Obsidianで深く考えたい時は、デスクトップ版のClaude Codeが気が利く
Obsidian内でClaude Codeを使えるプラグイン「Claudian」を導入してから、メモ環境が一変したことを、以前投稿している。
その流れで、しばらく使い込んだ結果、AIエージェントの使い分けが自然と落ち着いたということも書いた。
今は、Obsidianはほぼ全部Codex、Zedで開いているフォルダはClaude Code、という感じで分かれている。
Codexで充分
今も、この使い分けで、そのまま機能している。
Vault内のノートを読んで、整理して、リサーチして蓄積していく。
Obsidianでの日常的な作業は、Codexが何の不満も無く、困るようなことはほとんどない。
全てがObsidian内で完結して、会話の結果がそのままvaultに残る。
Claudianを入れた当初にやりたかったことは、Codexで充分オッケー。
だから、しばらくは「もうこの形で完成」くらいに思っていた。
Fable5でvaultを総点検
Claudeの高性能なエンジンであるFable5が、期間限定だが、サブスクの範囲でも再び使えるように。
以前の、最初にFable5が出た時に、速攻で中止になってしまって、色々試す前に使えなくなっていた。
再開されたってことで、これはちょうど良いと思い、あえて、ClaudeのデスクトップアプリのClaude Codeで、vaultのフォルダを開き、Fable5に頼んでみた。
「vault内を徹底的にチェックして、何か気づきはないか、今のフォルダ構成に問題や改善点はないか、調査して提案してほしい」と。
返ってきた提案の質感が、明らかに違った。
まず、当たり前だが、CLAUDE.mdをしっかり読んでいる。
vault全体の構造を把握した上で、「ここのフォルダは役割が重複している」「この内容ならこのノートに紐づけては」といった、こちらの意図を汲んだ提案をしてくる。
Claudianの中に蓄積されたメモリーや設定も、踏まえてくれている。
同じvault、同じ指示のはずなのに、一段深いところまで考えてくれていて、さすがはFable5だな!なんて思っていた。
Fable5だから、だけではなかった
前述の通り、最初はFable5という高性能なエンジンだからと思っていた。
念のため、デスクトップ版のまま、モデルを普段使いのSonnetに戻して、別の指示もいくつか投げてみた。
それでも、やっぱりスムーズだった。
細かい箇所まで気が利くというか、こちらが見落としていた部分までちゃんとチェックされている。
Claudian内で同じことを頼んだ時よりも、明らかに手応えがある。
良かったのはモデルの性能そのものではなく、デスクトップ版で動かしていること自体だったらしい。
「素のCLIの良さ」を手軽に堪能出来る
理由をあれこれ調べてみると、どうやら同じClaude Codeでも、統合の仕方に違いがあり、やり取りの結果にも差が出ている、と。
Claudianも便利なプラグインに違いないが、間に独自のアダプター層が挟まっている。
例として、Claude Codeの土台になっているSDKは、何も指定しなければ最小限の指示だけで動く仕様。
CLIが本来持っているトーンやプロジェクトの読み込み方といったルールは、間に挟まるホスト側の作り次第で、効いたり効かなかったりする。
一方でデスクトップ版は、公式ドキュメントにも「CLIと同じエンジンをGUI付きで動かしている」「CLAUDE.md・MCP・設定を共有する」と書かれていて、ZedやClaudianと比べ、最もターミナル版のCLIに忠実。
同じvault、同じCLAUDE.mdを渡しても、間に何が挟まっているかで汲み取り方が変わる。
これが「気が利く/利かない」の差として出てたみたい。
つまり、深く考えて発展させたい場面で感じたあの「気が利く」感覚は、素のCLIの良さってことも多々あるのだろう。
だったら、ターミナルでCLIを直接叩くのがベスト、ってことにはなるのだけれど、それは抵抗がある。
日本語のテキストメインで操作する身として、コマンドラインの2度手間がどうしても億劫で、Claudianに辿り着いたのもそれが理由だった。
その点、デスクトップ版はGUIのまま操作できる。
ターミナルで操作という、ややこしさから来る敷居の高さを感じることなく、CLIとほぼ同じ細かい操作ができる。
「敷居は低いまま、中身は素のCLI」というバランスが、とても良い。
使い分けの新たな一手
Claudianが悪いなんて思ってない。
日常のメモや整理は、これまで通りCodexとClaudianの組み合わせで、Obsidian内でシームレスに動かす。
そこにもう一枚、「vaultの中で深く考えて、発展させたい時」の選択肢としてデスクトップ版のClaude Codeが加わった、という感覚。
Obsidian(Codex): 日々のメモ・整理・リサーチの蓄積。サイドパネルで完結する手軽さ
Zed(Claude Code): 仕事系の「制作」フェーズ。文体や流れの察しが良い
Claudeデスクトップ(Claude Code): vault全体を読み込んで深く考えたい時。素のCLIの精度を、敷居低く
ターミナルのCLIにいきなり移行するのはハードルが高いと感じている人にこそ、デスクトップ版はステップアップの入口として良いと思う。
GUIのまま、素のCLIの気の利き方を試せる。
Claudianで蓄積してきたものを、そのまま活かせる。
既に、この3つを状況に応じて、切り替えながら使っている。
それぞれに良さがあり、快適でもある。
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