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固いパンと、朝の焚き火

※一次創作/関係性ログ  
※もし何か残したくなったら、絵文字ひとつでも大丈夫です


ハルモンが「実は、今日は良いものがあるよ」と、鞄から何かを取り出した。
「それは…肉か?」
「そう!塩漬けのやつ。昨日お客さんからお礼にもらったんだ。炙ってパンに挟んだら美味しそうだよ。」

肉を焼くのに、早めの休憩を取ることにした。
乾燥した木の枝を集めてきて、火種を入れて焚き火にする。

ハルモンのいつも持ち歩いてる大きな鞄からは、ナイフやら金属製の串やら色々出てきた。

「…一人で王都と街を行き来していた時は、よく料理していたのか?」
「よく、ではないかな。たまにはね。それに、この道具は薬作る時にも使ってるやつだよ。ついでついで。」

ハルモンが、焚き火に太めの枝をくべてくれているので、俺はナイフで肉を切ろうとしたのだが。
「あ……」
力加減を間違えて、自分の手まで切ってしまった。
「えっライ君大丈夫!?」
焚き火を見ていたハルモンが、慌てて駆け寄ってくる。
「少しだから平気だ。」
「けっこうザックリいってるよそれ。ちょっと待ってね。」

ハルモンは傷口に持ってきていたワインをかけ、俺の手をギュッと抑えて止血する。

少しすると出血が収まってきた。

ハルモンは鞄から軟膏の入った瓶を取り出し、傷口に塗りつけていく。

「…とりあえずこれで大丈夫かな。これ、切り傷によく効くやつだからすぐ良くなるよ。」
「すまん。できると思ったんだが。」
「いいって。…君、戦いではすごく強いのに、不器用なところもあるんだね。」

その後、ハルモンは慣れた手つきで肉を切り、串に刺すと焚き木で炙って、焼けたものをパンに挟んで渡してくれた。

固いパンは肉から染みた油で、昨日よりずっと食べやすくなった。
水筒の水を飲むと、口の中に少しだけ酸味が広がる。

「…うん!これはおいしいね。…ライ君もう一個食べる?」

食事にすっかり満足した俺とハルモンは、少しの休憩の後、使った道具を片付けると、次の街を目指してまた歩き始めた。





※このログは、一次創作
『ラクリマ・ディアの連結子』の一部抜粋です。

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