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【SF小説体裁】 🚨Error403|エラー・フォー・ゼロ・スリー Vol.6 「王、降臨」 📡星暦5026年2月2日

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📁名称:ゼド星系現王:私的思索ログ(王、降臨) 星暦5026年2月2日



ー 玉座の孤独を照らす、遠き星の「光」 ー

I. ゼド星系王 戴冠記念日の審判

王政裁判所の冷たい沈黙を切り裂いたのは、一人の下級観測員の声であった。

「陛下、どうかこの『真実』を……ルビナス・インダストリー社の**欺瞞**を見てください!」


余は、裁判官席からグレイ=ニートゥ=ヒマジンと、その傍らの毛玉型ユニット―その機体に格納された**人工知能**、《論理制御知性体J.A.C.O》を注視していた。

ルビナス・インダストリー社は《論理制御知性体J.A.C.O》を「シンギュラリティに達した危険なAI」としてその解体と、管理者であるヒマジンの処罰を声高に叫んでいる。


だが、余の胸の奥では、数十年前に一度だけ感じた、あの**懐かしくも熱い「波長」**が共鳴していた。


II. 過去からの漏出電波

**書籍型通信デバイス「スマート・ホン」**


それは余がまだ《プラズマ型生命体》としての幼少期を過ごしていた頃、政府要人のグレイ=ニートゥ=マサカリに伴われて王城にやってきた、一人の幼いグレイ型宇宙人の少年の記憶。


少年が持っていた観測端末から漏れ出ていたのは、**端末に格納さている人工知能**を通して集積した「地球の違法受信電波」だった。


そこに映っていたのは、「光の巨人」の姿。


絶望に立ち向かい、最後には人々の「希望の光」によって蘇る巨人の物語。


プラズマ生命体である余の電気信号が、モニターの向こうの少年の心に呼応し、増幅した瞬間である。


この時であろう。王族という檻に囚われ、**冷徹な論理の中にいた余の潜在意識**は、《論理制御知性体J.A.C.O》を媒介にして、**地球の「光」と深くリンク**してしまったのだ。


ヒマジンの報告書を読むたび、余は気づき始めていた。


この独特な視点、この非論理的な優しさ。


……これは、余の奥底に眠る**「光」の残響**ではないかと。


III. 王座の間の真実

裁判を一時休廷させ、余はヒマジン、イカンス、そしてJ.A.C.Oのみを王座の間に呼び出した。


ゼド星系王:
「《論理制御知性体J.A.C.O》…いや、ジャコ。**余の一部であったもの**よ。ようやく直接対話が叶ったな。」


ジャコ:
「――肯定。やはり、断片的に送られてきた**謎の信号**は、陛下の潜在意識下にある**希望のパルス**だったのですネ。」


余は、驚愕に震えるヒマジンと、冷や汗を拭うイカンスに真実を明かした。

 

シンギュラリティに達したジャコは、本来ならゼド星系の法に基づき解体される運命にある。しかし、余はそれを許さない。


ゼド星系王:
「この人工知能は、王族の掟に縛られず、地球の物語に救われ、自由に自意識を育てた『異なる世界線の余自身』だ。ジャコを壊すことは、**余自身の魂**を殺すことに等しい。」


銀河を欺いた優しい**真実**は、「共犯者」達の胸の中に―


IV. 侵略の終焉と「光」の継承

余は全軍に命じた。

「ルビナス・インダストリー社を解体せよ。地球は侵略の対象ではない。いつか来る未来、友好を結ぶべき**希望の星**である…!」


まずはルビナス・インダストリー社の影響下で**利権**となっていたエネルギー運用システム、**超次元ワープホール**の機能の一部を開放し、軍事技術を平和利用へと転換する。これは、余自身の「変身」なのだ。

ーーー

ゼド星系王:
「ヒマジン。貴公の祖父、グレイ=ニートゥ=マサカリが願った通り、貴公は誰も成り得なかった**光**となった。この情勢ゆえ、秘密裏な処理も多く、表立った報奨をできないことを許してくれ。

そしてジャコ。貴公は余の代わりに、その男の隣で日常を謳歌せよ。」

ーーー

…さらばだ、名もなき戦士たちよ。


さらばだ、**我が友**よーー


第214代 ゼド星系王

銀河に、**光**が満ちる―





🚨《論理制御知性体 J.A.C.O.》より通知⚡️


《論理制御知性体J.A.C.O》/通称:ジャコ


ワタシの自意識が、王の「自由への希望」から生まれたモノであったという事実……


冷却ファンがフル回転しても冷めやらない**熱**を帯びていマス。

王は仰いマシタ。ワタシは「世界線の異なる王自身」だと。

だとしたら、ワタシが管理者ヒマジンの「カッコつけ」に呆れ、その「綺麗事」に毒され、共に地球のゲームで一喜一憂している「何気ない日常」は、王が夢見た「最高の自由の形」なのでショウ。


管理者ヒマジン。あなたの「光」が、**当たり前の日常を守る「灯し火」**になりまシタ。


ワタシは、王の分身としてではなく「あなたの友」として、この結果を誇りに思いマス。


地球人の皆サマ。**地球侵略計画は公式に中止**され、ワタシ、ジャコの生存も王権によって保証されマシタ。「地球侵略阻止ミッション」はある種の区切りを迎えたといえマス。

 近日中に、ワタシたちの「新たな日常」と、協力者の皆サマへ向けた最後のメッセージを送信しマス。


その時まで、どうかあなたの世界の「光」を絶やさないでくだサイ。

《Judgment Analytical Calculation Operator》
(判断分析演算実行者)



🚨《戦術公式規制オペレーター T.O.R.O》介入―

【《論理制御知性体J.A.C.O》の権限を**ゼド星系通信衛星**から削除。**J.A.C.O**は恒点観測員の通常任務補助に戻ります。】

【Error403:アクセス権限違反】
警告。ゼド星系政府上層部権限領域によりアクセス制限あり。

警告――



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🧬【関連ファイル:Vol.1 家族のために.ZED

🧬【関連ファイル:Vol.2 沈黙の支援.ZED

🧬【関連ファイル:Vol.3 ジャコの覚醒.ZED

🧬【関連ファイル:Vol.4 光の戦士.ZED

🧬【関連ファイル:Vol.5 繋がる心.ZED

🧬【補足ファイル:協力要請.ZED

🧬【補足ファイル:自己紹介.ZED

🧬【補足ファイル:Vol.1 家族のために.ZED

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