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家族全員の可能性を足したら、人生が少し広がった

40代会社員の「てつ」です。

このnoteでは、本業・子育て・地域活動・コミュニティ活動・家計管理などの実体験をもとに、「人生の経営戦略」をテーマに発信しています。

軸にしているのは、限られた時間をどこに使い、人的資本・社会資本・金融資本にどう変えていくかという視点です。

このnote全体のテーマや、これまでの記事の全体像は、以下の記事にまとめています。

また、私がnoteを始めた背景については、最初の記事に書いています。

今日は私個人の話ではなく、私の家族の話です。


家族は生活共同体ではなく、人生の共同経営チームだった

40代になると、「家族のために頑張る」という言葉の重みが少し変わってくる。

子どもの教育費もかかる。
住宅ローンもある。
老後のことも気になり始める。

だから本業で成果を出そうとするし、副業にも挑戦する人が増えてくる。

自分もそうだった。

家族を幸せにするためには「自分がもっと頑張らなければいけない」
と思っていた。

でも最近、その考え方が少し変わった。

「家族のために頑張る」が少し変わった

きっかけは、GWに家族で行ったキャンプだった。

バンガローに泊まり、ニジマス釣りを体験した。

そこで意外だったのが、妻が釣りに興味を持ったことだ。

これまで新しい趣味を始めるタイプではなかったので少し驚いた。

帰宅後もしばらく、

「近くで釣れる場所あるかな?」

「釣具って何を買えばいいんだろう?」

そんな会話が続いた。

その時、自分はふと思った。

もし妻が釣りを始めたら、自分は魚を捌く機会が増えるかもしれない。

実は10年ほど前、会社のイベントで『魚のさばき方教室』の運営を手伝っていたことがある。

その手伝いもあって、興味本位で自分でも近場の市場でアジやヒラマサを買ってきて、自宅で捌いて刺身にしていた。

すっかり忘れていた経験だった。
でも妻が釣りを始めたことで、その経験が再び意味を持ち始めた。

さらに面白いことに、妻の同僚の知り合いには漁師の方もいるらしい。

いつか一緒に食事をする機会があるかもしれない。

もちろん、実際にそうなるかは分からない。

でも、自分にはなかった選択肢が少し見えた気がした。

家族にも人的資本が存在する

その時に気づいた。

自分は無意識に、
「自分が頑張って家族を幸せにする」
と思っていたのだ。

でも本当にそうだろうか。

仮に仕事が順調だったとしても、妻が病気で苦しんでいたら、それは幸せだと思えない。

子どもが充実した学校生活を送っていても、家族の誰かが深く落ち込んでいたら、やはり幸せとは感じない。

自分にとってのウェルビーイングは、
「私が」幸せになること
ではなく、
「家族全員が前を向いていること」
だった。

そしてもう一つ気づいたことがある。

それは、

家族の幸福は、自分の努力の足し算ではなく、『家族全員の可能性の掛け算』で決まる。

ということだ。

会社では人的資本という言葉をよく使う。
スキル
経験
知識能力

でも人的資本は会社だけに存在するものではない。

家庭にも存在する。

妻の好奇心
子どもの興味
自分の経験

それぞれが別々に存在している時は見えない。
しかし何かのきっかけでつながると、新しい未来が生まれる。

今回の釣りもそうだった。
妻の新しい興味と、自分の過去の経験が結びついた。
すると今まで存在しなかった楽しみ方が見え始めた。

だから最近は、

人的資本は会社だけのものではない。家庭にも存在する。

と思うようになった。

家庭は能力の足し算ではなく、『関係性の掛け算』でできている

さらに考えてみると、これは人的資本だけの話ではない。

社会資本にも近い話だと思う。

妻の同僚と家族ぐるみで仲良くさせてもらっている。
子どもたちもその人のことが大好きだ。
そして、その人は地元の漁師と飲んだことがあるらしい。

もし妻が釣りを続けていけば、そのつながりから新しい出会いが生まれるかもしれない。

もちろん、それが実現する保証はない。

でも人生は意外とそういう『偶然』でできている。

振り返ると、自分が地域活動やコミュニティ活動を始めてから起きた良い変化も、多くは計画通りではなかった。

新しい人に出会う。
会話をする。
そこから別の機会につながる。

その繰り返しだった。

だから最近は、
人生は計画よりも、誰とつながっているかで変わる。
と思うようになった。

家庭も同じなのかもしれない。

自分だけの経験。
自分だけの人脈。
自分だけの好奇心。

それだけで人生を広げようとすると限界がある。
でも家族全員の経験や人脈や好奇心を合わせると、選択肢は大きく広がる。

家族の幸福は掛け算で生まれる

40代会社員になると、

自分の市場価値
自分の収入
自分のキャリア

に目が向きやすい。

人生を良くしようと考える時も、

資格を取る。
転職する。
副業を始める。

そんな方向に意識が向く。

もちろん、それらは大切だ。
自分も今まさに取り組んでいる。

ただ今回の出来事を通じて、
人生を豊かにするのは、自分の成長だけではない

ということにも気づいた。

妻が新しい趣味を見つける。
子どもが新しいことに興味を持つ。
誰かが一歩踏み出す。

その変化が家族全体へ波及することがある。

人生を豊かにするのは収入だけではない。誰かの好奇心である。

そんなことを思った。

自分はこれまで、
「家族を支えること」
を大切にしてきた。

でも最近は、それと同じくらい、
「家族の可能性を広げること」
も大切なのではないかと思っている。

家族とは、一緒に暮らす人ではない。
生活費を分担する組織でもない。

家族とは、未来を共同経営するチームである。

そんなことを、妻の「釣りをやってみたい」の一言から考えさせられた。


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▼最後に

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