NISAを始めるまでに、わが家が1年かかった理由
40代会社員の「てつ」です。
このnoteでは、本業・子育て・地域活動・コミュニティ活動・家計管理などの実体験をもとに、「人生の経営戦略」をテーマに発信しています。
軸にしているのは、限られた時間をどこに使い、人的資本・社会資本・金融資本にどう変えていくかという視点です。
このnote全体のテーマや、これまでの記事の全体像は、以下の記事にまとめています。
また、私がnoteを始めた背景については、最初の記事に書いています。
本日は「金融資本」に直結するお金の話です。
ずっと始めたかったNISA
少し前から、ずっとNISAを始めたいと思っていました。
周りでもNISAを始めている人は増えていましたし、SNSを見ても「新NISA」「オルカン」「長期投資」みたいな言葉をよく見かけるようになっていました。
だから自分の中でも、いつか始めないとな、という感覚はありました。
ただ、わが家はなかなか始められませんでした。
理由はいくつかあります。
わが家では妻が家計を管理していて、自分は総資産をきちんと把握できていなかった
家族全体で毎月いくら使っているのか、分かっていなかった
妻の中に「投資=ギャンブル」という感覚があった
妻の職場の同僚がFXで失敗している姿を見ていた
このような理由があり、投資に対して後ろ向きな姿勢でした。
自分としては、デイトレーダーを目指したいわけではありません。
NISAのような制度を使って、インデックスファンドに積み立てて、あとは20年くらい放置する。
それくらいの感覚でした。
でも、家計の全体像が見えていない状態で、いきなり「投資を始めよう」と言っても、それは相手からすると不安に見えるのだと思います。
投資の前に足りなかったもの
今振り返ると、NISAを始められなかった理由は、投資の知識不足ではありませんでした。
家計が見えていなかったこと。
夫婦でお金の認識が揃っていなかったこと。
そして、未来に向けた話し合いの土台ができていなかったこと。
そこが本当の原因だったように思います。
なので、わが家が最初にやったのは、投資ではありません。
家計管理でした。
マネーフォワードに銀行口座、クレジットカード、ポイントカードを連携しました。
できるだけ現金を使わず、キャッシュレスで支出を追えるようにしました。
ただ、始めてみると想像以上に大変でした。
費目の振り分けだけでも、だいたい3か月くらいかかりました。
見える化して初めて分かった支出
しかも、見える化して初めて分かったことがたくさんありました。
特に苦労したのは、特別費の管理です。
固定資産税は定期的に来る。
水道代は2か月に1回。
子どもの習いごとの年会費が発生する。
学校では、水泳用具や書道セットなど、細かな出費が頻繁に発生する。
さらに来年には車検もある。
毎月の生活費だけ見ていると分からないお金が、後から後から出てきました。
今思うと信じられない話ですが、家計管理をする前は月々の支出が20万円もブレることもありました。
「今月はなんか多いな」と思っても、その理由がはっきり分からない。
でも見える化していくと、ようやく分かってきました。
自分たちが何にお金を使っているのか。
どの時期にどんな支出が発生するのか。
どこにゆるみがあるのか。
わが家の場合、食費と日用品の支出がかなり大きかったです。
共働きということもあり、夕食の負担を減らすためにミールキットを使っていました。
子どもの保育園帰りに機嫌取りのためにコンビニでお菓子を毎日買ってました。
嗜好品の出費もそれなりにありました。
日用品と食費を合わせると、月に25万円くらい使っていた時期もありました。
もちろん、すべてが無駄だったわけではありません。
共働きで毎日を回していくために、必要な支出もありました。
ただ、それが見えていなかった。
ここが大きかったです。
お金の不安は、見えていないから怖い
お金の不安は、足りないから怖いのではない。見えていないから怖い。
家計を見える化してから、不思議と不安の種類が変わりました。
「漠然とした不安」ではなく、「具体的な課題」になっていった感覚があります。
食費が高いなら、買い方を変えてみる
