが、申請から認証まで数日以上かかる場合もあるため、今後ヨーロッパ旅行を計画する際は最新情報を確認することをおすすめします。

2. バルセロナ旅行の準備

航空券

航空券の相場は時期にもよりますが、東京〜バルセロナ往復で20万円前後を目安に考えておくと良いと思います。

25万円以上は高い。18万円以下は即決レベルと考えて価格をSkyscannerでチェックしていました。

航空券は需要と供給によって価格が変動する「ダイナミックプライシング」が採用されているため、夏休みやゴールデンウィークなどの繁忙期は高くなり、オフシーズンは安くなる傾向があります。

ただし、バルセロナは世界有数の観光都市です。観光需要が年間を通して高いため、他の都市と比較すると価格は下がりにくい印象があります。

参考までに、私は2026年のゴールデンウィーク旅行のために、2025年6月1日(出発約11か月前)にキャセイパシフィック航空で羽田〜バルセロナ往復航空券を予約しました。

料金は165,000円でした。

予約後も定期的に同じ便の価格を確認していましたが、私が見た限りでは16万円を下回ることはありませんでした。特にゴールデンウィーク前後はヨーロッパ旅行シーズンとも重なるため、航空券は早めに確保するほど有利だと思います。

一方で、私が調べていた時期にはエアチャイナが13万円台で販売されていることもありました。しかし、今回は初めてのヨーロッパ旅行だったこともあり、トランジットや運航面での安心感を優先してキャセイパシフィック航空を選択しています。

比較的安い価格で見かけることが多い航空会社としては、

  • エアチャイナ(北京)

  • キャセイパシフィック航空(香港)

  • シンガポール航空(シンガポール)

  • カタール航空(ドーハ)

  • ターキッシュエアラインズ(イスタンブール)

  • エティハド航空(アブダビ)

  • エミレーツ航空(ドバイ)

などが挙げられます。

なお、日本からバルセロナへの直行便はありません。そのため、上記の航空会社が拠点とする北京、香港、シンガポール、ドーハ、イスタンブール、アブダビ、ドバイなどを経由するのが一般的です。

「どうしても直行便が良い」という場合は、イベリア航空で東京〜マドリードを移動し、その後スペイン国内線や鉄道でバルセロナへ向かう方法が現実的な選択肢になるでしょう。

私としては、ヨーロッパ旅行の航空券は「最安値を狙う」よりも、「許容できる価格が出たら早めに確保する」ことをおすすめします。
特にゴールデンウィークや夏休みの旅行を検討している場合は、半年前ではなく1年前近くから探し始めても早すぎることはありません。

ホテル

バルセロナにはAirbnbから高級ホテルまで多くのホテルがあります。

その中で、ホテルスタッフの信用性と施設の安全性を考慮し、グループに属しているホテルを選ぶようにしていました。

それを考慮するとバルセロナのホテル相場は、私の感覚では1泊3万円前後からだと思います。

もちろん、時期や立地によって大きく変わりますが、観光に便利なエリアで一定以上の品質を求めると、それくらいの予算は見ておいた方が良いでしょう。

私は海外でホテルを選ぶ際、ホテルスタッフの対応品質や施設の安全性を重視しているため、できるだけ大手ホテルチェーンや知名度のあるホテルグループを選ぶようにしています。

また、立地も非常に重要です。

ホテル代を節約するために郊外へ宿泊すると、その分だけ毎日の移動時間が増えてしまいます。せっかくの旅行で観光時間を移動に使うのはもったいないので、私は「立地」と「安全性」を優先してホテルを選んでいます。

マドリードなど近郊都市に行く予定ならグラシア通り近くかサンツ駅近く
バルセロナ観光だけを楽しむ場合はグラシア通り近くカタルーニャ広場近く
サグラダ・ファミリアだけを楽しむならサグラダ・ファミリア近く

今回の旅行で実際に宿泊したホテルは以下の2軒です。

ホテルマークが2つ

Moxy Barcelona 37,000円/日

チェックインロビー

バルセロナ・サンツ駅から徒歩約5分の場所にある、マリオットグループのホテルです。

空港からのアクセスが良く、地下鉄や近郊電車も利用しやすいため、観光拠点として非常に便利でした。

メガスリーパー,1クイーン
メガスリーパー,1クイーン

Sercotel Rossellón 44,000円/日

テラスバー

サグラダ・ファミリアを正面に望むテラスバーで有名なホテルです。

サグラダ・ファミリアをゆっくり見る日の拠点としていましたので、朝から夜までサグラダ・ファミリアのいろんな表情を楽しめます。

個人的な感想ですが、ホテル好きの私から見ると、バルセロナはラグジュアリーホテルの選択肢がそれほど強くありません。

クラシックツイン
クラシックツイン

もちろん高級ホテルはいくつもありますが、「このホテルに泊まるためだけにバルセロナへ行きたい」と思えるようなホテルは見つかりませんでした。

そのため今回はホテル滞在そのものを目的にするのではなく、観光を最大限楽しむための拠点としてホテルを選びました。

もしホテルステイを重視するのであれば、私はむしろマドリードの方が魅力的なホテルが多いと感じました。

海外旅行保険

個人的には、海外旅行保険は必須レベルだと思っています。

幸いにも、今回の旅行で保険を利用する場面はありませんでした。しかし、海外旅行保険は「何かあった時の備え」というだけでなく、旅行中に安心して行動するための存在だと考えています。

海外では、日本と勝手が違う環境で長期間過ごすことになります。体調不良やケガはもちろん、盗難やフライト遅延など、どれだけ準備をしていても自分では防げないトラブルは発生し得ます。

もちろん、実際には何事もなく帰国する人の方が圧倒的に多いでしょう。

そのため、「ほとんど起きることのないリスク」に対して毎回数千円〜数万円を支払うのは、正直あまり好きではありません。

そこで私は、クレジットカードの付帯保険を活用するようにしています。

旅行前には、利用するカードの補償内容や適用条件を確認し、医療費や携行品損害、賠償責任などの補償が十分かをチェックしていました。

実際に保険を使うことはありませんでしたが、「万が一の時も対応できる」という安心感があるだけで、旅行中の精神的な余裕はかなり違うと思います。

海外旅行保険に加入する場合でも、クレジットカード付帯保険を利用する場合でも、自分がどのような補償を受けられるのかは出発前に一度確認しておくことをおすすめします。

観光地予約

観光地のチケットは、すべて事前にオンラインで購入していました。

予約サイトはいくつか比較しましたが、私が確認した限りでは公式サイトが最も安かったため、すべて公式サイトから購入しています。

なお、バルセロナの人気観光地は本物そっくりの予約代行サイトや転売サイトが表示されることもあります。公式価格より高額な場合もあるため、本記事では公式サイトへのリンクも掲載しています。

私が実際に購入したチケットと価格は以下のとおりです。

サグラダ・ファミリア+生誕のファサード:€36.00/人
グエル公園:€18.00/人
カサ・ビセンス:€23.20/人
カサ・バトリョ(ドラゴンの屋上付き):€34.00/人
カサ・ミラ+カタルーニャ音楽堂:€42.00/人

サグラダファミリア以外はそれぞれ購入した時期は1ヶ月前くらいです。
その時期であれば、余裕があるので好きな時間に予約できました。

朝の暑さと人が落ち着いているグエル公園と夕方の西陽が差し込むサグラダ・ファミリアは人気で、すぐに埋まるので遅くとも1ヶ月前に予約した方がいいと思います。

3. バルセロナ空港から市内へ

バルセロナの公共交通回数券「T-casual」

「T-casual」とは、地下鉄・バス・近郊電車に利用できる10回券です。

料金は€13.00に加え、初回購入時のみカード発券代€1.00が必要です。
1回あたり約€1.40となるため、5回以上公共交通機関を利用するのであればお得になります。(シングルチケットは€2.90)
クレジットカードで購入可能で、嬉しいことにJCBとAMEXにも対応していました。

