【愁子】配信記録vol.5-5億人の彼氏- 2025.07.06配信より
はじめに(愁子さんとは)
愁子さんは、インターネット上で「配信」を中心に「歌」、「vlog」、「ダンス」等、マルチにエンターテイメントを提供する活動者です。
本記事は、彼女の配信において心に残った発言や出来事、それを受けて感じた事を記録として残しておくものです。
愁子さんをまだご存じない方は、上記Youtubeのリンクから彼女のコンテンツをぜひご覧下さい。
今回は、「5億人の彼氏」についての記録となります。
一時期より愁子さんは「彼氏が5億人いる」事を公言するようになりました。本記事では、そのネタの初出を記録すると共に、愁子さんの思いを想像してみる形で、愁子さんというコンテンツをより楽しんでみようという趣旨となっています。
元動画(2025/07/06)
視聴者から募集したマッチングアプリのエピソードを読む #愁子
マッチングアプリにまつわる体験談をリスナーから募集するという配信の中でのやり取りでした。
記録内容 -「5億人の彼氏」-
視聴者からのエピソードを読む中で、視聴者から愁子さんへの愛の告白(漱石ミームの「月が奇麗ですね。」)を受けて以下の流れとなりました。
1:37:22 月!? いや違う違う違う。私じゃなくて。
1:37:29 違う違う違う違う違うごめん。間違ってる。間違ってる。
1:37:35 違う違う違うごめんごめんごめんごめん。私以外でよろしく。
1:38:05 すいませんがごめんなさい。5億人彼氏がいるんで無理です。
1:38:12 5億人ぐらいいるんで、皆さん以外です。
1:38:23 これはいやあ、本当頑張ってね。応援してるから 。本当本当。
1:38:36 みんな応援してるからなんか好きな相手ができたらいいな
1:38:43 と思ってる方はね、 あの願っときますんで。本当願ってます。
1:38:49 本当に各々の幸せの形というものを見つけていただいて
1:39:01 お願いします。ちょっと私はちょっと。
1:39:07 私はちょっと。あの違うんで。
1:39:12 そんなにいるなら3792人(当時の登録者数)ぐらい追加で?
1:39:18 いやあ、ちょっともう、もういっぱいいっぱいなんで
1:39:28 なんで5億人とか言っちゃったんだろうな 。
1:39:34 多すぎるな。さすがに毎日会ってても人生で会いきれないぐらい
1:39:45 もうちょっとリアルな「嘘」をついた方がよかった。
私は古い配信アーカイブの全てを見ているわけではないですが、文脈からもここが初出のようです。
すっと口をついてしまった「5億人の彼氏」という単語。愁子さん自身も突拍子の無さを感じていたようです。
「5億人」という数
『ブルゾンちえみ with B』の有名なネタに、「キャリア・ウーマン」というものがあります。
一度は観た事がある方が多いのでは無いでしょうか。その決めセリフは以下のようなものです。
男はガムと一緒!味がしなくなったらまた新しいガムを食べればいい!
だって、地球上に男は何人いると思っているの?
「…35億」 「…あと5000万人」
地球上の男性の数は「35億人」。そのうちの「5億人」を彼氏にしているというのは、愁子さんならあり得るかなと思わせてくれる数字です。
多用されるようになった「彼氏5億人」ネタ
この「彼氏5億人」ネタは、愁子さん自身も気に入ったのか、その後何度も擦るネタの一つになりました。
3:32:47 (私の)恋愛トークみんな聞いたら爆散しちゃうんじゃない?
3:32:50 私の5億人いる彼氏の話を。
3:32:56 規模がでかすぎるな。ギリギリ本当っぽい嘘をつかないと。
20:41 5億人の彼氏はもうね、四次元ポケットに格納してるから。
20:50 もう適当な事ばっか言って……
「嘘」の効用
この「嘘」の効用自体は、「距離感の維持(過剰な夢を見せない)」であるとは思います。でも、この「嘘」から愁子さんの人となりの「一側面(あくまで)」が見えそうな気がするのでもう少し考察を続けてみたいです。
幸せな「嘘」
愁子さんの「嘘」について、一つのエピソードがあります。
※ 以下、企画配信のネタバレを含みます!
