見出し画像

「厄払い用の鶏」を養鶏場に捨てた人が23万円の罰金を払った話

このマガジンの記事です↓

使いどころ不明の台湾華語|NAO

━━━

嘉義県の養鶏場の前に、
「開光鶏」と呼ばれる鶏が遺棄されていた。

開光鶏というのは、
廟などで祈祷を受けて厄払いの力を与えられた鶏のことだ。

捨てた人は、動物保護法違反で
約23万円の過料を科された。

━━━

この話のどこから読んでも、
引っかかる部分がある。

まず「開光された鶏」という存在が、
台湾の民間信仰の中に普通にあること。

次に、それを「養鶏場に捨てれば大丈夫」と判断した人がいること。

そして養鶏場に動物保護法が適用されること。

三段階で驚かされた。

でもよく考えると、
開光した鶏には霊力があると信じているなら、
その鶏を殺せないし捨てるのも怖い。
でも飼えない。
だから養鶏場に…という発想の流れは、
なんとなく理解できなくもない。

━━━

今日の一語は 開光(kāiguāng)

神仏の力を宿らせる儀式、開眼、という意味。

お寺で仏像や縁起物に魂を入れる儀式を指す言葉で、
台湾の民間信仰では一般的に行われる。

「開光した鶏」というのは、
鶏そのものに霊力を持たせたもので、
一時的な厄払いに使われることがある。

どんな力があるのかは、
鶏本人にしかわからない。

でも23万円の罰金を払った人には、
少なくともその鶏を粗末にしたことへの
なんらかの返りがあったのかもしれない。

━━━

元ニュースはこちら↓
「開光鶏」を養鶏場前に遺棄した男に過料約23万円 動物保護法違反(フォーカス台湾)

次回の記事

前回の記事


#台湾ニュース #台湾華語 #台湾 #開光 #台湾民間信仰 #台湾文化 #台湾あるある #廟 #台湾社会 #使いどころ不明の台湾華語

いいなと思ったら応援しよう!