私たちは3泊の滞在中に公共交通機関をちょうど10回利用したため、結果的に非常にコストパフォーマンスが良かったです。

旅行前に大まかな観光計画を立て、自分が何回くらい公共交通機関を利用しそうか把握しておくと良いでしょう。

T-Casualの券面

改札を通る際にカードをタッチするだけで利用でき、下車時のタッチは不要でした。

空港から市内までの交通手段

バルセロナ空港から市内までは、主に以下の4つの移動手段があります。

・R2 Nord(近郊鉄道):片道 €4.90
・L9 Airport Line(地下鉄):片道 €5.90
・Aerobus(空港バス):片道 €7.75
・タクシー:約 €30〜40

観光客に人気なのはAerobusですが、公共交通機関を複数回利用する予定であればR2 Nordとの相性が良く、費用を抑えることができます。

最安の移動方法

私たちは、空港から市内までは、Renfeが運営する近郊鉄道「セルカニアス(Rodalies)」のR2 Nord(R2N)を利用しました。
El Prat Aeroport駅からBarcelona-Sants駅までは約20分です。

R2N

R2Nを選んだ理由は、唯一T-casualが利用できるためです。

空港から市内への移動に加えて、滞在中に公共交通機関をあと3回以上利用する予定があるなら、T-casualを購入した方がお得になります。

一方で、空港直結の地下鉄 L9 Airport Line はT-casualの対象外です。
別途片道€5.90が必要になるため、私たちは利用しませんでした。

また、Aerobusはカタルーニャ広場まで直通で便利ですが、料金は片道€7.75です。タクシーも市内まで約€30〜40かかるため、私たちにとっては利用するメリットがありませんでした。

宿泊先がサンツ駅近くであったこともあり、料金・所要時間・利便性を総合的に考えると、R2Nが最も合理的な移動手段だったと思います。

R2N車内

4. バルセロナ観光

バルセロナの観光地には大きく分けて2つのエリアがあります。

旧市街(ゴシック地区・ボルン地区)

街歩きやお土産選び、カフェ巡りを楽しむエリアです。細い路地が入り組んだ歴史的な街並みが特徴で、ボケリア市場やカタルーニャ音楽堂などもこの周辺にあります。

新市街(エイシャンプラ地区)

ガウディ建築が集中しているエリアです。カサ・バトリョやカサ・ミラなどが並ぶグラシア通りを中心に、美しい街並みと建築を楽しむことができます。

また、有料チケットが必要なガウディ建築の多くは、このエイシャンプラ地区に集中しています。

私は到着日は時差ぼけやフライト遅延の可能性も考慮し、時間指定のチケットが必要な観光地はあえてほとんど入れませんでした。

その代わり、2日目に観光をまとめて配置し、1日目は街歩きを中心に旧市街を楽しむ構成にしました。

そして3日目は、サグラダ・ファミリアだけに集中する日としました。

ゴシック地区

ゴシック地区は、バルセロナ旧市街の中心にある歴史エリアで、中世の雰囲気がそのまま残る街並みが特徴です。

石畳の細い路地が迷路のように広がっており、カテドラル(バルセロナ大聖堂)を中心に、古い建物や小さな広場が点在しています。

バルセロナ大聖堂

バルセロナで一番の大聖堂はどこかと聞かれると、多くの人がサグラダ・ファミリアを思い浮かべるかもしれません。

しかし、宗教的な意味でバルセロナの中心となる教会は、バルセロナ大聖堂(Catedral de Barcelona)です。

カテドラルとは、司教が座る「カテドラ(司教座)」が置かれている教会のことで、その地域のカトリックにおける正式な中心聖堂を意味します。

一方でサグラダ・ファミリアは、世界的に有名な教会ではあるものの、司教座があるカテドラルではありません。

つまり、

  • 宗教的な中心(カテドラル)=バルセロナ大聖堂

  • 教皇に認められた象徴的な存在(バシリカ)=サグラダ・ファミリア

という関係になります。

この違いを知ってから街を見ると、同じ「大聖堂」という言葉でも意味が少し変わって見えてきます。

ゴシック地区の有名スポット

元々異端審問所でもあったのかと思うような雰囲気を感じましたが、実際にそういった施設がこの場所にあったかどうかは分かりません。

この橋はゴシック地区の中でも特に印象的なスポットのひとつで、真下から見上げると装飾の影や構造が重なり、ドクロの顔のように見えることで知られています。

中世の雰囲気が残るゴシック地区の中でも、特にフォトスポットとして人気の高い場所です。

ボルン地区

ボルン地区はゴシック地区の東側に隣接するエリアで、より洗練された雰囲気のある旧市街です。

おしゃれなカフェやセレクトショップが多く、アートやデザインの要素が強いのが特徴です。

特に有名なのがサンタ・マリア・ダル・マル教会周辺で、落ち着いた雰囲気の中で食事やカフェを楽しむことができます。

また、ピカソ美術館もこのエリアにあり、文化的な観光スポットとしても人気があります。

有名なオリーブオイル店前の広場
サンタ・マリア・ダル・マル教会

14世紀に当時のバルセロナの港湾労働者や商人たちによって建設されました。

この教会の最大の特徴は、王や貴族ではなく、働く市民自身の手によって資金と労働が集められた点にあります。

そのため「市民の教会」とも呼ばれ、ゴシック建築の中でも非常に珍しい存在です。

ボケリア市場

バルセロナで一番有名な市場

ゴシック地区のすぐ隣に位置しており、地下鉄L3のLiceu駅を出るとすぐにありました。

ボケリア市場は入り口付近の混雑は必至ですが、中に入るほど余裕が出てきました。
12時頃に生ハムを食べることを目的にここへきましたが、生ハムエリアは入って左奥に集中しており、わかりやすかったです。

