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恋愛リハビリ日記 #4 |アプリにはいろんな人がいる。


翌日。

結局、自力での自己紹介作成は無理だったので、チャッピーに考えてもらった自己紹介をちょこちょこっといじって、ぺたっと貼り付けた。

……文明の利器、最高である。

すると、ありがたいことにすぐに何件かの「いいね」をいただけた。

「おお〜。私にもイイね来るんや〜。」

46歳、ちょっと浮かれる。

ここで私は盛大な勘違いをしていた。

『いいねをもらったら、いいねを返すもの』

……だと思っていたのである。
だって、挨拶みたいなもんかと思うやん?

なので、初めに押してくれた方に順番に⋯ポチッ。

すると、画面に現れた文字。

『マッチングしました!』

……え?

マッチング?ってなんやけ?

「いいねを返す=この人とやり取りを始めます」

ということを理解せずに次の人にもポチッ。

あ!!
マッチングって、マッチングやん!!
(アホの子か⋯)

時すでに遅し。
誰や。初心者講習せんまま戦場に送り出したん。

こうして私のマッチングアプリは二人の方とのメッセージのやり取りから始まった。

ちなみに、一人は後に「ええ人やなぁ」と思うことになるイイ人さん。

そしてもう一人は、人生初のアプリデートのお相手、フツメンさんである。

いやぁ……

アプリって、本当にいろんな人がおりますな(笑)。
基本的にイイねくれた人に、イイね返しをするというビビリなマッチングをさせて頂いております。

だって初心者なんだもの。


①イイ人さん(ポチッ1)

最初にやり取りをしたのは、15歳年上の方。
メッセージも丁寧で、とても感じがいい。

ただ、物理的な距離が少し遠かった。

すると、

「距離的にお会いするのは難しそうですね。
イイ人に出会えるといいですね。
アプリ楽しんでください。」

と、最後にメッセージをくれた。

……ええ人や。なんか、めっちゃええ人や。

きっと近くに住んでいたら、恋人にはならなくても、いい茶飲み友達になれていたと思う。
間違えてポチッたって言えんかったけど(笑)。

アプリって、変な人ばかりじゃないんやなぁ。

最初にそう思わせてくれた人だった。

②野球大好き自分語りさん

この方は写真がめっちゃ爽やかで清潔感溢れてたからお話してみたいなと思いマッチング。

とにかく野球の人でした。

休みの日は野球観戦。昔は野球少年。好きな球団の話。
気付けば、メッセージの八割が野球だった。

……ごめんなさい。
私、野球に全然興味ないんです(笑)。
それでも会話についていこうと、

「へぇ〜!」「そうなんですね〜!」

と返しながら、裏ではグーグル先生に聞きまくっていた。……必死である。

そして、ふと我に返る。
私、何でこんなに一生懸命に野球のこと調べてるんやろ。ここでの私の頑張りいる?

別にめっちゃ顔が好みとかでもないのに⋯とか思っちゃって。
……いや、そこだけでもないんやろうけど(笑)。

野球、少しだけ詳しくなって終わった。
ちなみに推し球団は最後まで出来んかった(笑)。


③会いたい攻撃さん

この方は、とにかく距離感が近かった。

「いつ会える?」

もそうなんだけど、

「写真送って〜。」「俺は素顔を載せとんのに〜。」「メガネやめてコンタクトにしなよ〜。」「こうした方がいいよ〜。」

と、たくさんアドバイスをくれる。
後、語尾を伸ばすのはマストなのか!?

……ありがたい。
ありがたい?……んやけど。
なんだろう。

まだ会ってもないし、恋人でもないし、知り合いと呼べるかもビミョーなのに、すでに色々要求されている。

そして思った。
もしこの人と付き合う事になったら、

「その服よりこっちがいいよ〜。」「髪型変えたら〜?」「こうした方がいいよ〜。」

って、ずっと言われるんじゃないだろうか。
しんどい。なんか、しんどそう。
私、語尾伸ばす癖無いし。

ちなみに、顔は結構好みだった。
……残念である(笑)。


④つないどこさん

この方は、私に興味無い感じやった。
質問したら返信は来るものの、相手からのアクションというと

「おはよう。」「お疲れ様。」「今日は友達とご飯食べに行くよ〜。」

そんな感じのうっすいメッセージが、なんとなく続いていた。

私に興味があるというより、

「とりあえず繋いどこ。」感がすごい。

片道1時間かかる距離だし、私は勝手に「この人は遠いから会う気ないんやな。」と思っていた。

まぁ、それならそれでいい。
私もまだ始めたばかりやし。メル友もアリか。

そう思っていたのだが、ある日。

急に、「今週末会えたりする?こっち出て来れん?」

とのこと。

……え?今までの温度感どこいった?

思わず、「送る相手、間違えてない?」と返してしまった。

すると、

「間違えてないよ(笑)」とのこと。

……え、私が行くん?
せめて何処か間で落ち合おうとかじゃないん?

たぶん、本命さんに振られたか何かで、急に私の順番が回ってきたのである。

会いに行く程の熱量は無いけど、会ってあげてもいいよってことか⋯⋯

いや、こっちはシングルの子持ちやぞ?
「出て来れる?」じゃなくて、 「大丈夫?」「途中まで行こうか?」 とかじゃ無いんかい。

⋯いやいやいや、そうゆうとこやぞ(笑)。


⑤フツメンさん(ポチッ2)

この方は40歳未婚の方。
うっかりポチッた2人目。

年下とのお付き合いはした事無いので、システムを理解していたら自分の意思では選ばなかったと思う。

プロフィール写真も普通。
メッセージも普通。
嫌な感じもしない。

だからこそ、「まぁ、一度会ってみてもいいかな」と思った。

でも何かの違和感⋯?

まぁ、でも結局は会ってみないと分からんしな〜。

と、

2週間程のやり取りの後で、お互いの中間地点の喫茶店でランチをする事になった。


マッチングアプリを初めて数日の感想。

なんか、クセ強めの人が多い気がする⋯。
これが普通なのか、それとも私がレアカードならぬクセカードばかり引き当てたのか。

真相は不明である。

フツメンさんが普通なことに癒される私。

当時はフツメンさんとのメッセージを続けつつも、クセ強カードさん達とも並行してメッセージをしていた。

そのため、この頃の私には“普通”というだけでポイント加算されていた。

……人間というのはどうやら比較対象で、かなり評価が変わるらしい(笑)。


次回、人生初のアプリデート。

「写真と違う」でもなく、
「嫌な人」でもない。

なのに、

会った瞬間、「あ、無いわ。」

本当にこんな感覚になる事あるんやなと身を持って知ることとなる。



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