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知と美が香るサラマンカで嬉しい再会〜 スペイン🇪🇸 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #15-1

【Day49: セビーリャ→サラマンカ】
旅の後半戦はスペイン北部へ一気に移動。サラマンカ在住の友人に会いに向かう。


🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓

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##帰国予定日まであと半分

アンダルシアの旅を終え、私は焦っていた。
すでに5月も終わろうとしていて、予定している旅の期間を半分消化しているのにまだスペインに留まっているのだ。

このあとフランスにも再度立ち寄るし、イタリアでもゆっくりしたいし。

さらにその先、中欧・北欧と未踏の地が待っているというのに結構厳しいスケジュールになっている。

それでもスペインでののんびりした日々が心地良すぎて、取捨選択をしつつも行きたいところではゆっくり過ごす、そんな割り切りが必要かぁ、と考え始めていた。

セビーリャ駅で朝ごはんを食べつつ考える
お気に入りのお決まりセット

##友人に会いにサラマンカへ

北西部の街サラマンカへはマドリッドに一度戻って北へ向かう列車に乗り換える。
マルタで出会った同い年の彼女は、お互い同じくらいの英語力なのでもどかしい会話にはなるものの、その落ち着いた知的な雰囲気が好きで、スペインに行くと連絡した際に
「ぜひウチに泊まりに来て!」
と言ってくれたのがとても嬉しかった。

サラマンカというとスペイン最古の大学がある学生の街というイメージを持っていたが、旧市街は世界遺産にもなっていて歴史ある街並が楽しめるようで期待が高まる。

こげ茶色と石畳
落ち着いた雰囲気が漂う美しい街

##素晴らしい住環境

サラマンカへ行くにはマドリッド北部の駅まで行って乗り換える必要があるため、市内を縦断する市内路線に乗り換え、待ち時間にビール休憩をして特急列車に乗り込む。

幾度となく見たあの子が居る!
となると、飲んじゃうよね

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久しぶりの鉄道での長旅でサラマンカに着いたのはすでに16時を過ぎていた。

仕事を終えた彼女が車で迎えに来てくれていて、まずは自宅に荷物を下ろし、彼女のジョギングコースだという川沿いを歩いて旧市街へ向かう。

年季の入った鉄橋の下を通過

旧市街にほど近いご近所周辺だけで、すでにダークなレンガ造りの建物や石畳が美しい落ち着いたヨーロッパの街並なので、一緒にマルタの旧市街を観光した仲なのに、私の目に映っていたマルタの美しい街への驚きと彼女が見ていたそれとは全く印象が違ったのか!とある意味衝撃を受けてしまった。

こんな素敵な街に住んでいる彼女もバレッタで嬉しそうに写真撮ってたけどなぁ、我々が日本の観光地に行って写真を撮っているようなものか。

デザインマンホール見つけた

旧市街に足を踏み入れる前に彼女のお気に入りというローマ橋へ。

サラマンカはローマ帝国の属領として栄えた歴史ある街らしく、川に架かるこの橋はローマ時代に建設されたものなんだとか。

石造りの橋から旧市街をのぞむ

重厚な石造りの橋はコルドバで見たローマ橋にも似ていて、両者ともいろいろと修復を繰り返しているとは思うけれど、二千年も前の建築がヨーロッパのあちらこちらに残っているというのは、やっぱりローマ時代の技術恐るべしと驚かされる。

##世界遺産サラマンカ旧市街

ローマ橋から旧市街エリアへ。
橋からすでに見えていた立派な大聖堂は、新旧2つの大聖堂が隣り合わせで建てられているそうで、内部でつながるその建物は外から見るだけでも威厳たっぷりだ。

カテドラルの門
この色がまた落ち着いていて美しい
縦にも横にも大きなカテドラル
新カテドラルの彫刻には
宇宙飛行士(左上)とアイスを食べる怪物(右下)


大聖堂も大学の門も、その他の歴史的建造物もスペインに共通する精緻なレリーフで飾られているが、彼女がガイド役として見るべきポイントを説明してくれるのでとても面白く見ることができる。

こちらはサラマンカ大学の門
骸骨に乗ったカエル
これを見つけられたら学業成就するとか!

中でも印象に残ったのが、サラマンカ大学内部にある15世紀に描かれたという星座をモチーフとした天井画で、美しい青に柔らかいタッチの絵が印象的なうえ、私でも知っている12星座をはじめとする星座が描かれているので、ひとつひとつ見入ってしまう。
開かれた場所とは言え、大学の中なので一人ではずかずか入っていけなかっただろうなぁ、と思うと案内があってこそ出会えた光景だった。

星座の天井絵は撮影禁止。こちらは大学中庭。
星座画、綺麗だったなぁ
貝でびっしり装飾された、その名も”貝の家”

##特別なサラマンカを味わう

この時期、サラマンカでは数週間に渡り、大々的に映画のロケを行っているそうで、この日の大聖堂近くでも「あ!撮影やってる!」と彼女が指を指す。

初めて見る場所では、どこがどう撮影中なのかよく分からないけれど、マヨール広場に出てみると機材がいっぱいでよく分かった。

この花壇もセットなんだとか!
他にもライトなど機材がズラリ

1930年代のスペイン内戦をテーマにした映画撮影を行っているらしく、マヨール広場には立派な黒塗りのクラシックカーが数台並んでいて、その周辺に照明や撮影器具が置かれている。広場中央にある立派な椰子の木と花が植えられた花壇も、

「普段はこんなの無くて、セットで作られたものなんだよ」

と教えてくれた。観光客と市民で溢れている中央広場をそんなに改造してしまうとは、映画撮影はお金がかかっているんだなぁと驚かされる。

こちらが撮影されていた映画
残念ながら日本では配給無し

この日は2人で軽くビールで乾杯した後は、英語が得意なお友達ということで同年代の男性がジョインしてバルを2軒はしごする。
彼女がオーダーする見たこともない料理は新鮮で、やっぱりスペインは何を食べても美味しい!と大満足。

豚の血が入ったブラッドソーセージ
見た目怖いけどお米も入っていて深い味わい
どれもこれもワインが進む

さらに、「毎週この日は英会話の集まりに行ってるんだけど、一緒に行ってみる?」

ということで、学生が集まりそうなバーに集ったサラマンカの人々と英会話。
10人は居たかもしれないが、私のテーブルではよくしゃべる女の子が一人でしゃべってて、会話にならない不思議な時間だった。
どこの世界にも独壇場にならないと気が済まない人がいるもんだ。

それでも帰り道の心配もなく夜遊びするのは楽しくて、すっかり夜も更けていく。
最後にサラマンカっ子自慢の広場のライトアップにも連れて行ってくれて、帰宅したのは0時をとうに過ぎていた。

漆黒の闇とマヨール広場のライトアップ
ここはスペインで最も美しい広場と言われているとか
クラシックカーがずらり
スペイン内戦時はフランコ将軍陣営の拠点となった街

##数年ぶりの再会@東京

偶然にもサラマンカについて書くちょうどこのタイミングで、サラマンカの彼女がお友達と5人で日本へやって来ていて、先週、私が東京で彼らをご接待したばかり。
居酒屋で刺盛りと日本酒を紹介しただけだけど。
直前まで彼らの予定が分からなかったこともあるが、彼女が私にしてくれた手厚い歓迎と比べると、もっとアレコレできたのでは、と反省。
それでもまたご縁が繋がる嬉しい再会だった。

🚊次回、サラマンカ郊外ドライブでイベリコ豚の里、美しい村ラ・アルベルカへ


📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です。次のお話はこちら↓

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