MASの前の店

スペインで食べた最初の生ハムには感動しました。

あえてハモン・イベリコではなくて、ハモン・セラーノにしてみましたが日本で食べるイベリコの生ハムとは比べ物にならないレベルで美味しかったです。

ここではボカディージョと生ハムとチーズの盛り合わせを食べました。

混雑した市場はあまり好きではないので、生ハムを買ってすぐにグエル邸に向かって歩き始めました。

アクセス方法

  • 地下鉄:L3線 Liceu駅から徒歩約1分

グエル邸

グエル邸

ドラゴンの門扉で有名なグエル別邸に比べると、そこまで観光地として大きく取り上げられることは多くありませんが、近くにあったため外観だけ見学しました。

この日はガウディ初期の作品を巡る予定にしており、その中で最初に訪れたガウディ建築でもありました。

重厚な石造りのファサードは、後のカサ・バトリョやサグラダ・ファミリアとは違う、初期ガウディらしい力強さを感じさせます。

レイアール広場

レイアール広場

ゴシック地区で最も有名な広場の一つです。近くを移動する際に自然と立ち寄る場所です。

ここにはガウディの初期作品である街灯が設置されており、それを見るために広場の中を横切りました。

ヤシの木に囲まれた開放的な空間で、周囲の石造りの建物とのコントラストが印象的な場所です。

ガウディ最初の作品であるランプ

建築家として活動を始めた初期のアントニ・ガウディの作品のひとつです。

建築学校を卒業した直後の若いガウディが手がけたもので、鋳鉄製のランプポストには王冠や翼を思わせる装飾が施されています。

当時としては非常に装飾性が高く、実用性中心だった一般的な街灯とは一線を画しており、すでに後のガウディ作品につながる独創性の片鱗が見られます。

カタルーニャ音楽堂

カタルーニャ音楽堂

1日目に唯一事前チケットを購入していたのが、このカタルーニャ音楽堂です。

グラシア通りのガウディ建築群からは少し離れており、旧市街側からのアクセスの方が良いため、1日目に訪れました。

この音楽堂はスペイン・モデルニスモ建築を代表する建築家であり、ガウディのライバルとしても知られるリュイス・ドメネク・イ・モンタネールによって設計されました。

内部に入ると、ステンドグラスから差し込む光と、ガラスモザイク、石の彫刻が一体となった圧倒的な空間が広がります。

天井を見上げたまま、しばらく言葉が出なくなるような場所で、控えめに言っても「美しすぎる空間」でした。

カタルーニャ音楽堂の外観

建物全体が彫刻のように装飾されており、非常に華やかな印象を受けます。

ファサードには花や植物のモチーフが多く使われているほか、天使や騎士を思わせる人物像も配置されており、建物そのものが一つの芸術作品のようです。

カタルーニャ広場近くの買い物スポット

観光拠点として最も有名な広場であるカタルーニャ広場は特に何もありません。鳩が大量にいるだけです。

その周りに買い物スポットがいくつかあるので、紹介します。

エル・コルテ・イングレス

El Corte Inglés | Plaça de Catalunya

日本でいうと大丸や高島屋のような百貨店です。

館内の雰囲気や取り扱っている商品も日本の百貨店に近いため、特に驚くようなことはありませんでした。

お土産スポットとしても有名ですが、百貨店らしく価格帯はやや高めです。

一方で、旅行者に人気なのが9階のフードコートです。

バルセロナではパエリアが2人前からの注文になる店も多いのですが、ここでは1人前から注文できるため、一人旅の方には便利だと思います。

また、高層階からバルセロナの街並みを眺めながら食事ができるのも魅力の一つです。

ただし、私たちは今回は利用していないため、味については評価できません。

一人旅で気軽にパエリアを食べたい方や、カタルーニャ広場周辺で食事場所を探している方には候補の一つになると思います。


FCバルセロナ公式ショップ

FC Barcelona Official Store

私が確認した限りではカタルーニャ広場周辺にも2店舗ありました。

せっかく本拠地に来たので、そのうちの一店舗に立ち寄ってグッズを見てみました。

現地で購入すれば日本より安いのではないかと少し期待していたのですが、そんなことはありませんでした。

選手のユニフォームはおよそ €180(当時のレートで3万円以上)とかなり高額です。

デザインは格好良く、現地で見ると欲しくなるのですが、私は特にバルセロナのファンというわけでもないので、さすがに購入は見送りました。

とはいえ、店内にはユニフォーム以外にもマフラーやキャップ、キーホルダーなど手頃な価格のグッズも揃っているため、ファンの方であれば見ているだけでも楽しめると思います。


ZARA

ZARA

ZARAはスペイン発祥のファッションブランドです。

日本でも人気が高いため、「本場スペインならもっと安く買えるのでは?」と思い、実際に店舗へ行って価格を比較してみました。

その結果、旅行前に日本で6,590円で購入したリネンパンツが、現地では€36.00で販売されていました。

旅行当時のレートである1ユーロ=185円で計算すると6,660円となり、日本とほぼ同じか、むしろ少し高いくらいです。

もちろんタックスフリーを利用すれば多少安くなりますが、「スペインだから大幅に安い」という印象はありませんでした。

個人的な感覚では、1ユーロ=180円を下回るくらいの為替水準であれば、スペインで購入するメリットを感じやすいと思います。

少なくとも現在のレートでは、「スペインに来たからZARAをまとめ買いしよう」と期待しすぎない方が良いかもしれません。

ただし、日本未入荷の商品や現地ならではの品揃えを見られるのは楽しかったです。特にZARAが好きな方なら、一度覗いてみる価値はあると思います。

グラシア通りの買い物スポット

観光客が必ず訪れるバルセロナのメイン通りには、おしゃれなお店が多くありますが、その中でも実際に入った2つの店を紹介します。

カサ・ロエベ

CASA LOEWE Barcelona

LOEWEははスペイン発祥のラグジュアリーブランドです。

本店はマドリードにありますが、私は店舗デザインが特に気に入ったバルセロナの店舗を訪れてみました。

目的はもちろん買い物ではなく検証です。

「ヨーロッパでハイブランドを買うと日本より30%ほど安い」という話をよく耳にしますが、本当にそうなのか確かめてみることにしました。

比較対象にしたのは、日本で以前から気になっていたミニバッグです。

2026年5月時点で日本の販売価格は181,000円でした。

同じ商品をバルセロナの店舗で確認したところ、価格は €1,200。

さらに免税手続きを行うと約13.7%の還付を受けられると説明を受けました。

しかし、旅行当時の為替レート(1ユーロ=185円)で計算すると、免税後でも日本で購入する方が約1万円安い計算になります。

「LOEWEは現地で買った方が安い」という結果にはなりませんでした。

そのため、「スペインに行くからLOEWEを買おう」と考えている方は、事前に日本価格と現地価格を比較してから判断することをおすすめします。


Massimo Dutti

Massimo Dutti

Massimo Duttiはスペイン発祥のファッションブランドで、ZARAと同じInditexグループが展開しています。トレンド重視のZARAに対し、上質な素材や落ち着いたデザインを特徴とする大人向けブランドとして知られています。

ファッションについて語れるほどのセンスは持ち合わせていないので、服そのものはあまり見ていませんでした。

それよりも印象的だったのは店内の内装です。落ち着いた高級感があり、まるで観光名所のように店内を見て回っていました。

また、カサ・ミラの中庭側に位置しているため、カサ・ミラ観光の前後に少し立ち寄ってみるのもおすすめです。

グエル公園

グエル公園
オープン前のグエル公園

今写真を見返しててもため息が出るほど美しいと思います。

もともとは実業家エウゼビ・グエルの依頼によって、富裕層向けの住宅地として計画されたプロジェクトでした。

しかし結果として住宅として売れたのはごくわずかで、実際に住居として利用されたのは2区画のみと言われています。

現在ではその住宅地計画は中止され、ガウディの作品群を中心とした公園として公開されています。

私がこの公園に行ったのは、開園直後の9時半でした。

グエル公園で最初に訪れた場所

入場開始と同時に入り、まずは人が集まる前に早歩きで定番のフォトスポット(写真3枚目)へ向かいました。

5月の朝でも日差しはすでに強く、日陰のないエリアはかなり暑さを感じます。真夏の日中であれば、かなり厳しい環境になると思います。

そのため、グエル公園は絶対に朝イチで行くのがおすすめです。

だから、絶対に朝イチで行くことをオススメします。

アクセス方法

  • 地下鉄:L3線 Lesseps駅から徒歩約20分(坂道多めだが正面ルート)

  • バス:24番系統

    • 行き:C N Catalunya - Park Güellで下車

    • 帰り:Ctra del Carmel - Ptge Josefina Torrens Illasから乗車

カサ・ビセンス

カサ・ビセンス

ガウディが本格的に建築家として活動を始めた初期の代表作です。

サグラダ・ファミリアやカサ・バトリョのような曲線的なデザインを想像していると驚くかもしれません。外観は直線的で、色鮮やかなタイル装飾が特徴的な建物です。

特に印象的なのは、壁一面に使われた緑と白のタイルと鉄柵です。
タイルは敷地内に咲いていたマリーゴールドを、鉄柵はヤシの木をモチーフにしたもので、後のガウディ作品にも共通する「自然から着想を得る」という考え方がすでに表れています。

内部も見学できますが、後年の代表作と比べると比較的コンパクトな建物です。その分、一つひとつの部屋をじっくり見ることができ、「天才ガウディの原点」を感じられる場所だと思います。

私自身、サグラダ・ファミリアやカサ・バトリョほど期待していたわけではありませんが、実際に訪れてみると想像以上に満足度が高く、ガウディ建築巡りをするなら外せない一棟だと感じました。

しかし、2階より上は期待しない方がいいです。

カサ・ビセンス内のカフェ

庭園内にはカフェも併設されていました。

雰囲気が良さそうだったので少し気になりましたが、この時はお腹が空いていたため、カサ・ビセンスの見学後にランチを食べることにして利用しませんでした。

私が訪れた時間帯は席にも比較的余裕があり、混雑している様子はありませんでした。

カサ・ビセンス庭園からの入り口

木製のドアには日本からインスピレーションを得たように感じる模様も使われていました。

なお、チケットの指定時間よりも30分早く入ることができました。

アクセス方法

  • 地下鉄:L3線 Fontana駅から徒歩約5分

  • バス:24番系統
    グエル公園から:Av Riera de Cassoles - Guillem Tellで下車

カサ・バトリョ

カサ・バトリョの外観

カサ・バトリョは、その名の通り「バトリョの家」という意味ですが、実際に目の前にすると、とても個人宅とは思えないほど大きな建物です。

外観は、カタルーニャの守護聖人である聖ジョルディがドラゴンを退治した伝説をモチーフにしていると言われています。

波打つような屋根はドラゴンの背中、塔の十字架は聖ジョルディの剣を表しているとされており、建物全体が一つの物語になっています。

また、特徴的なバルコニーは頭蓋骨、柱は骨を表現しているとも言われており、その独特な外観から「カサ・デルス・オッソス(骨の家)」という愛称でも知られています。

初めて見る人は、その奇抜さと美しさに圧倒されるはずです。

カサ・バトリョの内部

内部はガウディらしい曲線美が随所に取り入れられており、吹き抜けを彩る青のグラデーションも非常に美しかったです。

木をふんだんに使ったインテリアには温かみがあり、どこか可愛らしさも感じられました。

また、手すりやドアノブなど実際に触れることができる部分も多く、握ってみると驚くほど手に馴染みます。見た目の美しさだけでなく、人間工学に基づいた機能性まで考えられていることが伝わってきました。

芸術作品でありながら、実際に人が暮らすための住宅でもあったことを実感できる空間です。

カサ・バトリョの屋上

屋上へ入るには、シルバーチケット以上のチケットが必要です。

屋上自体はそれほど広くなく、見学できる範囲も限られています。そのため、屋上だけを目的に上位チケットを購入する必要はないかもしれません。

一方で、特徴的な煙突や波打つような屋根を間近で見ることができるため、ガウディ建築が好きな方には十分価値があると思います。

また、屋上にはテラスバーも併設されています。私は利用しませんでしたが、観光の合間にドリンクを片手にゆっくり過ごすのも良さそうでした。

カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)

カサ・ミラの外観

カサ・ミラは文字通り「ミラ家の家」という意味ですが、実際には富裕層向けの集合住宅として建設されたマンションです。

外観は波打つ岩肌のような独特なデザインが特徴で、その見た目から「ラ・ペドレラ(石切場)」という愛称でも呼ばれています。

内部には当時の生活の様子が分かる家具や調度品、写真などが展示されており、20世紀初頭のバルセロナ富裕層の暮らしを知ることができます。

また、室内にもガウディらしい曲線が多く取り入れられており、直線的な壁がほとんど存在しない空間は非常に印象的でした。

建物そのものの美しさを楽しむカサ・バトリョに対して、カサ・ミラは実際に人が暮らしていた住居としての側面をより強く感じられる場所だと思います。

カサ・ミラの内部

この吹き抜けの色合いと、上部から差し込む自然光の美しさが非常に印象的でした。

見学ルートの後半では、まるで鯨の体内にいるかのような屋根裏空間へ案内されます。

連続するアーチがどこまでも続く光景は幻想的で、カサ・ミラの中でも特に印象に残った場所のひとつです。

天井をよく見ると、そのアーチがカテナリー曲線によって構成されていることが分かりました。

カテナリー曲線とは、紐を両端から吊り下げたときに自然にできる曲線のことで、ガウディが好んで用いた構造です。

ガウディはコローニア・グエル教会設計時に有名な「逆さ吊り模型実験」を行い、力学的に最も合理的な形を研究しました。
その成果は後のサグラダ・ファミリアにも取り入れられています。

カサ・ミラはガウディ円熟期の作品であり、この屋根裏空間からも、芸術性と構造合理性を両立させようとした彼の思想を感じることができました。

カサ・ミラの屋上

写真右側のアーチから見るサグラダ・ファミリアは圧巻でした。

ただ、屋上で一番人気なスポットなため、人が入らずに綺麗な写真を撮影することはなかなか難しいです。

また、今年完成したイエスの塔も見ることができました。最上部に設置された巨大な十字架は遠くからでも存在感があり、このタイミングで訪れることができたのは本当に良かったと思います。

カサ・ミラには見どころがたくさんありますが、個人的にはこの屋上が一番印象に残りました。

なお、カサ・ミラにはカフェがあるので入場の時間まで行くつもりで1時間早く到着しました。
しかし、カフェはイベントのため利用できず、時間が空いてしまったので、チケットの指定時間より1時間早く入ろうとしました。
1時間前はさすがに早すぎるから30分前ならいいですよとのことで、30分前に入りました。

サグラダ・ファミリア

生誕のファサード

やはり、バルセロナに来たら欠かせないスポットはここです。

期待をまったく裏切らず、むしろ期待を大きく超えてきました。

サグラダ・ファミリアには見どころが多すぎて、事前に「外観2時間、内部2時間」の合計4時間を確保していましたが、実際にそのくらいの時間を使いました。

一般的な観光地であれば「長すぎるかな」と思う時間ですが、サグラダ・ファミリアではむしろ足りないくらいです。

そして、この教会を訪れるなら、絶対に事前に知識を入れておくことをおすすめします。

特に、新約聖書の内容を軽くでも理解しておくと、ファサードや彫刻に込められた意味が分かり、見学の満足度が大きく変わります。他にも外尾悦郎さんの著書「ガウディの伝言」を読んでおくことをオススメします。

受難のファサード

受難のファサードは、イエスが捕らえられてから十字架にかけられ、その生涯を終えるまでの受難の物語を表現したファサードです。

ここに配置されている彫刻は、ガウディ本人ではなく、彫刻家のジョゼップ・マリア・スビラックスによって制作されました。

そのため、生誕のファサードとは対照的に、直線的で鋭く、どこか冷たい印象を受けるデザインになっています。

正直なところ、訪問前はそこまで期待していませんでした。

しかし実際に見学してみると、一つひとつの彫刻がどの場面を表しているのかを読み解くのが非常に面白く、登場人物たちの表情や仕草からも受難の雰囲気が伝わってきました。

特に新約聖書の内容を知っていると、それぞれの場面に込められた意味が理解できるため、見学の満足度は大きく上がると思います。

生誕のファサードの華やかさとは異なる魅力があり、個人的には想像以上に印象に残った場所でした。

サグラダ・ファミリア内部

ここまで生誕のファサードと受難のファサードを見てきましたが、それらを上回る景色が内部には広がっていました。

正直なところ、事前に写真や動画を何度も見ていたので、ある程度は想像できているつもりでした。しかし実際に中へ入ると、その光景は私の想像をはるかに超えていました。

受難のファサード側からは、夕陽を受けた赤やオレンジの光が差し込み、イエスの受難と死を象徴するかのような厳かな雰囲気を作り出しています。

一方で、生誕のファサード側からは青や緑を基調とした柔らかな光が差し込み、新しい命の誕生や希望を感じさせます。

ガウディは単に美しいステンドグラスを作ったのではなく、光そのものによってキリストの生涯を表現していたのだと実感しました。

特に夕方は西陽が受難のファサード側から差し込むため、内部が赤く染まり、言葉では表現できないほど幻想的な空間になります。

これから予約する方は、17時前後に内部を見学できる時間帯を選ぶことをおすすめします。

私は16時入場のチケットを予約し、16時45分から生誕のファサードの塔へ上りました。そして塔から降りてきた17時過ぎが、ちょうどステンドグラスの光が最も美しく感じられる時間帯でした。

