見出し画像

【2026年実体験】マドリード観光は5時間でも楽しめる?実際に回った弾丸ルートを公開

ゴールデンウィークに、マドリードへ行ってきました。

MSCクルーズのためにバルセロナへ来たのですが、せっかくならマドリードも行きたいと思い、2日間だけマドリードに来ました。

そのため、マドリード観光に使えた時間は実質かなり限られていました。

実際のスケジュールは以下の通りです。

4月29日

  • 11:00ごろ 電車でマドリード到着

  • 16:00まで市内観光して、チェックイン

  • 18:30までプラド美術館を訪問

  • 夜はホテルでディナー

4月30日

  • 午前中はホテルでゆっくり

  • 朝食後 レティーロ公園を散歩

  • 12:00から18:00まで トレド観光

  • 20:00からATP1000マドリードオープンを観戦

というかなり詰め込んだ日程です。

つまり、一般的な「丸1日マドリード観光」というより、

「限られた時間でどこまで回れるのか」

を実際に検証した形に近い旅でした。

プラド美術館はマドリードで1番行きたいところだったので、しっかり時間を確保しました。

11:00〜16:00の5時間で

  • マドリード王宮

  • サバティニ庭園

  • アルムデナ大聖堂

  • シベーレスの噴水と宮殿

  • プエルタ・デル・ソル

  • メトロポリスビル

  • サンティアゴ・ベルナベウ

  • アルカラ門

など、主要観光地はかなり回ることができました。

そこで今回は、

  • 実際に回った順番

  • 移動方法

  • 所要時間

  • 疲労感

まで含めて、かなりリアルに紹介していきます。

これから、

  • マドリードに短期滞在する人

  • スペイン周遊旅行をする人

の参考になれば嬉しいです。

アトーチャ駅からのタクシー移動

11:05、バルセロナからOUIGOで約3時間。
ついに マドリード・アトーチャ駅に到着しました。

合計50kgの荷物を持ったままでは観光できないので、まずはホテルへ荷物を預けに向かいます。

駅からホテルまでは徒歩15分弱。歩けない距離ではありませんが、5時間しかないマドリード滞在で時間を無駄にしたくなかったので、タクシーを使うことにしました。

アトーチャ駅を出ると、すぐにタクシー乗り場があります。

そこで突然、黒人男性に

「タクシー乗りたいの?」

と声をかけられました。

そのタクシーに乗ってと案内されたので、すぐに乗ってしまいました。

これはぼったくられる危険な流れですよね。

でも、私は安心してタクシーに乗ってました。

理由は、事前にマドリードの正規タクシーの特徴を調べていたからです。

  • 白い車体

  • ドア部分に赤いライン

  • マドリード市の紋章

  • Freenow のロゴ

  • クレジットカード決済導入義務

実際に案内された車も、まさにその特徴通りでした。

マドリードのタクシーはこれ

ただ、乗ってから気づきます。

「メーター、どこ?」

見当たりません。

ミラーの左側に注目

少し不安になりましたが、実はメーターはルームミラー付近に設置されていました。

結果的には、とても感じの良いドライバーで、メーター通りの金額を支払い、「Gracias」と伝えてホテルへ到着。

荷物を預け、チェックインも済ませます。

本当はホテル内もじっくり見て回りたかったのですが、そんな時間はありません。

すぐにマドリード市内へ繰り出しました。

街歩きスタート

王宮は、12:30に入館するチケットを事前に購入していたので、1時間でそこに着くまでの道中を観光しました。

5時間の観光動線一部

まずは北上し、シベーレス宮殿とシベーレスの噴水を見に行きました。

ここは中に入るというよりも、白亜の美しい外観を見るために訪れました。

スペイン国旗が掲げられたシベーレスの噴水を見た瞬間、「スペインの首都に来たんだな」という実感が一気に湧いてきます。

シベーレス広場

初めてのヨーロッパ。

まだバルセロナしか見ていなかった私たちは、パリやローマなら街中に普通に存在するのかもしれないような壮麗な建築物に完全に圧倒されていました。

