見出し画像

【旅行前に】サグラダ・ファミリアを100倍楽しむための、未完のノート

※本記事は未完です。

このnoteは「完成された解説記事」ではありません。
私がサグラダ・ファミリアをこの目で拝む日まで、そしてその後も、学びと気づきを積み重ねていくための「基礎聖堂」です。

この記事を起点として、今後アウトプットした内容を随時リンクし、
ひとつの大聖堂のように、少しずつ完成へ近づけていく予定ですので、本記事を見返していただければ幸いです。

プロローグ

そして私は、2026年5月9日
サグラダ・ファミリアを初めてこの目で拝むことになります。

初めて拝む「世界一の建造物」を前に、何も知らない状態で訪れるのは少しもったいない。私はそう思うタイプです。

そこで今回、現在読んでいる 『ガウディの伝言』(外尾悦郎 著) の内容をベースに、旅行前の予習として学んだことをアウトプットしてみようと思います。

本当に何も知らない状態からのスタートなので、内容は基礎的なものになると思います。
それでも、同じように旅行前にサグラダ・ファミリアを予習したい方や、いつかこの大聖堂を訪れる日のために知っておきたい方にとって、少しでもプラスになれば嬉しいです。


サグラダ・ファミリア

正式名称(ラテン語):Templum Expiatorium Sagradae Familiae
日本語では聖家族贖罪聖堂になります。
スペイン語でサグラダは神聖、ファミリアは家族を意味する言葉です。

つまり、イエス、聖母マリア、養父ヨセフの聖家族に奉献された、贖罪のための聖堂です。

この聖堂は、
象徴となる18本の塔
主祭壇などが置かれる聖堂本体
外観を形づくる3つのファサード
によって構成されています。

3つのファサードをさらに分解すると以下のようになります。
東側の「生誕のファサード」(完成)
西側の「受難のファサード」(完成)
正面の「栄光のファサード」(未完成)

これらはそれぞれ異なる主題を持ち、建物の外観と入口としての役割を担っています。

18本の塔をさらに分解すると以下のようになります。

  • イエスの塔(2026年完成予定)
    サグラダ・ファミリアの中心に立つメインの塔で、高さは172.5mに達します。

  • マリアの塔(2021年完成)
    イエスの後ろに立つ聖母マリアの塔で、高さは138mで2番目の高さです。

  • 福音書家の塔(2023年完成)
    イエスの塔を囲むように配置された4本の塔で、それぞれ四福音書家(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)を象徴しています。高さはいずれも約135mです。

  • 十二使徒の塔(一部は完成済み、一部は未完成、2030年以降完成予定)
    サグラダ・ファミリアの3つのファサードに、それぞれ4本ずつ配置された計12本の塔で、イエスの十二使徒を象徴しています。高さは98.5m〜120mで、建設初期から計画され、比較的早い時期に完成した塔も含まれています。

神の建築家と呼ばれた男

1882年3月19日、聖ヨセフの祝日に今もなお、未完のまま残るこの聖堂の建築が開始されました。
サグラダ・ファミリアの建立施主は「聖ヨセフ帰依者協会」であり、組織のトップがホセ・マリア・ボカベーリャでした。

そして、初代主任建築家を任されたのが、フランシスコ・デ・ビリャールです。ビリャール氏が当初設計したサグラダ・ファミリアはネオゴシック様式のシンプルな外装でした。

その理由の一つとして考えられるのは、深刻な予算の問題です。

聖堂の建立にかかる費用は施主の寄付によって賄われていました。
しかし、聖ヨセフ帰依者協会は会員は多いものの、権威は無く、貧しいカトリック信者の団体であったため、お金がありませんでした。

実際、信者たちは食卓の卵を一つ減らしたり、ワインを一杯我慢したりしながら、少しずつ資金を集めていたといいます。

こうした状況の中で、ビリャールが設計したシンプルな外装の柱一本でさえ、すべてを石で造る余裕はありませんでした。
柱の内部に砂利を詰める案をめぐり、協会代表のボカベーリャとビリャールは、日々経費を巡って対立を深めていきます。

さらに、ビリャールの許可なく柱の強度テストが行われたこともあり、両者の関係は決定的に悪化した。

そして着工から約1年後、ビリャールは主任建築家を辞任します。

そこで、重要になるのが二代目主任建築家ですが、候補としてビリャールの補佐役を任されていたジョアン・マルトレルがいました。
しかし、マルトレルは許可なく行われた協会の強度テストに協力したことでビリャールが辞任するきっかけを作ったことで後ろめたさを感じており、辞退しました。
その代わり、マルトレルの助手を以前していた31歳の若者を推挙しました。

それが、アントニ・ガウディです。

1883年、二代目主任建築家として、ガウディが抜擢されました。
ただ、このときはまだ目立った実績はありません。

後に「神の建築家」と呼ばれたガウディとサグラダ・ファミリアの本当の物語はここから始まります。

予習のページ

  1. 石の聖書編 〜彫刻が語るもの〜

  2. 聖堂の構造編 〜自然が語るもの〜

  3. ガウディの生涯編 〜カタルーニャが生んだ奇才〜

  4. ガウディの思想編 〜機能は象徴〜

  5. スペイン内戦編 〜消えた設計図〜

  6. 音の聖堂編 〜楽器の奏でるもの〜

  7. 光の聖堂編 〜空からの十字架〜

  8. 未完の聖堂編 〜ガウディの美学〜

記事はクリエイターページに公開していないため、基本はここからしか見れません。

参考図書

※本リンクはAmazonアソシエイトを利用しています。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集