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夜行弾丸ポルトはトラブル続き〜 ポルトガル🇵🇹 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #15-3

【Day51: サラマンカ→ポルト】
サラマンカを夜中に出発する夜行列車に乗りポルトガルへ。目的はお気に入りの街ポルトのB級グルメ!


🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓

##快適なサラマンカ出発

サラマンカの友人宅でのんびり家飲みし、夜中1時発の夜行列車に間に合うように駅までお見送りしてもらう。
流石に辺りは真っ暗だけど、地元民と一緒なら安心だ。

二日間、最高のホスピタリティでもてなしてくれた彼女にお礼を告げ、ひとり深夜のホームに向かう。

サラマンカは美しい街でした

##弾丸行程でポルトガルへ

ポルトガルはこの旅の3年前にリスボン周辺とポルトを旅したばかりだったので、残り日数が少ない中で訪問を諦めようかと思っていたが、サラマンカから夜行列車があると分かったので、ほんのちょっとだけ行ってみることに決めた。

目的は、前回訪問した際にものすごく気に入ってしまったポルトガル第二の都市ポルトをもう一度歩きたいこと。
あとは、これまためちゃくちゃ気に入ってしまったポルト名物のハイカロリーB級グルメ“フランセジーニャ”を食べること、以上。

2015年のポルト旅で食したフランセジーニャ
チーズたっぷり肉肉しいやんちゃ飯

これだけをパパッと済ませて1泊もすることなく、またもや夜行列車でスペインに戻ってくるという作戦だ。夜行列車2連チャンなんてしんどくて仕方ないけれど、時間節約を考えると致し方ない。

サラマンカからの夜行列車は5時間ほどでポルトガルのコインブラに到着するため、寝台を取るのは勿体なくて普通座席の指定席を取ったのだが、マドリードあたりから出発しているであろう列車に深夜1時に乗り込むと、すでに車内は暗くそこそこ乗客が居て、2列シートの片方はほぼ埋まっているという感じ。
2列シートで身体を横にして丸まりながら寝ている人が見えたので、私も真似して上着を被り丸まって眠りにつく。

##真夜中の災難

お酒が入っていたこともありすぐに眠りについたのだがそこから2-3時間経った頃、突然の怒号に驚いて目を覚ます。
どうやら国境駅に停車しているようだ。
スペインとポルトガル間なんてノーチェックのはずなのに何なのよ…と顔をあげると、数人の警察官とでっかいシェパード犬がどやどやと入ってきて、犬が一人一人をクンクンし出す。
何か犯罪でもあったのだろうか?という物々しさで、荷物も身体もクンクンチェックされていく。

私も荷物を網棚から降ろして待っていると、犬が来るのと同時に懐中電灯で顔を照らされる。
何だか容疑者扱いされているみたいで気分が悪い。
一通りパスポートチェックなどを終えるとさらに戻ってきた警察官が、同じ車両の数人に荷物を開けるよう命じていて、大荷物の数人が通路や座席で荷物を広げさせられているのが見える。
そこまでしなくても、という厳しさで全てを開けさせられているのが、移民ぽい顔つきの男性らだったりするので、何だか悲しく複雑な気持ちになる一方で、私の緻密なパッキング術でぎゅうぎゅうに詰め込んであるバックパックを開けろと言われたらどうしよう、とビクビクしてしまった。

ひととおり検査を終えると何事も無かったかのように警官と犬は去って行ったが、そんな騒ぎで目が覚めてしまったのでなかなか眠りにつけないまま、列車は終点のコインブラに到着した。

暗い中で乗って降りたのでどんな列車か不明。
こちらは2015年、ポルト→リスボン間の特急

##思っていたのと違う終着駅

まだ始発に近い薄暗い駅からポルトへ向けて出発した列車は誰も乗っておらず、冷房が効きすぎていて寒くて仕方ない。

誰もいないのである意味恐怖。
変な人が来ないことを祈る!

在来線の堅いプラスチックの3列シートにホームレスのように横になって目をつむっていると、しばらくして列車は終点のポルトに到着。

が、駅に降り立って困惑してしまう。
ここは、私が知ってるポルトの駅じゃない!

今にも雨が降り出しそうな曇り空

前回の旅でポルト・リスボン間を列車移動しているので素敵な趣のある駅をよく覚えていたし、何ならあの駅にもう一度行きたいと思って訪れたくらいだ。

それなのにここは殺風景な小さな駅で、待合室も人がまばらな寂しい駅なのだ。

##最悪の事態発生!

慌てて現在地を調べようとスマホを開くと、一向に電波がつながらない。
当然ポルトガルもローミング対象国のはずなのに、どういうわけかSIMカードを抜き差ししたり電源をON/OFFしたり、考えられることをあれこれやってみても全くつながらないのだ。

終わった...。
西欧に入ってからというもの、洗練された国々に気が緩みっぱなしで事前の下調べはゼロ、どこへ行くにもその場で調べて決めていたのでスマホが使えないとなると、このあとどこへどうやって行ったら良いかも分からない。
しばらく駅のベンチで呆けていたけれど、幸いにもここは来たことがある街なのだ、勘と記憶で何とかするしかない!と思い直して立ち上がり、まずは目的の観光エリアへ行くべく路線図をチェックすることにする。

ポルトガルの近郊列車

##無事に目的の駅に到着

ポルトは大きい街なのでいくつか“ポルト”の名を冠した駅があるが、路線図を眺めると終着駅になっている駅があることが分かったのでそちらへ向かうことにする。

終着駅らしい美しさのポルト•サン•ベント駅

列車は見覚えのある美しいターミナル駅に到着!外へ出るとポルトガル名物のブルーのタイル装飾アズレージョで美しく飾られた圧巻の駅舎が姿を現わした。
これこれ!コレが見たかったのよ、と嬉しくなると共に、ここからなら記憶を頼りに何となく歩き回れる気がする。

前回訪問時の駅写真、歴史ある駅は
世界で最も美しい駅に選ばれたことがあるとか。
機関車のタイル装飾アズレージョ

なんとか見覚えがある場所に到着できたので、Wi-Fiが入るカフェで最低限の下調べをして、まだ朝早いポルトの街を散策開始することにした。

前回のポルトガル旅で覚えたガラオンをオーダー
背の高いグラスに入ったホットカフェラテ

ポルトの街は急な坂道と、坂道にへばり付くように建つカラフルな家々、そして街の中心を貫くドウロ川が美しく、もう一度あの街を歩きたいと思うくらい気に入ったところなので、川まで出てしまえばこっちのもの。
地図を見なくても記憶を頼りにあちこちに行ける。

ここまで来たらもう安心!

前に来た時は友人達とワイワイ飲んだくれながらの観光だったので、今回は前に行かなかったエリアを歩いてみたり、迷路のような路地にあえて入り込んでみたりしてブラブラすることに決めた。

普通の家の壁を彩るアズレージョを見るだけで楽しい
ポルトガルの好きなところはこのアズレージョ!

🚊次回、日帰りポルトは食べて飲んでの繰り返し


📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です。次のお話はこちら↓

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