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質問222:上達するって、具体的に何ができるようになる?

「何ができるようになるのか?」
その答えは、むしろ“何もしなくなること”かもしれません。 

質問
こんばんわ。
僕は現在テニス部に所属している高校二年生です。
少し前にテニスゼロを知って少しずつ活用させてもらっています。

そして、最近から教材の購入を検討し始めています。そこでいくつか質問があります。長文になってしまいますがよろしくお願いします。

まず僕は軟式上がりで、フォアハンドストロークが全ショットで得意です(といっても初心者の域を出ていませんが)。

しかし、ボレーが極端にヘタです。

ストロークの方にも関わりますが、自分は動体視力があまりよくない方だと思います。それでも簡単にストロークはもちろんボレーも上達するのでしょうか?

また、「上達する」というのは具体的に何ができるようになるのでしょうか?
また、教材の紹介を見たとき、もう一つ魅力を感じた点があり、「他のスポーツにも応用できる」とありますが、僕はそんなに運動が得意というわけではないのですが、
その他のスポーツもなんとなくでどんどん上達できるようになるのでしょうか?
(中略)
本当に長文になってしまい申し訳ございませんが、どうかご回答をよろしくお願いします。

回答


▶何ができるようになるのか


何ができるようになるのか?

何かを意識しなくても、自然にプレーできるようになります。

というよりも、意識しないから自然にできるようになるというほうが実情です。

だけど、それこそまさに、上級者の感覚です。

自転車乗りの上級者である私たちは、何も意識していません(関連記事「『テニスは自転車に乗るようなものよ!』byマルチナ・ヒンギス」)。

▶テニスは簡単。でも難しくなる理由


テニスは、動作やスキル自体はとても簡単なスポーツなのです。

しかしメンタル的には、普通のやり方をしていたらとても難しい。

難しいと言ったら、語弊があるかもしれませんね。

難しいというより、AとBの違うメンタルがあるとしたら、上手く行うためには常識的な価値観の中で培われたAではなくて、Bでプレーする必要があるため、Aでプレーしている人にとっては、とても難しく感じるのです (それはそれは、本当に難しいと感じます)。

▶AとB、どちらでプレーしているか


ですから、テニスの上手いジュニアが、テニスが下手な大人よりも、精神性が優れているというわけでもありません(そういう例もありますが)。

AとBの別物があって、どっちを使っているかというだけの話です。
 
木を切るのに、ノコギリを使えば簡単だけど、包丁を使うと難しいですよね。

こんにゃくを切るのに、包丁を使えば簡単だけど、ノコギリを使うと難しいですよね。

テニスは、技術的にはとても簡単と書きましたが、その持てる技術も、Aのメンタルでプレーしてしまうと、崩壊してしまうのです。

▶「簡単なことほどできない」現象


たとえば「球出し」なんて、技術的には本当にわけないもののはずですよね。

だけどメンタルAを使っていると、それすらままならないイップス症状が出たりもします(関連記事「イップス『あるある』」)。

すぐそこへボールを送る他愛もないことも、頭で考えると、できなくなるのです。

▶早い人なら1日で


技術はあるのに、メンタルしだいで、まったく上手くプレーできなくなるのがテニスです。

ジュニアは、まだ年齢的に頭ではなく体で覚える年ごろですから、必然的にBを使いやすいのです。

だけど大人になってからBを使うことも、もちろん可能です。

たとえば『究極のテニス上達法』は、おもにストロークを用いて上達を実感するメソッドです。

早い人なら1日で効果が出ますが、要は、無意識のコツさえつかんでプレーしていただければ、それはどのショット(競技)にも流用できます。

▶「自信さえあれば」の罠


動体視力は確かに良いに越したことはありませんけれども、私の知る限り、本テキストをお試しいただいて、動体視力の影響で上手くなれなかったという人は一人もいません。

というよりも、自分の動体視力がどれくらいかなんて、知らない人がほとんどです(笑)。

「上手くならないのは動体視力に原因がある」と考えてしまうのも、実はメンタルAの罠と言えるもの 。

運動神経がないとか、球技が苦手とか考えてしまうのも、実はメンタルAの罠と言えるもの 。

「自信さえあれば上手くプレーできるのに」と思われるかもしれませんが、実はメンタルAの罠と言えるもの 。

自信さえあればと思えば思うほど、自信がないことの念押しになっているのですから。

▶感覚に落とすということ


要は、感覚に落とし込むための方法論

ただ、本テキストは、勝てることを保証するものではありません。

なぜなら、相手あってのことなので、必勝法を使う者同士が試合をしたらどちらが勝つか、という話になってしまいます。

いわゆる矛盾。

ですから、絶対に勝てるとは決して言わないのです。

むしろそのような方法論は絶対にこの世に存在しないというのが、テニスゼロに厳しく課しているスタンスです。

結婚と離婚を通じて、フリーライターの亀山早苗さんは言いました。

「人の世に絶対ということはない。それだけは絶対に言えること」(関連記事「絶対はない。それだけは絶対だ」)。

科学雑誌『ネイチャー』に、「魔法のフォアハンド」は、特集されないのです。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)

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即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO(テニスゼロ) スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero