名刺つくってみたら副業・独立ができた話
こんにちは、さにー(@sunny___hike)です。
大好きな山がある田舎町に脱サラ移住して、自然派フォトグラファーや小さな会社の代表をしている複業フリーランスです。
今日は「独立・副業・フリーランスを目指そうと思って一番初めにやったこと」の話をしようと思います。
先日、30代後半の知り合いからこんな相談を受けました。
「今は普通に会社員なんですけど、自分も副業とかやってみたくて。何から手をつけていいか分からないんですが、さにーさんは何から始めましたか…?」
って。
そのときに、自分が会社員から小さく副業を始めて独立するまでの流れを思い返していて、「あ、そういえば最初にやったのはこれだったな」と思い出したことがあります。
6年も前のことですし、なんだか恥ずかしい気もしますが、モヤモヤしながら会社員をしていた当時の僕みたいな誰かの参考になればうれしいです。
僕が最初にやったのは「名刺を作ること」
2019年の11月、僕が副業や独立に向けて一番初めにやった小さなこと。
それは、自分の名刺を作ってみる ことでした。
僕は山登りと写真が好きだったので、「いつか写真や山・自然に関わる副業できたらいいな」と思っていました。
なので、それを伝えられる名刺を作ってみようと。
名刺を作るといっても、いきなり印刷までしなくても大丈夫。
まずは「自分の名刺を作るとしたら、どんな名刺にするか」を考えてみるだけでもOK。
きっとそこからいろいろなことが見えてきます。
「自分は何者か」を考える
副業にしても独立にしても、どこかのタイミングで名刺や肩書きが必要になります。
誰かに自分のことを知ってもらうときに、
自分は何者なのか
何ができる人なのか
を伝えられないと、何も始まりません。
名刺を作るというのは、まさにこの
「自分は何をする人なのか?」
「どう名乗るのか?」
を最初に整理する作業でした。
僕の場合は「写真で仕事をしたい」と思っていたので、「フォトグラファー・カメラマン」と名乗るのが自然かなと考えました。
ただ、その時点ではまだ仕事としてやったことはなく、完全に趣味レベル。
だから正直、
「フォトグラファーって名乗っていいんだろうか…」
「名刺に“カメラマン”って書くのはさすがに恐れ多いな…」
と、かなりビビりました。その感覚は今でもよく覚えています。
そこで、自分の中のハードルを少し下げるために、名刺に書く肩書きにひと工夫しました。
ただ「フォトグラファー」「カメラマン」と書くのではなく、何か一言つけることで、受け取る側にとっても、自分にとっても、ガチではなく少しやわらかい印象にしたかったんです。
そこで考えたのが、
そとあそびフォトグラファー
自然派フォトグラファー
といった言葉でした。
最終的にその時選んだのは 「そとあそびフォトグラファー」。「外遊び」ではなく全部ひらがなで「そとあそびフォトグラファー」と表記しました。
山が好き、アウトドアが好き、子どもたち(当時自分の子供も4歳と6歳)と自然の中で遊びまわるのも好き。
そういう雰囲気を伝えたくて、「そとあそび」という言葉をつけたんです。
写真だけではまだ自信がないから、他の「好き」「得意」と掛け合わせてごまかす…いや、自分らしさで真っ向勝負する考えです。
かっこよく言うと、「差別化」というやつです。「セルフブランディング」とも言えるかもしれません。
ぶつかった「壁」や「気づき」
名刺を作ると決めたとき、次にぶつかったのが「そもそも、名刺ってどうやって作るの?」という問題でした。
それまでずっと会社員だったので、名刺は会社が用意してくれるもの。自分で作るなんて考えたこともありませんでした。
名刺の作り方が分からない
誰に、どこに、頼めばいいかわからない
どんな情報を載せるべきか分からない
なので、「名刺 作り方」「名刺 デザイン 例」みたいな感じで検索して、いろいろ調べました。
その中でたどり着いたのが、デザインツールの Canva(キャンバ)。スマホやパソコンで簡単にデザインが作れるサービスです。
これを使って、自分で名刺のデザインをゼロから作ってみることにしました。
Canvaで名刺デザインをいじり始めると、また新しい課題が出てきます。
本名にするかニックネームにするか
住所を載せるかどうか
連絡先はどうするか
ここで僕にとって大きかったのが連絡先でした。
電話番号を載せるのかどうか。
僕は電話があまり好きではなく、基本的にLINEでやり取りするタイプ。電話は時間を一気に持っていかれる感じがして、正直あまり得意ではありませんでした。
そこではじめて
「そうか、仕事用のメールアドレスが必要だな。LINEも事業用アカウント欲しいな。」
と気づきました。
事業用の連絡先としてメールアドレスが必要だということに、名刺を作りながら初めて気づいたんです。
プライベートのアドレスを使うことも少し考えましたが、お客様目線だとプライベートメールの人に仕事を頼むのはちょっと不安ですよね。
そこからGmailで自分の事業用のメールアドレスを作りました。もちろんそれも始めてのことなので、調べながらやりました。
さらに名刺を作っていく中で、もう一つ思ったことがあります。
「ロゴがあった方がよさそうだな」
ということです。