なお、生誕のファサードの塔については、フルーツの彫刻を間近で見たい方や、ガウディが直接手掛けた部分をじっくり見たい方以外は、無理に上らなくても良いかもしれません。

展望という意味では、方角的に受難のファサード側の塔の方がバルセロナ市街を見渡しやすそうに感じました。ただし私は受難の塔には上っていないため、その点は参考程度にお考えください。

なお、サグラダ・ファミリアは宗教施設のため服装にも注意が必要です。
ノースリーブや極端に露出の多い服装では、実際に注意されている人がいました。入場を断られる場合がありますので、肩を隠せる羽織りを持参しておくと安心です。

アクセス方法

  • 地下鉄:L2、L5 Sagrada Familia駅から徒歩約3分
    地下から上がった時の感動を味わうためにL5を利用することをお勧めします。

5. バルセロナの公共交通機関

私たちは今回の滞在中、タクシーは一切利用せず、地下鉄・バス・徒歩だけでバルセロナを観光しました。

バルセロナの公共交通機関は非常に充実しており、有名観光地のほとんどへ問題なくアクセスできます。

実際に利用してみて感じたことや、乗り方、治安などについて紹介します。

T-casual

「T-casual」とは、地下鉄・バス・近郊電車に利用できる10回券です。

料金は€13.00に加え、初回購入時のみカード発券代€1.00が必要です。
1回あたり約€1.40となるため、5回以上公共交通機関を利用するのであればお得になります。(シングルチケットは€2.90)
クレジットカードで購入可能で、嬉しいことにJCBとAMEXにも対応していました。

私たちは3泊の滞在中に公共交通機関をちょうど10回利用したため、結果的に非常にコストパフォーマンスが良かったです。

旅行前に大まかな観光計画を立て、自分が何回くらい公共交通機関を利用しそうか把握しておくと良いでしょう。

T-Casualの券面

改札を通る際にこのようにタッチすればOKです。

現地では気が付かなかったのですが、残り何回乗れるかは写真のように表示されていました。

このようにタッチ

地下鉄(メトロ)

バルセロナで最も便利な交通手段は、間違いなく地下鉄です。

私たちは3泊4日の滞在中に地下鉄を9回利用しました。ここでは、実際に利用して感じた使いやすさや治安について紹介します。

基本的に観光で利用するのはL1〜L5が中心になると思います。なお、空港直結のL9 Airport Lineは空港アクセス専用の路線です。

Lは「Linea(路線)」を意味しており、それぞれの路線ごとに色分けされています。日本の地下鉄と似ているため、初めてでも直感的に理解しやすいと感じました。

街中で「M」のマークと「Linea」の表記を見つけたら、その階段を下りれば地下鉄の改札へたどり着けます。

Moxy Barcelonaの最寄駅

改札を通る際にカードをタッチするだけで利用でき、下車時のタッチは不要でした。

メトロの改札

駅構内の案内表示も非常に分かりやすく、どの駅でどのLineaへ乗り換えられるのか一目で把握できます。

進行方向も路線カラー付きで表示されているため、反対方向の電車に乗ってしまう心配もほとんどありませんでした。

現在地の駅名は色付き

また、ホームでは現在地の駅名が色付きで表示されているため、自分がどこにいるのか分かりやすくなっています。

個人的に感動したのは、電車の到着案内です。

先発が2分40秒後にきて、その次は8分後

ホームには「あと何分何秒で到着するか」が表示されており、その次の列車まで表示されています。そして、そのカウントダウン通りにほぼ正確に電車が到着します。

もし遅延が発生した場合でも、表示されているカウントダウン自体が更新されるため、「あと何分待てば良いのか」が常に分かります。

日本の場合、遅延すると「〇分遅れ」と表示されても実際にいつ来るのか分からずストレスを感じることがありますが、バルセロナの地下鉄は待ち時間が可視化されているので非常に快適でした。

旅行前は地下鉄の治安を少し心配していましたが、実際に利用してみると全く悪い印象はありませんでした。

落書きなども特に目立たず、駅構内は想像していたより清潔です。

ホームの壁とベンチが一体化しているため、座ってしまえば背後を気にする必要もなく、ベンチ自体もきれいに保たれていました。

また、「地下鉄がきれいだな」と感じて周囲を見てみると、駅構内の至る所にゴミ箱が設置されていました。

電車の車内も清潔で、不快に感じることはありませんでした。

そして何より印象に残ったのが車内アナウンスです。

次の駅を案内する

「Próxima estación(プロシマ・エスタシオン)」

というスペイン語のアナウンスが何とも耳に残り、滞在中にすっかりクセになってしまいました。

帰国した今でも、もう一度聞きたいと思うくらいです。

地下鉄の利用ルールは日本とほとんど変わりません。

私が感じた大きな違いは、降りるときドアを開ける際にボタンを押す必要があることくらいでした。停車しても自動では開かない場合があるため、周囲の人がボタンを押しているか確認すると分かりやすいと思います。

それ以外は日本の地下鉄と同じ感覚で利用できました。

治安面についても、私自身は特に怖い思いをすることはありませんでした。ただし、スリ対策としてドア付近に立ち続けることは避け、できるだけ背後が壁になる位置を確保するようにしていました。