気づけば立ち止まって写真ばかり撮っていて、予定よりも多くの時間を使ってしまっていました。

そこから西へ伸びるアルカラ通りを進むと、目の前に現れたのは「Metropolis」と書かれた有名なビルです。

メトロポリス・ビル

アルカラ通りとグラン・ビア通りの分岐点に位置するこのビルは、確かにマドリードを象徴する景色の一つでした。

正直、なぜここまで有名なのかはよく分かりませんでしたが、実際に見ると「マドリードに来た感」はかなりあります。

そのままアルカラ通りを進み、次の分岐点にあるのは私たちが宿泊するホテル選びの最後の2択に残っていたフォーシーズンズホテルマドリードがありました。

フォーシーズンズホテル

この建物はデパートであり、一階には美しい外装のラグジュアリーブランドの店が並んでいました。

イケオジとエルメス

そのままアルカラ通りを進み、分岐でセビリア通りへ。

途中、急遽マドリード名物のチュロスを食べることにしました。

本来の予定では、マドリード滞在中にチュロスを食べる時間はありませんでした。

でも、それだけは少し後悔が残りそうだったんです。

そこで近くでテイクアウトできそうな店を探し、見つけたのが
Maestro Churrero Chocolatería 。

Maestro Churrero Chocolatería

注文してから目の前で揚げてくれるスタイルで、出来上がるまで約5分。

そして受け取った頃には、もう12:30。
王宮の予約時間でした。

「これは急がないとまずい」

と思いながらも、食べた瞬間にそんな焦りはどうでもよくなりました。

本当に美味しい。
ディズニーやUSJで食べるチュロスとは別物レベルで美味しかったです。

そのままチュロスを食べながら早歩きで、プエルタ・デル・ソルに入りました。

クマとイチゴノキ

ここは雰囲気を味わうだけの場所なので、クマとイチゴノキだけはしっかり目に焼き付けて、颯爽と通り過ぎました。

本当は「スペインの道路の起点」と言われる0km地点にも立ちたかったのですが、時間がなく、結局見つけることすらできませんでした。

ただ、この時点でかなり時間が押していました。

そこで、マヨール広場は今回はスキップし、王宮に間に合うことを優先することにしました。

王宮のチケットは12:30入場。
ただ、多少遅れても次の12:45枠までなら入れるだろうと予想していたので、とにかく急ぎます。

そして到着したのは12:43。

しかも計画時点では、広大な王宮のどこに入口があるのか把握できていませんでした。

そのため、「入口探しでさらに時間を失うかもしれない」と思っていたのですが、実際には歩いてきた道の延長線上に入口があり、そのままスムーズに入場できました。

入り口は星の場所

王宮

かなり焦って入場したので、若干不機嫌だった彼女も、王宮へ入った瞬間に機嫌が戻っていました。

それくらい、最初のインパクトが凄かったです。

マドリード王宮

王宮は本当に大きく、美しかったです。

中へ入ると、白を基調とした空間に金の装飾、そして赤い差し色。

豪華絢爛という言葉がぴったりの内装でした。

王宮の内側

王宮に関しては、あまり予習していませんでした。というのも、調べた時に、現在の王宮はハプスブルク家スペインの後、ブルボン家スペインの王たちが暮らしていた宮殿だと知ったからです。

私の中でスペイン史といえば、カルロス1世からフェリペ2世にかけてのハプスブルク家スペイン、いわゆるスペイン黄金時代のイメージが強く、そこには本当に歴史が詰まっていると感じていました。

一方で、ブルボン家スペインに関しては正直あまり知らず、そこまで興味を持てませんでした。

そのため、王宮を事前に予習するモチベーションも湧きませんでした。最初は、王宮も別に行かなくていいかなと思っていたくらいです。

ただ、歴史は詳しく知らなくても、とにかく美しい空間を味わってみたい。そんな気持ちで中へ入りました。

美しすぎる王家の食卓

結果として、それは大正解でした。

もし事前にしっかり予習していたら、説明を全部読み込みながら回っていたと思うので、時間がいくらあっても足りなかったと思います。実際、それくらい部屋数が多く、見どころも多い宮殿でした。