2025/08/17の「夕凪潮」さんの企画配信において、私のそれまでの「愁子さん」観が(良い意味で)揺らぐ場面がありました。
「シンガーなら書けるよね!?やらせ難解漢字王👑」という企画配信で、上記動画サムネイルの5名(右下は主催の夕凪潮さん)が漢字テストを受けて得点を競うものの、この中に正解を全部知っているいわゆる「人狼」がいて、それぞれの回答者の「珍回答」を楽しみつつも「人狼」が誰かを考察する面白い企画でした。
その結論として、愁子さんが「人狼」だったのです。
愁子さんは終始正解を重ね、あまつさえ、さっさと書いた回答をオシャレにデコる余裕すら見せていました。「人狼」としては不自然に目立っていたため、この「漢字テスト」において、愁子さんが「人狼」であると予想していた人は、参加者の方も視聴者の方もほとんどいませんでした。
愁子さんのファンは愁子さんの学力の高さを把握されていたので、正解を連発する姿に違和感が無かったという前提はあるものの、愁子さんは、ほぼ全員を騙し切ったのです。平気な顔で。楽しそうに。
正直、驚きました。
私のそれまでの「愁子さん」観は「嘘がつけない人」であったため、その認識が根底から崩れました。
「不幸になる人がいないなら、愁子さんは平気で『嘘』がつける。」
これは、愁子さんの新しい魅力の発見でした。
不幸せな「嘘」
このエピソードを踏まえた上で、「5億人の彼氏」はどういう「嘘」なのかを考えてみたいのですが、もう1点、「愁子さん」観について話させて下さい。
以前に、私は愁子さんのカバー曲「ラフ・メイカー」について以下の記事を書きました。
この記事の中で私は、愁子さんを「ラフ・メイカー」になぞらえて、以下のように愁子さんを捉えました。
笑わせる事が生き甲斐の「ラフ・メイカー」は相手を傷つける事ができないのかもしれません。
この「愁子さん」観についても、現在(2025/09/02)は、そんな単純なものではないと思ってはいますが、一旦上記のような認識であるとします。
これらを踏まえると、
・愁子さんは、誰も傷つけない「嘘」はつける。
・愁子さんは、誰かを傷つける「嘘」はつけない。
と、シンプルに見る事もできます。
そう考えると、「5億人の彼氏」は「歪な嘘」です。
聞いた人が少しだけ不幸せになる、「傷つく嘘」です(もちろん、傷つくかどうかは、ファン一人一人の推し方にかなり寄ります。)。
でも、この「嘘」をつく理由は「誰かを傷つける『嘘』がつけない」からだと思います(私には皆んなしかいないよ〜的な)。「叶わない夢を見せない」ための嘘です。
「嘘」をついて傷つけないために、少し傷つく「嘘」をつく。
絶望の結末にならないように、普段から「距離感を保つ壁」として「使いやすい冗談めいたフレーズ」を手にしたから多用するようになったのかと。
でも、それすらも少しだけ違うような気がしています。
「距離感を保つ壁」を意識させる発言は、以前から愁子さんは度々行っています。その「壁」を「高く」したり「厚く」しているようには感じられません。
結局のところ「壁」というのは「乗り越えるためにある」という見方もできるものです。乗り越えたくて「壁に近づく」事もあります。
その時、触れた手にそっと突き刺さる「壁」にまとわせた「柔らかい茨(いばら)」。それが、「5億人の彼氏」なのではないでしょうか。
「距離感を保つための壁」とはまた別のアプローチ。「あなた達が来ていいのはここまで。」ではなく、「お願いだから、この壁を超えないで。」という懇願のような祈り。
スポンジでできたふわふわの「茨」。
「5億人の彼氏」は、「人を傷つける嘘」の中では、世界で一番やさしい嘘。そんな風に思えます。
……だったら、面白いですね。という妄想でした。
最後に
繰り返しますが、この解釈はただの妄想です。
私が愁子さんに一方的に押し付けたイメージ、フィクションです。
でも、「5億人の彼氏」という馬鹿馬鹿しいワードなのに、愁子さんの口から聞くと、少しだけチクっとします。
その時は、「ああ、壁に近づきすぎたのだな。」と一歩下がります。
私は愁子さんをよく「自然物」に例えます。「恒星」とか「青い空」とか「まっすぐな木」だとか。もちろん、ただの比喩です。
でも、この「嘘」は愁子さんの「人間」の部分。
強すぎる引力を持った「恒星」のような愁子さんの、「存在と切り離せないどうしようもない性質」の部分と、それに対抗する「人間」の部分。近づき過ぎたら焼け焦げてしまうよ?と言っているようにも思えます。
愁子さんは本当は「嘘がうまい」のに、「5億人の彼氏」の話になると自分から振っておきながら変に歯切れが悪く聞こえるのは、愁子さん自身に「優しさ」を「茨」に変えなければいけない葛藤があるのかもしれません。
なんか、寂しい締め括りのようにも読めますが、これは一応「愁子さんの魅力の核心の一端」として書いています。
この「配信記録」という記事のシリーズは、何か別の記事を書く時のための下調べメモの側面が強いので、愁子さんを知らずにこの記事に辿り着いた方がいらっしゃったらさすがに「何の話?」となると思います。
もし、そうなってしまったら、とりあえず以下の動画を見て下さい。
愁子さんが札幌を旅された最新の「vlog」です。
個人的にかなりお気に入りの動画ですのでまずはこちらを見てから愁子さんってこんな人なんだなって思って下さい。
どんな形でもいいです。愁子さんとの新しい出会いになれば。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