その程度の基本的な防犯意識があれば、地下鉄の利用で困ることはほとんどないと思います。


バス

グエル公園最寄りのバス停

私たちは滞在中に一度だけバスを利用しました。

グエル公園からカサ・ビセンスへ移動する際に利用したのですが、結論から言うと非常に便利でした。

車両は大きく清潔で、不快に感じることはありませんでした。また、便数も多く、Googleマップで到着予定時刻を確認しながら利用していました。

Map上に表示される到着時刻はリアルタイムで更新されるため、「あと何分で来るのか」が分かりやすく、非常に便利でした。

乗車方法も難しくありません。

日本と大きく違うのは、バスが近づいてきた際に手を上げて乗車意思を示す必要があることです。

日本のように停留所に人がいれば必ず停車するわけではないため、乗りたい場合はタクシーを止めるように軽く手を上げるようにしましょう。

乗車時は運転席横のドアから入り、車内のカード読み取り端末にチケットやカードをタッチします。

私たちはT-casualを利用しましたが、端末にはVISA、Mastercard、AMEXのロゴも表示されていました。

降車方法も日本とほぼ同じです。

降りたい停留所が近づいたら車内の降車ボタンを押します。

また、停車後はドア横の開閉ボタンを押して自分でドアを開ける必要があります。

最初は戸惑うかもしれませんが、周囲の乗客を見ていればすぐに分かると思います。

地下鉄と同様に利用方法は非常にシンプルで、初めてのバルセロナでも困ることはありませんでした。

決済事情

メトロとバスを利用する際にまず現金は必要ありません。

メトロの赤いチケット券売機

地下鉄駅に設置されている券売機ではクレジットカードが利用できます。

私が利用した券売機はJCBにも対応していたため、JCBカードで購入していました。

この券売機でT-casualも券売機で購入できるので、到着後すぐに公共交通機関を利用したい場合でも困ることはないと思います。

バスのクレカタッチ専用端末

バス車内にはクレジットカードのタッチ決済専用端末が設置されていました。

そのため、シングルチケットで利用する場合は、クレジットカードやスマートフォンを端末にかざすだけで乗車できます。

ただし、T-casualなどの回数券やパスを利用する場合は、この端末ではありません。

運転席後方に設置されている別の読み取り端末へタッチする必要があるため注意してください。

また、運賃は距離制ではなく一律料金です。そのため、日本のような降車時のタッチは不要でした。

必須なアプリ

結論:Google Map

今回の旅行では、公共交通機関の移動に専用アプリは利用しませんでした。

地下鉄であれば、

  • どの駅で乗り換えるのか

  • どのLinea(路線)に乗るのか

バスであれば、

  • どのバス停から乗るのか

  • 何番のバスに乗るのか

を事前にGoogleマップで確認していました。

実際に現地で利用してみても案内は非常に正確で、GPSの位置情報も問題なく機能していました。

少なくとも観光客としてバルセロナ市内を移動する範囲であれば、Googleマップだけで十分だと感じました。

以下2つのアプリは利用しませんでしたが、念のために入れておきました。

  • バルセロナ公認タクシーを呼ぶアプリ:Freenow

  • 配車アプリ:Uber

6. バルセロナの治安

旅行前には、「バルセロナはスリが多い」「観光客を狙った犯罪に注意が必要」といった情報を目にしていたため、正直かなり警戒していました。

そのため、観光中はバッグを常に身体の前で持ち、スマートフォンや財布の管理にも気を配っていました。

実際どうだったか

今回の滞在中に怖いと感じる場面は一度もなく、スリに遭いそうな雰囲気を感じることもありませんでした。

訪れた時期がヨーロッパの本格的な観光シーズン前だったことも関係しているのかもしれませんが、地下鉄や街中で不自然に人が近づいてくるようなこともなく、全体的には落ち着いた印象を受けました。

もちろん油断は禁物ですが、私自身は「常に荷物を視界に入れる」「スマートフォンをテーブルに置かない」といった基本的な防犯対策を徹底していれば、過度に心配する必要はないと感じました。

スリ対策

実際に意識していたスリ対策は、特別なことではなく基本的なことです。

・バッグは必ず身体の前で持つ
・リュックは背負ったままにしない(人混み)
・スマートフォンをポケットやテーブルに置かない
・地下鉄や観光地では周囲との距離を少し取る
・写真撮影時も荷物から手を離しすぎない

特に「観光に集中している瞬間」が一番狙われやすいと感じたので、景色に夢中になりすぎない程度の注意は必要だと思います。

とはいえ、常に神経質になる必要はなく、最低限の意識で十分対応できるレベルでした。

夜の街歩き

今回の滞在では、夜もある程度自由に街歩きをしていましたが、特に危険を感じる場面はありませんでした。

5月のバルセロナは日没が遅く、22時を過ぎるまでは完全に暗くなりませんでした。ちょうど観光の疲れもあり、その時間帯にはホテルへ戻るようにしていました。

また、23時以降の深夜帯に一人で大きく移動するような行動は避けており、移動が必要な場合は地下鉄やタクシーを利用する方が安心だと思います。

人通りの多いエリアであれば夜でも明るく、観光客も多いため、過度に不安を感じることはありませんでした。

総合的には、「治安が悪い都市」というよりも、「スリ対策だけは意識しておく必要がある都市」という印象です。

7. バルセロナグルメ

バルセロナに来たら絶対に食べたいと思っていたのは、パエリア、シーフード、タパス料理、そして生ハムです。

スペイン料理は日本でも食べることができますが、本場で食べる味がどれほど違うのか以前から気になっていました。

そこで今回は、実際に私が訪れたレストランやバルの中から、特に印象に残ったお店を紹介します。

どのお店も実際に利用した場所なので、これからバルセロナへ行く方の参考になれば幸いです。

パエリアのおすすめ2店

7 Portes

7 Portes

7 Portes(Siete Portes)は、かつてパブロ・ピカソやサルバトール・ダリも訪れたことで知られる歴史ある名店です。

ボルン地区にあり、メトロL3 Barceloneta駅から徒歩5分くらいで着きます。

店内は落ち着いた雰囲気で、気軽なバルというよりは、ゆっくり食事を楽しむレストランという印象でした。

私たちは事前にオンラインで予約しており、旅行の最後の夜のディナーとして利用しました。

「バルセロナ最後の食事をどこで食べるか」と考えた時に選んだお店でしたが、その締めくくりにふさわしい雰囲気のお店だったと思います。

7 Portesの海鮮パエリア

一番人気のパエリアは、海鮮の具材があらかじめほぐされているタイプで、とても食べやすいのが特徴です。

提供後は店員さんが目の前で2人分に取り分けてくれるので、慣れていない人でも気軽に楽しめます。

正直なところ、一口目で強烈なインパクトを受けるタイプではありませんでした。

しかし、不思議なことに食べ進めるほど旨味が口の中に広がり、「もう一口、もう一口」と止まらなくなります。

気が付けばあっという間に食べ終わってしまい、「もう一皿頼めばよかった」と本気で後悔しました。

7 Portesのシーフード

パエリアのほかに、海鮮の盛り合わせも注文しました。

エビや貝類はシンプルに塩味で仕上げられており、素材の味を楽しめる一皿でした。

どれも美味しかったのですが、牡蠣に関しては正直なところ日本の方が好みでした。

日本の牡蠣の方が身が大きく、ミルキーな旨味も強いため、普段から食べ慣れていることもあってこちらに軍配が上がります。

とはいえ、地中海の海鮮を本場で味わうという体験そのものに価値があり、パエリアと合わせて満足度の高い食事になりました。


Paellería Gaudí

Paellería Gaudíのイカ墨パエリア

カサ・ミラのすぐ隣にあるパエリアレストランです。
実際に、カサ・ミラ観光の後にこの店に入りました。

店内は赤を基調とした内装で統一されており、いかにもスペインらしい雰囲気でした。バルセロナ滞在2日目のディナーで訪れましたが、「スペインに来たんだな」と実感できる空間で、入店した瞬間からテンションが上がりました。

今回注文したのは、名物のイカ墨パエリアです。

イカ墨パエリアは美味しいと聞いていたものの、実際に食べてみると想像をはるかに超えていました。

イカの旨味と魚介の出汁が米一粒一粒に染み込んでおり、濃厚なのに重たさはなく、最後まで飽きることなく食べられます。

また、添えられているアリオリとの相性が抜群でした。ニンニクの風味とマヨネーズのまろやかなコクが加わることで、イカ墨の旨味がさらに引き立ちます。

最初はそのまま、途中からアリオリを少しずつ混ぜながら食べると味の変化も楽しめました。

正直、一人で一皿食べたかったと思うほど美味しかったです。

シーフードのおすすめ店

El Mercat

El Mercat

スペイン在住の某YouTuberが「バルセロナで海鮮を食べるならここが一番おすすめ」と紹介していたので、オンライン予約して、到着初日の少し遅めのランチで訪れました。

