台湾のニュースを読んでいると、日本との「温度の違い」みたいなものを感じる
このマガジンの記事です↓
使いどころ不明の台湾華語|NAO
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このマガジンを始めたのは、
台湾のニュースを読んでいるときに
妙に引っかかる言葉に出会ったからだ。
便利じゃない。
使いどころもよくわからない。
でも、そのニュースを読んだあとにだけ
ぴったりはまる台湾華語がある。
そういう言葉を、ただ拾っていく場所。
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記事を重ねていくうちに、
一つのことに気づいた。
台湾と日本は、似ているようで
「温度の違い」がある。
たとえば、消防車を68台ウクライナに送ったとき、
台湾側の説明はシンプルだった。
「捐贈(juānzèng)」、寄付した。それだけ。
大義名分より先に、行動がある。
たとえば、新しいメトロが開業するとき、
1ヶ月間タダで乗れる期間を設ける。
「まず使ってみて」という姿勢が、
インフラの整備にまで滲み出ている。
たとえば、藤井風さんのコンサートが決まった瞬間、
高雄市長がFacebookで「歡迎(huānyíng)」と書く。
声明でも招待状でもなく、
ドアを開けて「どうぞ」と言う感じで。
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日本が守るべきものを台湾が守っていることもある。
蓬莱米の命名から100年、
日本人技師のひ孫が台湾に来て田植えをした。
池上文庫という日本語の図書館は、
今も台湾の人たちに維持されている。
これを「親日だから」と片付けると、
何かを見落とす気がしている。
台湾には傳承(chuánchéng)という言葉がある。
受け継ぐ、伝え続けること。
その中に「守る意志」が含まれている言葉だ。
日本から渡ってきたものを、
台湾が傳承している。
そういう関係が、
歴史の複雑さを超えてそこにある。
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このマガジンの楽しみ方は、たぶん一つじゃない。
台湾華語の語彙を覚えたい人は、
読むたびに一語持ち帰ればいい。
台湾が気になっている人は、
ニュースのリンクから飛んで
現地の空気を読んでみればいい。
台湾と日本の違いをぼんやり考えたい人は、
この記事みたいな感想文として読めばいい。
どれでもいいし、どれでもなくてもいい。
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これからも、使いどころ不明の言葉を拾い続ける。
便利じゃなくていい。
そのニュースを読んだあとにだけ似合う一語を、
台湾の時事ニュースの中から見つけていく。
また次の記事で。
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