創作が勝手に進んで止まらなくなる仕組み

こういう関係性を作ろう、と思った瞬間から、その人物を中心に世界が広がり始める。

気づいたら、歪んだ関係を支えるために、設定や因果が勝手に組み上がっていく。

設定や因果は、自分で考えている感覚はあまりない。

これまで摂取してきた物語を分解して、構造として蓄積しているものの中から、その場に合うものが勝手に選ばれて、最適化されていく。

だから、何も考えていないのに、気づいたら辻褄が合っている。

辻褄が合うまで、このバックグラウンド処理は止まらない。

普通に不眠になる。

ある程度形になるまでは、「未処理のタスクがずっと残っている」みたいな感覚が続いて、落ち着かない。

ずっとスマホを握りしめて、壁打ちをしている。

でも、それが終わると今度は逆に、キャラの動きやセリフが自然に流れ出す。

暗闇の中で、そのままメモを取る。

このとき、キャラがブレることはほとんどない。

というより、展開の都合で動かそうとすると違和感が出て、そちらの方が気持ち悪い。

先にあるのはキャラの反応で、物語はそれに合わせて調整される。

書いているうちに、本編を補強する番外編やスピンオフまで勝手に生えてくる。

さらに厄介なのが、書いている途中で自分の感情だけが爆発することがある。

でも、それをそのまま本編に流し込むと、せっかく組み上げた世界が壊れる。

だから、ifや二次創作として別ルートに逃がす。

本編の整合性は守ったまま、感情だけを発散させるための回路。

たぶんこれは、物語を「考えている」というよりも、「内部で回している」状態なんだと思う。

止めようと思っても止まらないし、止まったときだけ、ようやく終わったとわかる。

そして書き終えたあと、それを分解すると、なぜそうなったのかも説明できる。

同じことを、もう一度やることもできる。

同じような人、いるんだろうか。


こうやって生まれた作品がこちらです。
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▼ifと二次創作

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