カタルーニャ音楽堂を観光した後に10分ほど歩いて到着しました。

海鮮料理が評判のお店ということもあり、日本ではあまり食べる機会のないタコの足を注文しました。

El Mercatのタコ

実際に食べてみると、想像以上の美味しさでした。絶妙な火入れで柔らかく仕上がっており、噛むたびに旨味が口の中へ広がっていきます。

思わずニヤニヤしてしまいました。

シンプルな料理だからこそ素材の良さが際立っており、一口ごとに幸せを感じながら食べていました。

添えてあるじゃがいもと豚肉もソースも美味しくて、味の変化も楽しめました。

El Mercatの生ハムパイン

本当は「生ハムとメロン」を注文するつもりだったのですが、この日はメロンが欠品していました。

すると店員さんが「パイナップルなら作れるよ」と提案してくれたので、せっかくならと思いお願いしました。

まず驚いたのは生ハムの質です。

写真を見ても分かると思いますが、脂の入り方がとても美しく、一口食べただけで質の高さが伝わってきました。

生ハムの上品な脂の甘みと塩気に、パイナップルの爽やかな酸味と甘みが加わり、想像以上に相性抜群でした。

正直、メロンがなくて少し残念に思っていましたが、結果的にはパイナップルで大正解だったと思います。

タパスのおすすめ店

Cerveceria Catalana

Cerveceria Catalana

グラシア通りから一本横の通りにあり、観光地からのアクセスは良好です。カサ・ミラとカサ・バトリョからはそれぞれ徒歩5分ほどの場所にあるため、観光の合間のランチにもぴったりだと思いました。

私たちは、カサ・ビセンスとカサ・バトリョの観光の間に行きました。

また、バルセロナでも屈指の人気店として知られており、行列必至と言われています。

私たちは13時ごろに訪れましたが、運良く待ち時間なしでテラス席に案内されました。

ただし、その後は常に2〜3組ほどが店の前で待っている状態だったので、本当にタイミングが良かったのだと思います。

Beef tenderloin montadito with foie

バゲットの上に大きな牛テンダーロインとフォアグラをのせた、この店の名物タパスです。

見た目のインパクトも抜群ですが、それ以上に味が素晴らしかったです。

香ばしく焼かれたバゲットの上に、柔らかいテンダーロインと濃厚なフォアグラが重なり、一口で贅沢な旨味が口いっぱいに広がります。

正直、今回のバルセロナ旅行で食べたタパスの中でもトップクラスに印象に残っています。

「もう一度バルセロナへ行ったら真っ先に食べたい」と思うほど美味しい一品でした。

Prawns skewer montadito

バゲットの上に大きなエビのグリルとトマトがのせられ、たっぷりのアリオリ、オリーブオイル、塩で仕上げられたモンタディートです。

シンプルな料理ですが、プリプリのエビの旨味とトマトの酸味、そしてニンニクの効いたアリオリが絶妙にマッチしていました。

オリーブオイルの香りも良く、思わず無言で食べ進めてしまうほどの美味しさでした。

これも本当に美味しく、今でもまた食べたいと思う一品です。

ちなみに「モンタディート(Montadito)」とは、小さなパンの上に具材をのせて食べるスペインの代表的なタパスの一種です。

私はこのお店で初めて知りましたが、スペインらしい食文化を感じられる料理でした。

ボカディージョ(生ハムサンド)のおすすめ2店

ボケリア市場内の生ハム店

JCB決済可能

名前は忘れてしまいましたが、購入した店の前の店は「MAS」だったことを覚えています。

スペインで食べた最初の生ハムには感動しました。

あえてハモン・イベリコではなくて、ハモン・セラーノにしてみましたが日本で食べるイベリコの生ハムとは比べ物にならないレベルで美味しかったです。

生ハムは店頭に置いてあるため、乾燥してパサパサなんじゃないかと思っていたけど、全くそんなことはなくしっとりしていました。

ここではボカディージョと生ハムとチーズの盛り合わせを食べましたが、生ハムとチーズの中に入っているクラッカーとハムの相性が良すぎました。


BO&MIE

BO&MIE

サグラダ・ファミリアの北側にあるパン屋は、朝から地元の人や観光客で賑わっており、並んでいるパンもどれも美味しそうでした。

この後に空港へ向かう予定だったため、最後にスペインらしいものを食べておきたくてボカディージョを注文しましたが、これが非常に美味しかったです。

ボカディージョというと、生ハム専門店で買うものというイメージがありましたが、こうしたパンにこだわっているベーカリーで買うのも同じくらい正解だと感じました。

日本のサンドイッチのように中心だけ具が多く、端はパンだけということはなく、最後の一口までイベリコハムがしっかり詰まっていました。

カフェのおすすめ3店

D Origen Coffee Roasters

D Origen Coffee Roasters

海鮮でオススメしたEl Mercatの目の前にあり、食後にエスプレッソを飲みにいきました。

私たちはランチの後に、エスプレッソを飲みながら少し休憩するために立ち寄りました。

外観を見れば気付く方もいるかもしれませんが、この建物はガウディが設計に関わった建築の一部として知られており、ガウディ建築の中でコーヒーを楽しめる珍しいカフェです。

D Origen Coffee Roasters

店内は非常に清潔感があり、落ち着いた雰囲気でした。観光客だけでなく、地元の人らしきお客さんも利用している様子でした。

コーヒーには自家焙煎の豆が使われており、香りも良くとても美味しかったです。

店内ではコーヒー豆の販売も行っているため、お土産として購入するのも良いと思います。


365

365 | Lesseps

365はカタルーニャ地方を中心に展開しているベーカリーカフェチェーンです。

訪れる前はスペイン版ドトールのようなイメージを持っていましたが、実際には想像以上にパンの種類が豊富で驚きました。

店舗数も多く、私たちはグエル公園の最寄駅であるLesseps駅前の店舗を利用しました。グエル公園の入場時間に合わせて朝食を済ませ、そのまま公園へ向かいました。

365のカフェラテとパン

カフェラテはマグカップで提供され、確かにどこかドトールを思わせる雰囲気があります。

一方でパンの種類は圧倒的に多く、どれも美味しそうだったので、私たちは一人2個ずつ注文しました。

サイズも大きめで、味も十分満足できるレベルです。

写真に写っている量で約3,000円ほどでした。

日本のドトールと比較すると決して安くはありませんが、バルセロナの物価を考えるとかなり良心的な価格だと思います。

観光客向けの有名カフェに比べると気軽に利用できるため、朝食や軽食には非常におすすめのお店でした。


Buenas Migas

Buenas Migas

Buenas Migasは、バルセロナ市内で複数店舗を展開している人気のカフェチェーンです。

立地の良い場所に店舗が多く、内装もおしゃれなので、観光の合間に立ち寄りやすいお店だと思います。

私たちはサグラダ・ファミリアを観光する日のブランチとして利用しました。

この店はフォカッチャが有名で、せっかくなのでスペインらしく生ハムがのったものを注文しました。パンは香ばしく、生ハムとの相性も良く、とても美味しかったです。

カフェラテとフォカッチャ

カフェラテ2杯とフォカッチャ2つで合計約3,000円でした。

価格だけ見ると東京の少しおしゃれなカフェと同じくらいですが、このお店の魅力は何と言ってもロケーションです。

私たちが座ったテラス席からは、サグラダ・ファミリアの受難のファサードを間近に眺めることができました。

目の前にそびえる巨大な教会を眺めながら朝食を楽しめるのであれば、むしろ安いくらいだと感じます。

サグラダ・ファミリア観光の前後に、ゆっくり休憩したい方にはおすすめのカフェです。

ただ、鳩が大量にいたので、鳩が苦手な方は店内窓側の席をオススメします。

8. バルセロナのお土産

私たちは旅行先でお土産をたくさん買うタイプではありません。

観光に使える時間は限られているので、お土産選びに何時間も費やすより、その土地を見て回る時間を優先したいと考えています。

ただ、バルセロナではオリーブオイルだけはどうしても購入したいと思っていました。

そこで渡航前に調べたところ、「安くて美味しい」と評判のお店を見つけたため、迷わずそこへ向かいました。

結果としては大正解でした。

バルセロナでオリーブオイルを買うなら、個人的にはぜひおすすめしたいお店なので紹介します。


LA CHINATAのオリーブオイル

LA CHINATA

ボルン地区の中心、サンタ・マリア・ダル・マル教会のすぐ隣とグラシア通りのところにありましたが、お土産はできるだけ最終日にまとめて購入したかったため、私たちはボルン地区の店舗に7 Portesでのディナー前に立ち寄りました。

