授賞式へ着ていく服がない【#創作大賞2025】
前回までのあらすじ:
それは10月初旬――。
1件のメールが届くところから始まる。
「応募作が創作大賞に入選したよ。よかったら授賞式にも来てね」
授賞式…? 授賞式!?
すぐさま過去の創作大賞のドレスコードを確認する。
なるほど。カジュアル、セミフォーマル系が多い。
しかし、それは去年までの話。
今年の会場は、天下の恵比寿ガーデンプレイス内〈BLUE NOTE PLACE〉。写美(東京都立写真美術館、恵比寿にある)の大ファンの僕は戦慄した。
あんなにも格式高い場所で…授賞式を…?
そして僕は思い出す。
「フォーマルウエア、持ってない」
リクルートスーツや、大学入学式の時のスーツ、大学院のTAみたいなスーツしか持ってない。
やばいよやばいよ…初任給でスリーピーススーツとかオーダーしとけばよかった。(僕はちょっと規格外の体型をしているので、なかなか合うスーツがない)
焦りでフル回転する脳内――そこでハッと気が付く。
「別にスーツ(洋装)じゃなくても良くね…?」
何を隠そう、僕は数年前から着物にハマっており、仕立ててもらったこともある。なんなら、ついこの間、角帯をオーダーしたばかりだ。
呉服屋さんは言っていた。
「着物は一生モノ」だと。
「でも悪目立ちするだろうなぁ~~~!!!!」
という陰キャの思考を、
「授賞式なんて目立ってなんぼだろ!!!」
という振り切ったヤケクソで塗りつぶす。
そこからは想像の通りだ。着付け教室に通い、プラスアルファで道具を揃える。帯も無事届いた。届いた西陣織の帯でも練習をする。よし…よく留まる。いける、いけるぞ――
「俺の授賞式の装備はこれだ!!!!」

西陣織の角帯/墨流しの陣羽織/天然石の羽織紐/黒いブーツ
(※イメージです)
クジャクか?
授賞式レポート
いざゆかん、授賞式!



…と、感情のジェットコースターに乗りつつ、席に案内されたところ、同じ席には見覚えのある顔ぶれが。
「あ、あなたたちは、あの時の――!」
そこには、小川かりんさんとCHOCOさん、シラセ ミチさんの姿が…!
実は授賞式の前日に、クリエーター同士の交流の場をnoteさんが用意してくださいました。その際にお話しした方々と同じテーブルを囲みました。
「当日アウェー感半端なかったらどうしよう」という考えは杞憂だったようです。noteさん、粋な計らいです。

そして授賞式が始まる。
登壇時のメディア賞受賞者のスピーチは、どれも面白く、個性が現れていると感じました。やっぱりメディア賞を受賞するくらいだから、皆さん喋りが上手い。
入選組は、10人ずつくらいで登壇。
代表者がスピーチをしてくださいました。
「『一言お願いします』と言われたらキュウリを見て飛ぶ猫みたいになる」という考えも杞憂だったようです。
その後、懇親会、写真撮影…と時は流れ、もう終了時間 間近。
テーブルを同席したお三方とも写真を撮り、「お互い頑張りましょうね!」と意気投合し、なんとなくお別れの挨拶をしつつ、帰路につきました。
今回推奨していただいた文藝春秋コミック編集部さまともお話できましたし、色々な方とお話や、名刺交換もできました。
最近枯渇していた創作エネルギーをたっぷり頂いた気分でした。
よし、気持ちを切り替えて…そして、さらなる高みを目指して…
創作するぞ…!!
余談
詳しいことを知りたい方は、note公式記事と、noteディレクターの平野さんの記事を読むといいでしょう。どちらもとても素敵な記事でした。
改めまして、今回拙作を推奨いただいた文藝春秋コミック編集部さま、読んでくださった読者の皆さま、創作大賞を盛り上げてくださったnote事務局の皆さま、ありがとうございました!!