下手をすると、この王宮だけで観光が終わっていた可能性すらあります。

そんな中で、個人的に一番テンションが上がったのは少し地味なポイント。

1492年にスペイン王国を成立させた、カスティーリャ女王イサベルとアラゴン王フェルナンドの石像でした。

イサベルとフェルナンド

実際の滞在時間は約90分でした。

全ての部屋を回り、かなりじっくり見ていたと思います。写真もたくさん撮りましたが、説明文はほとんど読んでいません。それでも、そのペースで90分はかかりました。

初めてのヨーロッパだった私たちにとって、宮殿のド派手な装飾は最初のインパクトが本当に凄まじく、しばらく立ち止まって見入っていました。

ただ、不思議なことに後半になると少しずつ感覚が慣れてきます。

最初は一部屋ごとに感動していたのに、途中からは「また豪華な部屋だ」という感覚になっていき、だんだん滞在時間も短くなっていました。

サバティニ庭園

王宮の隣には無料の庭園が2つあります。
私たちはそのうち、王宮の北側に位置するサバティニ庭園に行きました。

王宮の奥から出られたら良かったのですが、出口は南側のアルムデナ大聖堂側でした。

せっかくなので、アルムデナ大聖堂も近くで外観だけ眺めて通り過ぎました。

アルムデナ大聖堂

この聖堂も非常に美しかったのですが、比較的新しい建築ということもあり、個人的にはそこまで強い興味は湧きませんでした。

王宮を出て、5分ほど歩けばサバティニ庭園に到着。

ここでの目的は一枚写真を撮るだけです。

サバティニ庭園から見た王宮

これを撮影すればもう用はないので、庭園を横切りPríncipe Pío駅に向かいました。

マドリードメトロ乗り方

初めてのマドリードメトロ。

この駅は広く、地下鉄2路線に加えてセルカニアスも停車する大型駅でした。

そのため最初は迷いそうだと思っていましたが、案内表示がしっかりしていたので、意外とスムーズにホームまで辿り着けました。

メトロに利用したカード

マドリードでは交通カードを使って地下鉄に乗ります。

私たちはカード1枚を使い、2人で順番にタッチして改札を通過しました。

ZONE A内であれば、5駅までは€1.50。

ただし、最初にカード発行料として別途€2.50かかります。

なお、発券機ではAMEXも利用できました。

このカードはチャージ式なので、使い終わっても捨てないように注意してください。

私たちは間違えて途中で捨ててしまい、もう一度発行手数料を払うことになりました。

地下鉄はバルセロナ同様かなり綺麗で、少なくとも私たちが利用した範囲では治安の悪さも感じませんでした。

そして、Nuevos Ministerios駅へ到着。

サンティアゴ・ベルナベウ

サンティアゴ・ベルナベウ

本当の最寄駅はメトロ10番線のSantiago Bernabéu駅ですが、タイミング悪く10番線が工事中で利用できなかったため、次に近い駅である6番線のNuevos Ministerios駅でおりました。