店内には数多くのオリーブオイルやバルサミコ酢が並んでおり、それらを使用したリップクリームやスキンケア用品なども販売されています。

特に良いと感じたのはサイズ展開の豊富さです。

自宅用の大きなボトルから、お土産に配りやすい小さなボトルまで揃っているため、用途に合わせて選びやすいと思いました。

そして、この店の最大の魅力は試食ができることです。

店内には一口サイズにカットされたパンが用意されており、気になるオリーブオイルやバルサミコ酢を自由に付けて味を確かめることができます。

せっかく購入するなら、自分の好みに合うものを選びたいので、このサービスは非常にありがたかったです。

空港やデパート、スーパーでもオリーブオイルは購入できますが、実際に味を比べながら選べる機会はほとんどありません。

その意味でも、オリーブオイルをお土産として購入したい方には、まずこのお店を訪れてみることをおすすめします。

一番定番の商品

高品質なオリーブオイルが100mlあたり400円弱で販売されていました。
為替の影響で割高に感じるとはいえ、この品質を考えればかなりお得です。

また、店内には韓国人観光客が絶えず訪れており、Googleマップの口コミで「韓国人に人気」と書かれていたのも納得でした。


Bubo Barcelonaのチョコレート

Bubo Barcelona本店

LA CHINATAと同じくボルン地区のサンタ・マリア・ダル・マル教会すぐ隣にあり、バルセロナを代表するチョコレート・パティスリーの名店として知られています。

実は東京・表参道にも店舗があるため、今回は立ち寄りませんでした。

ただ、味については間違いありません。

私がこの店を知ったきっかけは、以前兄がバルセロナ土産として買ってきてくれたチョコレートでした。

その美味しさに驚き、その後は表参道店にも何度か足を運んでいます。

特にマカダミアナッツが入ったチョコレートは衝撃的でした。

大げさではなく、これまで食べたチョコレートの中でもトップクラスの美味しさで、「感動した」という言葉だけでは足りないほど印象に残っています。

今回は本店には入りませんでしたが、もしかするとバルセロナ本店でしか味わえないケーキやチョコレートもあるかもしれません。

甘いものが好きな方なら、旧市街観光と合わせて立ち寄ってみる価値は十分にあると思います。

9. 実際にかかった費用

3泊4日のバルセロナ滞在で、航空券代を除いた費用をまとめました。

ユーロ建てで決済したものについては、旅行当時のレートである 1ユーロ=185円 で円換算しています。

なお、以下に記載している金額は、ホテル代・観光費・交通費・食事代を含めた すべて2人分の総額 です。

ホテル:119,000円

  • Moxy Barcelona(2泊):75,000円

  • Sercotel Rosellón(1泊):44,000円

食事:60,000円

1日平均3食に加え、カフェ利用や食べ歩きも含めた総額です。

観光:57,800円

  • サグラダ・ファミリア+生誕のファサード塔:1人 6,700円

  • カサ・バトリョ(シルバーチケット・屋上アクセス付き):1人 6,400円

  • カサ・ミラ+カタルーニャ音楽堂:1人 8,000円

  • カサ・ビセンス:1人 4,400円

  • グエル公園:1人 3,400円

交通:10,600円

  • T-casual:1人 5,300円

合計:247,400円

一人当たり12万円ほどです。

飛行機代も合わせると、大体30万円程度が予算になるのではないかと思います。

私たちは有名観光地のチケットを購入し、食事もあまり節約せずに楽しみましたが、それでもこの金額に収まっています。

ホテルのグレードやレストラン選びによって大きく変わりますが、これから旅行を計画する方の予算の目安になれば幸いです。

10. 3泊4日モデルコース

私たちは今回、

  • バルセロナ2泊

  • マドリード2泊

  • 地中海クルーズ7泊

  • バルセロナ1泊

という旅程でした。

ただし、マドリードへ移動したのは3日目の朝であり、クルーズから戻った後のバルセロナ滞在も実質的には半日程度でした。

そのため、マドリードとクルーズ部分を除くと、ちょうどバルセロナを3泊4日で観光するモデルコースになります。

以下は、実際に私たちが行動した時間をもとに作成したモデルコースです。

1日目|旧市街散策とカタルーニャ音楽堂

09:00 バルセロナ空港に到着
11:00 ホテルに荷物を預け、チャックイン手続き
12:00 ボケリア市場でボカディージョを食べる
12:30 ゴシック地区街歩き(バルセロナ大聖堂)
14:00 カタルーニャ音楽堂を見学
15:15 El Mercatで遅めの海鮮ランチ
16:00 D Origen Coffeeでエスプレッソを一杯
17:00 カタルーニャ広場でZARAショッピング
19:00 ホテルへ戻る

2日目|ガウディ建築を満喫する日

08:40 365 Lessepsで朝食
09:30 グエル公園
11:15 最寄りのバス停で24番バスへ乗車
11:45 カサ・ビセンス
13:00 Cerveceria Catalanaでタパスランチ
14:00 グラシア通り散歩(カサ・ロエベ)
15:00 カサ・バトリョ
17:30 カサ・ミラのカフェ
18:30 カサ・ミラ  
20:00 Paellería Gaudíでパエリアディナー
21:00 グラシア通り散歩
22:00 ホテルへ戻る 

3日目|サグラダ・ファミリアを徹底的に楽しむ日

08:00 バルセロネータのビーチ沿いを散歩
09:00 Buenas Migas(Barceloneta)のテラスで朝食
10:00 サグラダ・ファミリアへ到着
10:15 生誕のファサード前の池から撮影
11:00 ガウディ通りを散歩
13:00 Buenas Migas(Sagrada Familia)のテラスでランチ
14:00 受難のファサードの外観を見る
15:00 Sercotel Rosellionのテラスバーで一休み
16:30 サグラダ・ファミリア内部見学
19:30 ボルン地区街歩き
20:30 7 Portesで最後のディナー
22:00 ホテルへ戻る 

4日目|帰国日

帰国準備
ホテルチェックアウト
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このモデルコースは、ガウディ建築をしっかり見学しながら、美味しいレストランやカフェも楽しめるように組んでいます。初めてバルセロナを訪れる方には、かなり満足度の高い旅程になると思います。

おわりに

バルセロナは「ガウディの街」というイメージだけを持って訪れましたが、実際にはそれだけでは語り尽くせない魅力に溢れていました。

ガウディ建築の美しさはもちろん、旧市街の歴史ある街並みと雰囲気、美味しい生ハムやパエリア、そして街全体に流れるカタルーニャ文化。

どれも想像以上で、3泊4日では足りないと感じるほどでした。

特に印象に残っているのは、サグラダ・ファミリア内部に差し込む光です。

写真や動画で何度も見ていたはずなのに、実際にその場で見た景色は全く別物でした。

もしこれからバルセロナを訪れるのであれば、ぜひ事前に少しだけ歴史やガウディについて予習してから訪れてみてください。

建築や彫刻に込められた意味が分かるだけで、感動は何倍にも大きくなると思います。

また、今回紹介した内容は実際に私がバルセロナで体験したことをもとにまとめています。

限られた日数の中で効率よく観光したい方や、初めてバルセロナを訪れる方の参考になれば幸いです。

そして、この記事を読んで「バルセロナに行ってみたい」と思っていただけたなら、とても嬉しく思います。

Buen viaje!
良い旅を。

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