屋号・サービス名は「サニーフォト」と決めていましたが、いざ名刺に配置してみると、文字だけだとパッとしない。なのでロゴ的なものが欲しくなりました。
とはいえ、
ロゴの作り方も分からない
デザインのスキルもない
なので、調べました。
ロゴ制作はいくらくらいするのか
どこに頼めばいいのか
その過程で「ココナラ」というサービスを見つけて、ロゴ制作の相場感を知ったりもしました。
自分でロゴを作ろうとチャレンジもしましたが、その時点ではうまくいかず。
最終的には、当時勤めていた会社内でデザイン的なことが好きだった女性の後輩にお願いしました。
その後輩も会社員ではあるけれど、ゆくゆくはデザインやイラストで副業してみたいと思っていることを僕は知っていたので、お互いにとって良い経験になると思い、思い切って1万円をお支払いしてロゴを作ってもらいました。
その子にとっても「初めて給与以外でお金をもらって受ける仕事(=副業の一歩目)」だったので、「本当にいいんですか?ありがとうございます!!」とうれしそうに作ってくれたのをよく覚えています。
ちなみに、当時の勤め先は副業OKではありませんでしたが、その子は仲が良かったので口外ナシでと一緒にこっそり進めました。
そうしてできたロゴを名刺に載せて、最初の名刺デザインが完成。
印刷業社もいろいろ調べて、ラクスルという印刷サービスで最初は100枚刷ったと思います。印刷にかかった費用はトータル3,000〜4,000円くらいだった気がします。
その名刺デザインをここに貼ろうと思いましたが、もう残っていませんでした…残念。
名刺づくりが思いがけない仕事にも
名刺作りと並行して、実際の行動としては、休みの日に山や公園に行き、人に声をかけて練習で写真を撮らせてもらうことも始めました。
そこで名刺を渡すことで、また新たな気付きがありました。
「どんな写真撮ってるんですか?」
とよく聞かれるので、名刺を渡すなら自分の写真を見てもらえる場所も必要だなと。
なので、
自分でホームページを作る
プライベートとは別の写真用Instagramアカウントを立ち上げる
ということも始めました。
結果的に、ゆくゆく、自分で作った名刺やホームページがきっかけで、
「この名刺、いい感じですね」
「ホームページ、誰にお願いしたんですか?」
と聞かれることも増え、「自分でやりました」と答えたところから、
「じゃあうちの名刺も作ってもらえませんか?」
「ホームページ作ってもらえますか?」
と、自分では思ってもいなかったお仕事にもつながっていきました。
最初は自分のためだけに作った名刺やホームページでしたが、それがそのまま最初の仕事になった、という流れです。
ちなみに、今はこんな名刺を使っています。今もCanvaで自分で作っています。(ロゴは副業開始当時とは変わっています)


法人代表と個人事業主(フォトグラファー)の二刀流なので、表裏の両面印刷でどちらも伝わるようにしています。
今と未来の自分に向き合うのが名刺
ここまでの話をまとめると、名刺を作ることにはこんな意味がありました。
自分が何者かを言語化する
連絡先やホームページの必要性に気付く
屋号やロゴについて考える
自分の発信基地(ホームページやSNS)の必要性に気付く
名刺を作る、あるいは「作ろうと考える」だけで、事業をするうえで何が必要なのかがリアルに見えてきます。
自分に何が足りないのか、そしてどんな自分になりたいのか、あらためて考えるきっかけになります。
大事なのは、いきなり完璧な名刺を作ることではなくて、「名刺作りを通して、必要なことに気付く」こと。
副業や独立に興味がある方は、いきなり大きな一歩を踏み出さなくて大丈夫です。
まずは、自分の名刺を作るとしたらどんな肩書きにするか、から考えてみてほしいです。
肩書きが思いついたら、Canvaなどで名刺デザインを試しに作ってみてもいいし、作ってみて「自分には難しいな」と感じたら、「じゃあ誰かにお願いしないといけないな」と気付けるだけでも前進です。
逆に「意外と自分でやるの楽しいな」と思えたら、もしかしたらそれが将来、誰かの名刺やデザインを作る仕事につながるかもしれません。実際、僕はそうなりました。
おわりに
僕が副業・独立の一番最初にやったのは、すごいことではなく、本当に小さな一歩でした。
それが 「名刺を作ってみる」こと。
でもその小さな一歩が、
自分の肩書きを決めるきっかけになり
事業用のメールアドレスやロゴ、ホームページづくりにつながり
最初の仕事を呼び込んでくれました。
何か始めたいけど何からしていいか分からない、という方は、まずは名刺づくりから始めてみるのもおすすめです。
あと、実は、名刺作りと並行してストックフォトもはじめていました。
初めての副収入はストックフォトでしたが、その次に得た撮影のお仕事は名刺とホームページがあったから得られたものでした。
自分軸でのあかるい働き方を目指す皆さんにとって、少しでも何かの参考になればうれしいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
ーーーーー
▼ 脱サラ移住起業のリアルを書いた記事マガジン、よかったらフォローお願いします!
▼ 副業開始とほぼ同時にコロナ失業した話。