そこから10分ほど歩くと、目の前に巨大な銀色の建物が現れます。

今回の目的はスタジアムツアーではありません。

目指していたのは、「スターバックス ベルナベウ」。

スタバの入り口

その名の通り、レアル・マドリードの本拠地ベルナベウ内にあるスターバックスです。

席からはピッチが一望でき、まるでVIP席のような景色。

ATP1000大会期間限定のテニスコート

でも普通のスタバなんです。

いや、リザーブバーがあるので、だいぶいいスタバです。

リザーブ専用エリア

日本国内300店舗以上のスタバを巡ってきたスタバマニア視点で例えるなら、

「銀座マロニエのリザーブストア以上、中目黒のロースタリー東京以下」

という感覚でした。

寝方がヤバい

本来は時間がないのでテイクアウトだけの予定でしたが、せっかく良い席に座れたので、そのままドリンクとフードも楽しむことにしました。

さらに、ここ限定のタンブラーも購入しました。

2種類の限定タンブラー

帰りはベルナベウ前でタクシーを捕まえて、アルカラ門の横を通って、ホテルへ戻りました。

アルカラ門

これにて、5時間のマドリード観光は終了です。

プラド美術館

ベラスケスとプラド美術館

ホテルの部屋に入り、これまた写真をたくさん撮りたい気持ちを抑えて、ホテルから徒歩3分の美術館へ向かいました。

プラド美術館です。

ゴヤとリッツとマハ

彼女は絵画に興味がなく、ホテルでゆっくりしたいタイプなので美術館では1日行動です。

プラド美術館はしっかり予習もしてきたので、1人でじっくり楽しみました。

世界四大美術館の一つなので、規模がとてつもない。

全て見てたら20時からのディナーに間に合わないので、彫刻はスキップして、絵画を全部見ることにしました。

その中でも目に留まった素敵な絵画や予習していた歴史的価値の大きな絵画はじっくりと見て、目に焼き付けました。

そして、世界三大絵画の一つベラスケスのラス・メニーナスが目の前に現れたときは鳥肌が立ちました。

お土産のマグネット

プラド美術館へ行くなら、少なくともラス・メニーナスの構図や登場人物については軽く予習しておくことをおすすめします。

あとは、ゴヤについて若いときから晩年の黒い絵までの流れを順番に見ていきながら、描写の違いを楽しむのも面白かったです。

館内は写真撮影禁止。

でも逆に、それが良かったと思っています。

写真を撮ることができないので、自分の目でしっかり作品を見ることだけに集中できました。

途中、現地の女子大生たちに見られていて少し集中できない時間もありましたが、一度も休憩せず2時間半歩き続けました。

気づけば10,000歩。

さすがに疲れました。

ホテルに戻り、ディナーを食べてゆっくりしました。

今回宿泊したホテルは、マドリードの「芸術のゴールデントライアングル」と呼ばれるエリアの中に位置しています。

これは、プラド美術館、ピカソの『ゲルニカ』が展示されているソフィア王妃芸術センター、そしてティッセン=ボルネミッサ美術館を結ぶエリアのことで、全て徒歩圏内にあります。

ただ、実際に訪れたのはプラド美術館のみでした。

時間がなかったというのもありますが、仮に時間があったとしても、他の美術館までは行かなかったと思います。

というのも、美術館は本当に疲れるからです。

1日で2つ以上回るのは、個人的にはあまりおすすめしません。

絶対に後半は疲労で集中力が落ちますし、せっかくの作品をしっかり楽しめなくなるのはかなり勿体ないと思います。

それなら、一つの美術館を事前にしっかり予習して、時間をかけてじっくり楽しむ方が満足度は高いのではないかと思いました。

マドリードは何日必要か

ここまでの流れの通り、主要観光地を効率良く回り、さらに美術館を一つしっかり楽しむだけであれば、マドリードは1日でも十分観光可能だと思います。

実際、私たちも5時間で王宮や市内観光を楽しみ、その後プラド美術館をじっくり回ったうえで、夜はホテルでゆっくりディナーを楽しむことができました。

ただし、

  • もう一つ美術館へ行きたい人

  • サッカー観戦をしたい人

  • フラメンコを見たい人

  • トレドまで足を延ばしたい人

このあたりに当てはまるなら、2日は必要だと思います。

そして何より、私たちのように初めてヨーロッパを訪れる人には、個人的には2日滞在をおすすめしたいです。

マドリード自体は1日でも回れます。

でも実際に訪れてみると、街並みが美しく、カフェで休憩したり、建物を眺めたり、予定にない寄り道をしたりと、「余白の時間」がとても楽しい街でした。

だからこそ、本音を言えばもう1日欲しかった。

ちなみに、私たちの2日目はトレド観光とテニス観戦を楽しみました。

こちらについては、また別の記事で詳しく書こうと思います。

いいなと思ったら応援しよう!