テニス上達メモ558.フリッツ、渋谷でまさかの『ビンタ領域展開』——ミスも痛みも敵じゃない
ミスも寒さも、あなたを苦しめません。ただ起きただけの「現象」なのに、心が勝手に良し悪しを貼りつけてしまいます。世界6位のテイラー・フリッツが渋谷で「ビンタ領域展開」を受けた件も、怒るか笑うかは、心しだい。寒さもミスも、敵じゃない。客観視すれば「得」が取れる──そんな話。
▶ミスも寒さも、責める理由にならない出来事
昨日、寒さそのものは苦しみではないと、お伝えしました(関連記事「サブさを認めると『温まる』という逆転現象」)。
それは気温が下がったただの「現象」にすぎません。
ビンタも、それ自体は苦しみではありません。
それと同様にテニスのミスだって、降る雨と同じ現象でしかないのです。
それを勝手に心が、良いとか悪いとか、評価する。
サラリーマンにとっては鬱陶しい雨でも、百姓にとっては恵みの雨。
ミスを、経験と思えば良いけれど、結果と捉えれば悪いですね(関連記事「日常の小さな失敗も、大切な経験値」)。
▶五条悟より先に渋谷で「ビンタ領域展開」される男
先の木下グループジャパンオープンテニスでは、呪術廻戦 五条悟の「領域展開・無量空処」を披露してアニメ好きが知られたテイラー・フリッツ(関連記事「アニメの力は無量空処──楽しむ心が世界を(テニスも人生も)変える 」)。
プライベートでも訪日し、日本を楽しんでいるそうです。
彼が、渋谷のバーでビンタされたと聞いたら、酔っぱらってのトラブルかと思いきや、マッスルガールズバーで食らった余興?だと言うのです。
当のフリッツは、喜んでいるとか、いないとか(いやはや)。
▶いつになくポジティブなヤフコメ
ビンタですら、何らかの紡がれた縁によって生じた「現象」です。
日本に縁があって、渋谷に来て、ビンタされたフリッツ(HEAD社のあの人がアテンドしたのかな?笑)。
ビンタを、良いとも悪いとも決めつけられません。
これが客観視です。
ヤフコメはいつになく、ポジティブなコメントで盛り上がっていた様子。
そのうち数件だけ拾っておくと──
「フリッツ、古き良きアメリカ人って感じで好き」
「これは来年のジャパンオープン来るしかないなw」
「日本ガチ勢じゃん。好感度上がる」
ほかにも「うほっ!」「なんか好きになった」など愛あるリアクションがずらり。
書き込む皆さん、仕上がってます(笑)。
▶「バカ」は悪口じゃない。ただの空気振動
客が店員にビンタされたという通報だけで店員を逮捕したら、警察官は失格ですね。
私たちも「バカ」と言われてむかつく(苦しむ)のは、失格です。
主観だけで、決めつけているからです。
相手から発せられた音波が、こちら側の鼓膜に触れて、脳へ電気信号が伝わり「バ・カ」という言葉に変換された、ただの自然現象。
何ということはありません。
そうして客観視するのが、メンタリングのコツ(関連記事「フェデラーとイチローは『光と影』を言っている」)。
むしろ見方しだいでは、ビンタされても喜べるようになるのです!?
▶寒さもミスも、「敵じゃない」
もちろん、ビンタされても我慢しろなどと、言いたいわけではありません。
その時々の状況によっては、通報するもよし。
ただしキレてやり返すと、損しかねません。
怒って殴り返せば喧嘩になって、さらにひどいダメージを負うでしょう。
ビンタに限らず、寒さも、雨も、テニスのミスも、同じです。
「暑い!」といってイライラすれば、余計に暑苦しくなるのですから、損なのです。
テニスのミスでイライラすれば、損なのです。
▶「コールドトレーニング」の驚異
寒い寒いといって嫌悪する思いが募ると、心がしばれて、体にも冷えを感じる。
するとますます寒さがつらくなって、嫌悪感が増す悪循環。
一層冷えを強く感じてしまいます。
だけど、それも変えられますよ。
「どんな情報を入れるかで人生は決まる」からです。
これから入れる情報しだい。
寒さが苦手だとすれば、そういう情報を入れてきたのです。
ミスを結果と捉えれば悪だけど、経験と捉えれば善です。
寒さも嫌だと捉えれば悪だけど、健康ととらえれば善です(関連記事「『イップスのままでいい』と諦めたら、イップスが治った(※この記事は追記の『コールドトレーニング』が真骨頂!)」)。
客観視すれば、自分にとっての「得」が取れます。
そういえば女優の工藤夕貴さんも、コールドトレーニングにハマったという記事はこちら。
「人一倍寒がりだった体質も変わり、冬が好きになりました」
かなり、ガチです(苦笑)。
▶お尻を蹴り上げられても「ナイスキック!」
明石家さんまさんが若いころ、街で中学生にお尻を蹴り上げられたというエピソードは有名です。
パチンコで負けた帰りだという胸中を察すると、蹴り返してもよさそうなシチュエーション。
ところが返したのは蹴りではなく、「ナイスキック!」という賛辞だったというのです。
▶客観視して「得」を取るのがメンタリング
そこで怒ってやり返したら、「(番組を)休まなアカン」と顧みる。
「我慢する」という話ではありません。
むしろ自分にとってのメリットを取る「非我慢」。
逆にこうやって、ネタにして、活かす。
鬼束ちひろさんが、救急車を蹴って凹ませたという器物破損容疑の話題すら、重ね合わせて笑いにする。
「よほど腹立ってんやろうなー」と(いやはや)。
鬼束さんを否定するのではなく、ムカついとったであろう「事情」を与するところも、さんまさんらしい「リスペクト」(関連記事「他者も『加点方式』で見る」)。
繰り返しなりますが、メンタルとは、我慢ではありません。
客観視して「得」を取るのがメンタリングです。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
https://note.com/tenniszero
無料メール相談、お問合せ、ご意見、お悩み等は
こちらまで
tenniszero.note@gmail.com
テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)
いいなと思ったら応援しよう!
スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero