CROSSOVER #1 海外ドラマに憧れて作った、屋久島のシカゴドッグ
シカゴへの憧れ
私が暮らしていた屋久島の東側は、テレビの電波が届きにくい地域でした。
そのため、地上波ではなくBSやケーブルテレビを見るのが当たり前。
ラジオも聞けるし、インターネットもつながります。
だから不便というわけではないのですが、休みの日は部屋で海外ドラマを見る時間が自然と増えていきました。
昔から海外ドラマが好きだったこともあり、その頃夢中になっていたのが、シカゴを舞台にした作品です。

消防士や警察官が休憩室やダイナーで、美味しそうにホットドッグを頬張る姿を見ていると「一度、本場のシカゴドッグを食べてみたい。」
そんな気持ちになりました。
ファストフードのない島で
屋久島でホットドッグのお店は聞いたことがありません。
でも、スーパーへ行くとホットドッグ用のコッペパンは売っていました。
休みの日は少しだけ贅沢をして、いつもより少し良いソーセージを買い、ホットドッグを作るのが楽しみでした。
島にはファストフードのお店がほとんどありません。
だから時々、ハンバーガーやホットドッグが無性に食べたくなるんです。
シカゴドッグは、アメリカ・シカゴを代表するホットドッグ。
ケチャップを使わず、マスタードをベースに玉ねぎやピクルス、トマトなどを挟むのが特徴として知られています。
もちろん、本場の材料をそのまま屋久島でそろえるのは難しい。
だから私は、シカゴドッグからヒントをもらい、自分なりの一品を作ることにしました。
屋久島らしいアレンジ
今回使った材料は、とてもシンプルです。
ホットドッグ用バンズ
ソーセージ
スライスオニオン
ハニーマスタード

ハニーマスタードには、屋久島のたんかんはちみつを使いました。
ちょっと高いですが、海外の方には人気でした。甘みは控えめで、少し柑橘の香りがします。個人的にはホットドックのアクセントにピッタリだと思います。
元々マクドの朝マックの「マックグリドル」が大好物なのでこの味付けは絶対ハマると思った。玉ねぎは、あえて水にさらしません。
少し辛みが残るくらいが、ハニーマスタードの甘さとよく合うからですもちろん、水にさらす手間を省けるのも理由の一つ。
できるだけ簡単に作れることも、私の料理では大切にしています。ソーセージはちょっと焼いてから挟んでいいと思います。
屋久島で味わったシカゴ
軽く焼いたバンズは香ばしく、ソーセージは噛むたびにジューシーな肉汁があふれます。
そこへ、たんかんはちみつを使ったハニーマスタード。

たんかんの爽やかな風味とはちみつのまろやかな甘さが広がり、生のスライスオニオンのピリッとした辛みとシャキシャキした食感が全体を引き締めてくれます。
本場のシカゴドッグとは違うかもしれません。でも、海外ドラマへの憧れと、屋久島で出会った食材。
その二つが出会って生まれたこのホットドッグは、私だけの「屋久島のシカゴドッグ」です=これが記事のタイトルにもある「CROSS OVER」です。
CROSS OVERとは?
音楽では、異なるジャンルを融合させて新しい作品を生み出すこと。このシリーズでは、その考え方を料理に置き換えました。
世界の料理と、屋久島で出会った食材。二つの文化が出会って生まれる、新しい一皿を紹介していきます。
おわりに
遠く離れたシカゴへ行ったことはありません。
それでも、海外ドラマを見ながら作った一つのホットドッグが、ほんの少しだけシカゴを身近に感じさせてくれました。
屋久島でしか作れない、私だけのシカゴドッグ。
またいつか、あの味を思い出しながら作ってみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
屋久島で暮らしながら作ってきた料理や、その時々の思い出を、これからもnoteで少しずつ紹介していきます。
屋久島シリーズや、今回から始まった 「CROSS OVER」 シリーズも続けていく予定です。
よろしければ、他の記事やマガジンものぞいていただけるとうれしいです。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
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屋久島での暮らしや料理の記録を、これからも発信していきます。
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