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屋久島で食べていた冷やしあご出汁茶漬け

屋久島で農業の仕事をしていた頃、夏になるとよく作っていた料理があります。

冷やしあご出汁茶漬けです。

実はこの料理、屋久島へ来てから思いついたものではありません。

東京で暮らしていた頃、千葉県出身の友人とルームシェアをしていました。

ある夏の日、その友人が作ってくれたのが「冷や汁」でした。

冷たい味噌汁を冷やしたご飯にかけて食べる郷土料理です。

千葉名物グルメ、冷や汁をご飯にぶっかけた

最初は驚きました。

それまで食べたことがなかったからです。

ご飯に冷たい味噌汁をかける。

薄切りのキュウリ、ミョウガ、いりごま、関西では絶対入れない具材です。

でも実際に食べてみると、暑い日でもするすると食べられる。

夏には理にかなった料理でした。

それから10数年経ち、私は屋久島で暮らすことになります。

屋久島の夏もまた暑く、農作業を終えた頃には食欲がなくなっていることもありました。

そんな時に思い出したのが、東京で食べた冷や汁です。

ただ、せっかく屋久島で暮らしているのだから、屋久島らしい材料で作ってみたい。

そこで思いついたのが、あご出汁でした。

あご出汁の作成

屋久島ではあご出汁醤油を見かけることが多く、私もよく使っていました。

そのままでは少し味が濃いので、水で4〜5倍ほどに薄めます。

それを冷蔵庫でしっかり冷やしておくのです。

ご飯は温かいままではありません。

一度ザルにあげて流水で軽く洗い、しっかり水を切ります。

ご飯を水で洗い冷やします

こうすると余分な粘り気が取れ、ご飯がさらさらとした食感になります。

雑炊を作るときもお店では、炊いた米を水で洗う所もありますよ。

この冷や汁ぶっかけご飯は、冷たい出汁をかけた時ののど越しも良くなり、暑い日でも食べやすくなるんです。

冷えたご飯を茶碗に盛り付け、その上から冷たいあご出汁をたっぷりとかけます。

屋久島流あご出汁の冷やし茶漬け

刻み海苔。

細ねぎのみじん切り。

いりごま。

最後にカツオ梅やカツオたくあん、キュウリの漬物を2切れほど添えれば完成です。

冷やしあご出汁茶漬け完成

農作業で汗をかいた日の晩ご飯には、それだけで十分なごちそうでした。

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