通信費が高いなら、契約を見直してみる
特別費が読めないなら、年間で予算を組んでみる
娯楽費は、我慢するのではなく、月の予算を決めて思いっきり使う
そうやって少しずつ整えていきました。
家計管理というと、どうしても「節約」のイメージがあります。
でも、自分がやってみて感じたのは少し違いました。
家計管理は節約ではなく、「人生の主導権を取り戻すための見える化」でした。
何に使って、何を抑えて、何に備えるのか。
それを自分たちで決められるようになることに、意味があったのだと思います。
我慢ではなく、納得して使えるようになった
1年ほど家計管理を続けると、マネーフォワードにデータが溜まってきました。
どの時期にどんな出費があるのか。
毎月どれくらいで暮らせるのか。
どの範囲なら無理なく楽しめるのか。
少しずつ見えてきました。
今では、コンスタントに基本収入の8割くらいで生活できるようになってきました。
娯楽費も予算を決めています。
月に1度は外食とレジャーにしっかり使う。
月末に余りそうなら、ご褒美として外食を増やすこともあります。
以前なら、妻の唐突な出費に少しモヤっとしていたかもしれません。
でも今は、予算の範囲内であれば全く気にならなくなりました。
これは、自分にとって大きな変化でした。
お金を使わないことが正解なのではなく、
「消費」と「浪費」と「投資」の違いが明確になった
ことが大事なのだと思います。
お金の流れを見ることは、家族の優先順位を見ることでもある。
ようやく夫婦で未来の話ができた
実はこの考え方は、「家族とは共同経営チーム」という考えにもつながっています。
家計管理を続ける中で、ライフプランについても夫婦で話し合うようになりました。
子どもたちの学費を計算してみました。
中学・高校は公立、大学は私立理系でシミュレーションしました。
いつまでに、いくら必要なのか。
また、老後についても「70歳以降にどんな暮らしをしていたいのか」少しずつ話すようになりました。
そうしてようやく、NISAの話ができるようになりました。
出費を抑えることができた。
毎月の生活が安定してきた。
教育費や老後の話もできるようになった。
投資に対するスタンスも共有できた。
その上で、ようやくNISAが解禁になりました。
自分にとって、この順番には大きな意味がありました。
投資は、家計管理の先にある。
今ならそう感じます。
NISAを始めること自体は、手続きとしてはそこまで難しくないのかもしれません。
でも、家庭として納得して始めるには、数字だけではなく、夫婦の安心感が必要でした。
40代の家計は、人生設計そのものだった
特に40代の子育て世代は、収入がある程度あっても、お金の不安が消えるわけではありません。
住宅ローン、教育費、習い事、車、老後資金。
見ないようにしていても、いつか必ず向き合うタイミングが来ます。
そして、共働き家庭ほど、家計のゆるみは収入の中に隠れやすい。
毎月なんとなく暮らせていることと、人生設計ができていることは別物だと思います。
今回の経験を通じて、自分は家計管理を「お金の話」だけでは見られなくなりました。
これは、金融資本を整える話であり、時間資本を見直す話でもあります。
いつまでに、いくら必要なのか。
何に使い、何を残すのか。
そして、家族でどんな未来を選びたいのか。
それを考えるための土台でした。
遠回りに見えた1年に意味があった
NISAを始めるまでに、わが家は1年かかりました。
最初は遠回りのように感じていました。
でも今は、その遠回りこそ必要だったのだと思っています。
投資より先に、家計を見える化する。
お金より先に、夫婦で未来を話す。
増やすより先に、何を大切にしたいのかを確認する。
家計管理は、単なる節約ではありませんでした。
自分たちの人生を、自分たちで選び直すための準備だったのだと思います。
あなたの家計は、今の暮らしだけでなく、これからの人生の優先順位まで映しているでしょうか。
▼最後に
最後までご覧いただき有難うございます。
もし、この記事を読んで少しでも共感していただけた部分があれば
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