テニス上達メモ180.明石家さんまさんはなぜ、テニスが上手いのか?(副題:「願い事がなくなりますように」に宿るイメージの力)
▶「一願大師」に願うこと
7月22日『踊る!さんま御殿!!』は、「日本全国 夏のベストスポット決定戦SP」がテーマでした。
広島のタレントHIPPYさんが「願い事をひとつだけ叶えてもらえる」という、宮島大聖院の「一願大師」を紹介。
何しろ、ひとつだけですからね。
願い事を選ぶのにも、慎重になります。
健康? お金? 愛? 何かの世界一?
ゲストのハライチ澤部佑さんは「最強おもしろマン」でした。
▶明石家さんまさんの「たったひとつ」
ホストを務める明石家さんまさんの願いは、何でしょう?
「願い事がなくなりますように」だというのです。
ここでも、「努力逆転の法則」が効いています。
「勝つと思うな、思えば負けよ」なのでしたね。
健康になりますようにと願うのは、不健康だから。
戦争がなくなりますようにと願うのは、戦争があるから、ないし、なくならないから。
愛されますようにと願うのは、愛され不足だから、ないし、自分が愛する幸せを知らないから。
▶努力逆転に「例外はない」
改めてさらっておきます。
フランスのロレーヌ応用心理学会会長エミール・クーエ氏が提唱した「努力逆転の法則」。
1.意志力と想像力(イメージ)が相反した場合は、想像力(イメージ)が勝つ。例外はない。
2.意志の力で努力すればするほど、想像力(イメージ)は強力となり、その意志の努力とは、「反対の結果」となる。
3.意志力と想像力(イメージ)が相反した場合、想像力(イメージ)の強さは、意志力の二乗に正比例する。
具体的には、「お金持ちになりたい」と願って(意志の力で)頑張るほど、「今の自分にはお金がない」イメージが強化される結果、「反対の結果」となる。
「テニスが上手くなりますように」と願うならば、下手なイメージが勝ち、それが現実となる。
「例外はない」とすげない。
▶さんまさんが「落ち込まない」理由
「願い事がなくなりますように」というのは、もうこれ以上、「何もないありのままの自分でいいですよ」という自己肯定っぷりです。
さんまさんは「俺は絶対落ち込まない」と公言していますね。
曰く落ち込むのは、「自分を過大評価しすぎるから」。
「自分はその程度」というありのままの自己イメージを肯定しているから落ち込みません。
落ち込むのは、「俺はそんなはずはない!」という自己否定性(プライドの高さ)の現れです(関連記事「自己肯定感の高さと、プライドの高さは、完全に反比例」)。
※もちろん、すべったりした場合の落ち込みと、喪失体験による落ち込みとは、別です。
▶なぜさんまさんは「スポーツ万能」なのか?
さてそんなさんまさんですが、テニスが上手い話は散々してきました(関連記事「明石家さんまさんのテニスに学ぶこと」)。
テレビ番組『明石家さんまのスポーツするぞ!大放送』では、マルチナ・ヒンギスとのラリーが見事。
同番組で、ジョン・マッケンローからもポイントを奪ったことがありました。
テニス以外にサッカー、ゴルフも上手いのは知られた話ですし、卓球の腕前も秀でます。
当時の「卓球天才少女」福原愛ちゃんを困らせていましたよね。
https://note.com/tenniszero/n/na1b9efae1957
▶さんまさんは「テニス本」を読んだか?
「さんまちゃんのテニスが上手いのは、もう分かったよ!」
ではなぜ、さんまさんは、上手いのでしょうか?
人一倍忙しいテレビやラジオ収録の合間を縫っての限られた練習でしょうけれども、どこを参考にすればテニスが上手くなるかについてを、今回はお伝えします。
まさかテニス本などを読んで、「サーキュラーテイクバック!」「左手をボールに向けて構える!」など、勉強していません(その根拠は後述)。
▶目が合った瞬間、「笑顔やった」(笑)
さんまさんが上手い理由は、おもに2つあります。
ひとつは、楽しんでいるから。
こちらで述べた、「カジュアル怪獣」です(笑)
いつも申し上げているように、楽しむことと集中とは、強力なセットです(関連記事「集中と楽しみはペア」)。
勝とうが負けようが、ヒンギスに、顔面めがけたウイナーを獲られようと、打ち込まれる目が合った瞬間「笑顔やった」といって、プレーそのものをとても楽しんでいる。
ポイントを獲られても、クワーッの引き笑いで盛り上げる(笑)
「絶対勝たなきゃ!」「ミスしたくない……」
そんなふうに頑張ったら、「努力逆転の法則」というわけです。
https://youtu.be/idTndG1QPxQ?t=1191
▶さんまさんが「意識していない」根拠
そしてもうひとつ、さんまさんのテニスが上手い理由は、感性でプレーしているから。
「手首をコックする」とか「最後まで振り切る」とか、考えていない。
頭の中で打ち方やフォームなど、「全然気にしていない」のです。
「なぜ、そんなことが言えるのか?」ですって?
それは、スイングが自然 だからです。
打ち方やフォームを気にする人のプレーは、ボレーの踏み込みが不自然だったり、ストロークのフォロースルーが取ってつけたようだったり、サーブのプロネーションが極端に右側だったり、スイングのここかしこが不自然。
さんまさんのフォームは、常識的に正しいかどうかは別にして、そういうぎこちなさやギクシャク感が、まったくない「自然体」なのですね。
頭で考えて、プレーしていないからです。
▶感性でプレーするのは簡単
一言で言えば、「感じるままにプレー」。
「そんなの私には真似できない!」という声が聴こえてきそうですが、感性でプレーするといっても、まったく難しくありませんよ。
要は、目で見て、耳で聴いて、体で感じるままに動けばいいだけです(関連記事「五感で感じるままにプレー」)。
むしろ、頭で考えてプレーするからテニスがとても難しくなる。
その理由は、頭で考えてプレーすると、見えず、聴こえず、感じられなくなるからです(関連記事「目で聞けない。耳で見えない」)。
▶「意識逆転の法則」
ボールが見えないというのに、どうやって上手くプレーできるというのでしょうか?
見た目は確かに似ているかもしれないけれど、感覚が開かれているか閉ざされているか? 頭で考えているかいないか? 本物の素直か偽物の素直か?
この違いが「真逆の世界でプレー」している正反対のテニスと言うわけです(関連記事「意識すればするほど『真逆』に向かう」)。
▶さんまさんのイメージにならう
改めまして、たったひとつの願い事「願い事がなくなりますように」。
欲が、ない。
言い換えればさんまさんは、すでにすべての願い事が叶っているイメージなのではないでしょうか。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero