美しすぎる街ウィーンでなぜか心が動かない〜オーストリア🇦🇹| 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #22-3
【Day76: ブダペスト→ウィーン】
クロアチアのスプリットから夜行列車でハンガリーブダペストに到着。朝カフェしただけで次の目的地オーストリアのウィーンへ。
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
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##ブダペスト再訪を誓う
クロアチアからの夜行列車がブダペスト東駅に到着したのは朝の9時過ぎ、2ヶ月ぶりのブダペストだ。
2ヶ月前にこの駅に来たのもルーマニアからの夜行列車だった。この壮麗な駅は東欧と中欧各国を結ぶハブのようだ。

前に到着した際に、寝ぼけてたくさんの現金を下ろしてしまったので今もなお結構な額のフォリントを持ち合わせている。
▼2ヶ月前の失敗談
本当はこのお金でハンガリー豪遊したいのだが、残り少ない日程の中で先を急ぐことを優先。
2時間後にはハンガリーを発ってオーストリアに抜けるので、ささやかな贅沢として駅前の美味しそうなパン屋さんでゆっくり朝ごはんを取り、朝からやっていた売店で中甘口のトカイワインを1本購入した。

毎日かなりダイナミックに移動を続け、いろいろなことを諦めている。
結構キツいけれど今回はユーレイルパスをフル活用した乗り鉄旅がテーマなので、その本分を全うすべく優先順位をつけていくしかない、とナゾの使命感をもって自分を納得させているのだった。はぁ、辛い…。
ブダペストはやり残したことがいっぱいなので、必ずまた来よう。

##洗練されまくりのオーストリア鉄道
ウィーン行きの高速列車は当然座席指定が必要と思いきや、窓口の女性は私のチケットを見て、
「空いている席に好きに座っていいわよ!指定席券を持っている人がいたら他に移動して」
と事もなげに言う。
「え、満席だったらどうすれば?やっぱり指定席買っておいたほうが安全なんじゃ??」
と食い下がるも、そんなことにはならないから気にするな、とばかりに肩をすくめてチケットを突き返してくるので、仕方なく無指定で近代的なオシャレ車両に乗り込む。

赤い洗練された車両がカッコいい!
昭和感あふれる寝台列車から一気に時代が進んだかのような近未来的なレイルジェットは座席番号の横に小さなディスプレイがあり、どこからどこまでの座席指定が入っているかそれぞれ情報が表示されている。
ウィーンの先もドイツまで走り続ける列車なので、パッと見では私の乗車区間に予約が入っているかどうか分かりづらくて何だか座るのも恐縮してしまう。
日本人からすると、新幹線の指定席車両の空席に自由席チケットの身で勝手に座っているようなものなので、居心地が悪くて仕方ないのだ。

結構混んでるので困ってしまう
私の心配どおり、車内は結構な割合で座席が埋まっていたのでどこにしようか吟味しながら、最も人が乗って来なそうな端っこの一人掛け席を選び、幸い3時間の道のりをそのままやり過ごせたのだった。
停車駅で人が乗ってくるたびにドキドキしないといけないなんて、こんなことならやっぱり座席指定しておけば良かった。

目が覚めるような景色が続く
##ウィーンは駅近ホテルで
連日の過酷スケジュールのせいか、もう重い荷物を背負って歩きたくないという想いが強くなりすぎて、駅前ホテルを欲するようになってきた。
ウィーンでは駅徒歩2分の滞在型ホテルを選んでいて、駅に着くとホテルに直行、シャワーを浴びて洗濯をして少し昼寝をして…と夜行列車明けの立て直しを図る。
夜行列車も慣れたもので毎回びっくりするほどよく眠れるのだが、それでも身体への負荷は小さくないように思える。
##ウィーン中心部に繰り出す
リフレッシュを終えて久しぶりの大都市に繰り出したのは夕方18時過ぎ、それでも緯度があがっているせいかまだ昼間のような明るさだ。
地下鉄に乗って中心部に向かい、地図を見て真っ先に目に入ってきたのが“ウィーン楽友協会”。

ここは毎年ニューイヤーコンサートがテレビ放映されることでも有名な黄金のホールがあって、昔の同僚でクラシック音楽ファンの子が訪れた際の写真を興奮気味に見せてくれたのを覚えていた。
黄金のホールは一見の価値あり!と強くおすすめされていたことを思い出し、内部を見れたりしないものかしら、と近づいてみるとチケット売場で今夜のチケットが普通に売っている。
70€となかなかのお値段ではあるが、せっかくの機会なので見てみようかな、と思い切ってチケットを購入し開演までの2時間ほどをブラブラすることにする。
##自分の変化にショック
さすがウィーン、歴史地区は目に入る建物全てが豪華で厳かな感じがあって美しいなーとは思うのだが、なぜだかカメラを向ける気が起きない。

このあたりは全てスケールが大きすぎるのだ
あれ?なんでなんだろう?
私、こういう街並みに飽きてきちゃったのかな、と自分に驚いてしまう。
建物全てが大きすぎるから写真では撮りきれないという諦めなのだろうか?
整然としすぎてグッとくるものがないからなのだろうか?
自分でもよく分からないまま王宮周辺を歩き回るが、どこを見てもテンションが上がらない。

シュテファン大聖堂もおぉ!とは思うのだけどあまり心が動かないままで、旅も長く続けすぎるのは良くないのかもしれないな、ここらで終えるのはちょうど良いのかもしれない、なんてことを考えながら、そんな自分にショックを受けつつひととおりの観光スポットを漠然と歩き回った。

それはもう大きいし美しい。
それなのに…慣れなのか!?

路地を闊歩する馬車、私のイメージするウィーンだ!
🚊次回、黄金のホールでのクラシックコンサートへ。想像を超えた展開にショックが続く。
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です。全編はこちら↓
